goo blog サービス終了のお知らせ 

飯山駅発行 140円区間ゆき金額式乗車券

昭和61年8月に飯山線飯山駅で発行された、140円区間ゆきの金額式乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用金額式券で、新潟印刷場から移管された民間印刷場にて調製されています。


現在の飯山駅は北陸新幹線開業に伴って300メートルほど長野方に移設され、新幹線が停車する駅に変貌しておりますが、この券を購入した当時の飯山駅は、飯山線のキハ52や58などのローカル列車が発着する小さなローカル駅でした。
しかし、国鉄時代も近隣の駅を管理する直営の管理駅となっており、みどりの窓口や券売機を有する駅でした。

地方の駅には良くあったことですが、券売機が設備されていても窓口に近距離券の硬券口座が設備されており、特に券売機に誘導されることもなく発売してもらえましたが、昭和60年代となれば券売機は一般的なものとなっており、ほとんどの旅客は券売機で購入していたようです。


当時、国鉄合理化による新潟印刷場の閉鎖に伴って、新潟印刷場が所管しておりました新潟・長野・秋田の鉄道管理局管内で使用されていました硬券乗車券類は徐々に民間印刷券に切り替えられており、同じ事象は仙台印刷場が所管しておりました仙台・盛岡の鉄道管理局管内でも見られました。

民間印刷に切り替えられた旧新潟印刷場券は、印版印刷となって凸凹感のない印刷となってすっきりしましたが、様式的には新潟印刷場時代の様式を継承したような様式でした。


   


裏面です。

旧新潟印刷の金額式券同様、裏面にも発駅と金額が印刷されており、当時の国鉄にはまだワンマン列車は存在しておりませんでしたが、現在でいう「料金箱対策」のような券となっています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )