鐵道省 万世橋駅発行 御茶ノ水・飯田橋駅間ゆき 片道乗車券

1930(昭和5)年12月に、鐵道省中央本線の万世橋駅(休止駅)で発行された、御茶ノ水・飯田橋駅間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色GJRてつだうしやう地紋のB型矢印式大人・小児用券で発行されています。
当時の鐵道省の近距離乗車券は有効期間が発売日共2日間になっていましたので「通用發(発)行日共2日」となっていますが、途中下車は出来なかったため、「下車前途無效(効)」と表記されています。

発売された万世橋駅は、中央本線の神田駅と御茶ノ水駅間の、かつて交通博物館があった場所にあった駅で、戦時中の1943(昭和18)年に営業休止になっています。現在ではマーチエキュート神田万世橋という商業施設が開業し、今でも残されている旧ホーム上には、ガラスに囲まれた展望カフェデッキがあります。
その後、国鉄時代とJR民営化以後に正式に廃止されたという記録は無いようで、事実上の廃止駅状態の休止駅ということになります。


   

裏面です。券番の他、発行駅の記載があります。

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