京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

行く京の夏

2016-08-20 | 宿日記

16日の五山送り火は、直前に降り出した雨が豪雨となり東山の稜線が完全に隠れ、如意ヶ嶽の大文字は全く見えませんでした。
妙法然り。8時半頃には残り火がちらちらしたようですが、まったく見えなかったというのは記憶がありません。
それでも、宗教行事なので、各保存会の方々は、恐らく足元が最悪な中、濡れになりながらも点火されたのでしょう。
伝統文化を守るというのは本当に大変な事だと思います。
お疲れ様でした。



そして、京の街のあちらこちらで地蔵盆が行われます。
道祖信仰に由来すると言われる地蔵盆の主役は子供たち。辻のお地蔵さんに子供たちの健やかな成長を祈ります。
お供えをし、お菓子を配り、子供と大人の一緒になり数珠を回す数珠繰りを行う町内もあります。(現在は数珠繰りを行う町内は減っているようですが。)
当館の町内でも今日明日と行われています。
町内のお家のガレージをお借りし、奥にお地蔵様を飾り紅白の幕で飾り、横にはお菓子が供えられています。
向かいのマンションの入口にはプールが用意され、ようよう釣りを楽しんでおられました。

暑い中ですが、京の街の欠かせない行事、世話方の皆様、ご苦労様でございます。







ブログ取材班


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