東京モノレール モノレール浜松町駅発行 羽田駅ゆき 片道乗車券

1967(昭和42)年1月に、東京モノレール(初代)モノレール浜松町駅で発行された、羽田駅ゆきの片道乗車券です。


   

若草色TMKとうきょうモノレール自社地紋のB型相互式大人小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。
御紹介の券が発行された当時は、発駅であるモノレール浜松町駅と羽田駅(廃駅)との間には競馬開催時のみ営業される臨時駅であった大井競馬場前駅以外に途中駅はなく、空港連絡鉄道の色が濃い路線でした。そのためでしょうか、赤い飛行機とその軌跡のようなイラストが入れられています。


   

地紋部分を拡大してみました。
この地紋は同線開業時に制定されたもので、現在の同社旅客営業規則においても、第70条の2において、表面に第10号様式による字模様として定められています。


   

裏面です。券番の他、発行駅名および循環番号が印刷されています。


東京モノレールは今から60年前の1964(昭和39)年9月17日にモノレール浜松町駅~羽田駅間が途中駅なし、昭和島信号所・穴守信号所の2カ所の信号所のみで開業し、翌1965(昭和40)年5月に臨時駅の大井競馬場前駅が開業しています。その後、1967(昭和42)年3月に羽田整備場(現・整備場)駅の開業を始めとして、新平和島(現・流通センター)駅、昭和島駅、天王洲アイル駅といった順に途中駅が開設されています。
そして、1993(平成5)年9月に羽田整備場(現・整備場)駅~羽田駅間が廃止され、羽田整備場駅~穴守信号所間の地点で線路切り替えが行われ、羽田駅(2代)、新整備場駅、羽田空港駅が開業し、1998(平成10)年11月に京浜急行電鉄空港線羽田空港駅延伸開業に伴って、羽田駅(2代)は天空橋駅に改称されています。
また、2004(平成16)年12月には、羽田空港駅~羽田空港第2ビル駅間が延伸開通し、同時に羽田空港駅を羽田空港第1ビル駅に改称し、2010(平成22)年10月に新駅建設工事に伴って、天空橋駅~新整備場駅間の経路を一部変更のうえ、羽田空港国際線ビル駅が開業しています。
さらには、2020(令和2)年3月の空港ターミナル名称変更に伴って、羽田空港国際線ビル駅を羽田空港第3ターミナル駅、羽田空港第2ビル駅を羽田空港第2ターミナル駅、羽田空港第1ビル駅を羽田空港第1ターミナル駅に改称し、現在の路線に至っています。

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