JR東日本 印発機発行 自由席特急券誤発行券

平成元年にJR東日本管内のある駅で発行された、100kmまでのB自由席特急券です。


   


緑色JRE地紋の印発機券で、一番上にJR東日本発行であることを示す「口東」の符号があります。

現在でも自由席特急券の料金帯はキロ程によって区分されておりますが、初期のマルス券では距離で表示されておりましたものの、現在では区間表示となっており、このようにキロ表示のものは見かけなくなりました。


ところでこの券は100kmまでのB自由席特急券として発行されておりますが、発駅が「口区 東京都区内」となってしまっており、ミス券となってしまっています。「東京」としたかったのでしょうか、キーをまちがえてしまっているようです。

当時の印発機では操作盤の上部には各駅ごとに設定された口座ボタンがあり、首都圏の駅では都区内の特急停車駅からの自由席特急券の口座のほか、発駅名の部分が「___」と空白になって手書きで追記する「記自特」口座がありましたが、当然ながら東京都区内からという自由席特急券の口座は設定されていなかったハズであり、どのような経緯でこのようになってしまったのか不明です。


きちんと「ある駅」の特徴的な入鋏がなされ、「口ち」の検札鋏までが入れられており、幾重の検札があったにも拘わらず、そのまま素通りしてしまっています。

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