京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都ぶらり

2020-10-29 | 京だより

京都で一番良い季節になりました。
今日の京都ぶらりは当館から歩いて15分から20分くらい。
御所の周辺を散策してみました。
まず目についたのが梨木神社と書かれた大きな鳥居。



約500株の萩が植えられている別名「萩の宮」。
9月中旬から下旬には萩祭が行われるそうです。



また、境内にある井戸は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つにも数えられております。

 

因みに他の二つは梨木神社とは御所を挟んで西側にある「縣井「あがたい)」、五条堀川の「佐女牛井(さめがい)」ですが
縣井は枯れ、佐女牛井は址碑があるだけです。

寺町通を挟んで東側には源氏物語で有名な紫式部邸宅跡、蘆山寺もありますので、回ってみては。

 

これからは夏の暑いころに下見をした紅葉の名所めぐりが楽しみで、モミジや色んな木々の色づきが待ち遠しいです。
まず初めに八坂神社近くの長楽寺に足を運んでみたいと思っています。

ゆっぴー


神明神社

2020-10-28 | 京だより
かなり間があきました。怪奇伝承巡り五回目かな?
神明神社。
四条烏丸から少し外れた路地にひっそりとあります。本当にひっそり。





こちらには以前紹介した源頼政が鵺退治の際使用したとされるやじりが奉納されています。
恐々拝見なかなかの浪漫を感じます。









歩くだけの京都面白いです。
またぽちぽち紹介してゆきたいと思います。



             ネガチョフトポジコフ

里帰り

2020-10-25 | 京だより

日本画家の橋本関雪と言う名を知っていますか?
正直、私もあまり聞いたことがない名でしたが、春頃に銀閣寺のすぐ近くに「白沙山荘」という建物が関雪の邸宅であることを知りました。
この度、約60年ぶりに彼の人物画がこの場所に戻り公開されることになったそうです。

http://www.hakusasonso.jp/exhibition/detail/post-44.html


秋が深まる京都に来られたら、日本画にふれてみるのもどうでしょうか。

当館にも、西陣織のレプリカですが、俵屋宗達、狩野永徳などの絵が飾ってありますのでご覧ください。

松井でした


舞妓さんとのお昼席がありました

2020-10-23 | 京だより

今日は舞妓さんを入れてのお昼席。

ゆったり座席で舞妓遊宴。舞妓さんの踊りとお話、記念撮影。

入館時は検温と手指のアルコール清拭。

舞妓さんがお席でお話する時は口元を透明のうちわで覆って飛沫飛散に気にかけながらのお席となりましたが、

楽しいひと時はお過ごしいただけたのではないでしょうか。

これからもこんなお昼席を演出できればと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ブログ班

 


秋の色と香

2020-10-15 | 京だより

京都へお越しの皆様ありがとうございます。

駐車場の一角にほうき草を見つけました。正式にはコキア。

 

枯れた枝を箒として使ったことに由来するとか。
秋になると紅く染まって紅葉の一角を担います。

そして、同じ時期に街のあちらこちらで甘い香りを漂わせるのが金木犀。



華やかさはありませんが、この香りはさすが三大香木に数えられるだけはあります。
ただこの花、雨が降るとその下が橙色に染まるほど。掃除が大変ですが、落ち葉も同じ。
感謝をこめて箒で履きましょうか。

因みに、三大香木とは、春は沈丁花、夏は梔子。確かに皆いい香りがします。
ん?冬は・・・と知らべると蝋梅を数えて四台香木とも言われるとか。
冬というよりは早春のイメージですが。
いつの間にか10月も半ばを過ぎ、時代祭も、エリアのお祭りもない秋が深まっていきます。

橋本でした


京都の鰻

2020-10-14 | グルメ
京都で鰻といったら、新京極少し入ったところにある「京極かねよ」さんです。
レトロな建物は大正初期からのもので、なかに入ると懐かしい佇まいのお店。






百年継ぎ足し一子相伝のタレは甘すぎずさっぱりしているものの深い旨味とコク。
鰻は江戸流の背開きです。
お米がまたとっても美味しいんですよ。






10月末からの予定でGoToEatも使えるそうです。
2階では落語寄席め開催されるのでお好きな方は是非問い合わせてみて下さい。




アクセス
JR京都駅から市バス5番「河原町三条」徒歩2分
地下鉄東西線「京都市役所前」徒歩5分
京阪本線「三条京阪」徒歩5分

京極かねよ
tel0752212020

にゃんぱじすた

舞妓さんインタビュー

2020-10-12 | 京だより

今日はスタッフが舞妓さんにインタビューをしましました。

習い事の多さには驚きです。京文化、日本文化の承継者と言っていいのではないでしょうか。

これからも頑張って京文化を守り伝えてください。

 

スタッフ一同


大徳寺塔頭秋の特別公開

2020-10-05 | 京だより

大徳寺は北区にある臨済宗大徳寺派の大本山。室町時代の応仁の乱で荒廃したがとんちで有名な一休和尚が再興。
大徳寺には二つの別院と22の塔頭があり、戦国大名や茶人などに所縁の塔頭が多くあります。



常時拝観可能な塔頭は、龍源院、大仙院、瑞峯院、高桐院ですが、新型コロナウィルス感染予防のため当分拝観停止。
通常は非公開の塔頭が秋の特別公開で拝観できる塔頭があります。
黄梅院
10月3日~12月6日 拝観料800円
織田信長、豊臣秀吉、千利休に所縁が深い



興臨院
10月3日~12月15日 拝観料600円
加賀前田家の菩提寺。
中根金作により修復された枯山水庭園
黄梅院と興臨院の共通拝観券は1200円で同日でなくても使用可能です。




総見院
10月10日~12月5日 拝観料600円
織田信長の菩提寺



真珠庵
前期10月14日まで
後期10月24日~11月23日 拝観料2000円
原則予約制ですが、先着で当日券もあります。
一休宗純禅師開祖の名刹。
現在最古の百鬼夜行絵巻(伝土佐光信筆)公開中。


これらの中から今日は黄梅院へ。
当時28歳の信長が初めて上洛した際に父、信秀の追善供養のために建てた小庵「黄梅庵」が始まり。
後秀吉が増築し「黄梅院」とする。
見所は苔とモミジが美しい千利休作庭の「真中庭」、禅宗寺院最古の庫裏、武野紹鷗好みの茶室「作夢軒」など。
拝観料が少し高い気もしますがとても禅宗特有の趣があります。
黄梅院の御朱印はご住職在院の時は直筆でその人に合わせて書いていただけます。(1000円)



朱印ファンの方には凄い人気とか。

当館から大徳寺へは、市バス205号系統「大徳寺前」下車すぐです。
紅葉シーズンには大徳寺の塔頭巡りをおすすめします。

京都好き男 細木


中秋の名月

2020-10-03 | 京だより

お久しぶりでございます。
京都へお越しの皆さまありがとうございます。
10月1日は中秋の名月。
山際から上る月、秋の実りを照らすように上る月を愛でる事ができました。

 



GoToトラベル地域共通クーポンの発行も始まりました。
当館ででもご利用頂けます。
感染対策を万全に皆様のお越しをお持ち申し上げております。

橋本でした。