アルピコ交通 新島々駅発行東京都区内ゆき乗車券

消費税率改定後の本年5月に新島々駅で発行された、東京都区内ゆきの硬券片道連絡乗車券です。


   


青色BJRてつどうじどうしゃ地紋のA型一般式券で、日本交通印刷にて調製されたものです。


消費税率改定のタイミングでJR東日本のSuica使用エリアが拡大され、それに伴って中央本線は東京から塩尻までが、篠ノ井線も塩尻から松本までがエリア内となりましたため、営業キロが200kmを超える区間であれ、当日限り有効で途中下車不可の新券が設備されています。
そのため、高額券であるにも拘わらず、「発売当日限り有効 下車前途無効」の文言の入ったものとなっています。


   


裏面です。

社名の「(アルピコ交通)」の表記が裏面になり、なぜか運賃箱対応の如く「東京都区内ゆき」と着駅が記載されています。なぜ運賃箱対応となっているのか、いまのところ意味が不明です。

そのかわり、東京都区内ゆき乗車券には必ず記載されていた、「東京都区内各駅(駅名標に“ロ区”と表示されている駅)下車前途無効」のご案内文がなくなっています。
途中下車制度がないのですからその文言は必要なくなったわけで、今までの観念で見ていると、少々物足りなさを感じます。


   


こちらは途中下車可能であった時代の平成17年7月に発行された、同区間の乗車券です。「発売日共3日間有効」と記載され、社名が表面に記載されています。


   


裏面には例のご案内文が記載され、不思議な「運賃箱対策」はありません。


同駅では、今回の消費税改定を機に東京都区内ゆき以外のJR連絡乗車券の常備券は設備廃止してしまったようで、常備の連絡乗車券はこの1種類のみとなってしまい、今後はJR連絡乗車券を発売する場合には補充片道乗車券による発売となるようです。

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