JR東海 踊り子105号特急券・グリーン券

JR東海東京駅で発行された、東京から修善寺ゆきの踊り子105号の特急券・グリーン券です。


   


緑色JRC地紋の料金専用特別補充券(料補)で発行されています。


踊り子105号は東京駅から伊豆急線伊豆急下田ゆきの下田編成と伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺ゆきの修善寺編成の2編成が併結されている列車で、在来線特急としては唯一グリーン車が2両連結されておりますが、グリーン車は下田編成のみに組み込まれており、修善寺編成はモノクラス編成となっています。

今回東京から修善寺まで利用するにあたり、そろそろ引退の気配が感じられる185系特急のグリーン車を体験しておきたくグリーン車を選択いたしました。
しかし、修善寺編成にはグリーン車が連結されていないため、グリーン車の利用は下田編成が併結されている東京~熱海間のみとなり、熱海~修善寺間は普通車の利用となります。そのため、乗車区間は東京~修善寺間であれ、マルスシステムへ別々に登録されている2列車から座席を抜く必要があるため、料補での発券となります。


乗車行路は東京~品川間が普通車指定席、品川~熱海間がグリーン席、熱海~修善寺間が再び普通車指定席になります。東京~熱海間をグリーン席としても良いのですが、この区間の営業キロは104.6kmでグリーン料金が2,000円になりますが、東京~品川間の1駅を我慢することで半額の1,000円となるため、節約のためにこのような形になりました。


この券を発券するためには、先ずマルス端末で各区間の座席を抜く必要がありますので、「額なし」指定券にて発券する必要があります。


   


東京から品川間の指定券です。


   


続いて品川~熱海間のグリーン用指定券です。


   


最後に熱海~修善寺間の指定券です。


この券を購入する際、窓口の女性係員に購入のお願いをすると、マルス端末に入力をし、エラーとなったことで通常の発券方法では発券できないことに気づき、「手書きのきっぷになりますので少々お時間戴きますけれども大丈夫ですか?」と聞かれましたので、「大丈夫です」と答えましたところ、窓口の裏の事務所に入り、発券作業をされていました。


品川駅と熱海駅で車両を変わる必要があり、特に熱海駅では渡り通路が無いばかりか何両もの車両を移動しなければならない手間があるのですが、料補にありますように2,370円という料金で利用できる手軽さは、185系特急グリーンを体験するには手頃な料金であると感じます。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )