京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都市電が走っていた街 ~昭和52年と現在の東福寺~

2022-06-17 | 京だより

市電が走っているところは、市内で最も長い橋、延長418メートルの九条跨線橋です。

京都の人はこれを“九条のたかばし”と言います。

東から、本町通、京阪電車、国鉄(JR)奈良線、疏水、師団街道、鴨川の六本の川、道を一気に渡り切ります。

そのせいか、橋上は滑らかではなく波打っています。


                                             昭和52年9月撮影

後は、日本赤十字社京都第一赤十字病院、略して第一日赤ですが、大増築改装工事で様相がすっかり変わりました。


                                             令和4年5月撮影

敬老70きっぷ


深緑の東山三十六峰

2022-06-13 | 京だより

梅雨入り前とは思えない、まるで薫風かおる五月のような気持ちの良い一日。
屋上へ上がってみました。
またまたクレーンが建てられて景観損ねているのが気になります。



なお、通常、屋上へのご案内はしておりせん。

ブログ班


京都御苑に憩いの場新設

2022-06-08 | 京だより

京都市中心部に位置し深い緑につつまれた京都御苑。
東西700m、南北1300mの国民公園で、休憩所がこれまで中立売と富小路の2ヶ所だけでしたが先日新たに3か所が新設開所しました。

「京都御苑情報館」9:00~16:30



中立売御門の近くに建てられた木造平屋建てで中に入ると木の香りがします。
1/500の御苑のジオラマや、近現代の歩みをまとめた壁面展示、
苑内で見られる野鳥、植栽されている樹木などを多言語で紹介する4面のデジタルサイネージが設置され、
自分の好きなスポットをタッチすれば拡大してみる事が出きます。

 

「清和院休憩所」9:30~16:30
清和院御門エリアに設置され、京都迎賓館の参観受付と参観記念品を扱う販売所を設置しています。


「近衛邸跡休憩所」10:00~16:30
御苑北西部の近衛邸跡に設置され、春にはシダレザクラ、秋には紅葉など、四季折々の魅力を感じながらホッと一息つける空間となっています。


 

京菓子店「笹屋伊織」が手掛けるカフェを併設。
どらやき、抹茶パフェなど和のスイーツが楽しめます。

これら三ヵ所の休憩所開所とともに、江戸時代の四親王家のひとつ、「桂宮邸」の跡が公開されるようになりました。

 

案内板が無くて少しわかりにくいですので散策マップを参照してください。



無料で9:00~16:00公開。月曜日が休館です。

御苑の散策は午前中がオススメです。

VIPなどの上洛のため苑内立ち入り禁止となる事もありますのでご注意を。

京都好き男 細木


ヤマトナデシコ七変化

2022-06-04 | 京だより

 

 

  紫陽花や きのふの誠 けふの嘘

 

 正岡子規の詠んだ句は、アジサイの特徴を喩えにしたものです。

 すなわち、色が変化するということです。

 アジサイは土壌の酸度によって色が変わります。

 昨日の青だったものが、次の日に紫になっていることもあります。

 子規の一句は、人の心変わりを、そんなアジサイの特徴に喩えた句です。

 ただし、アジサイのこの特徴には例外があります。

 それは、白いアジサイです。

 白いアジサイは、アジサイの色の元である色素がないため、色の変化がありません。

 ちなみに、アジサイ全般の花言葉が「移り気」ですが、白いアジサイの花言葉は「寛容」だそうです。

 何となくわかるような気がしますね。

 

橋本でした。