京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

日本で初めて!

2011-09-29 | インポート

秋の気配が少しずつ感じられるようになってきましたが、台風の被害はじめ今年は日本列島が、地球がおかしくなってきたのではと感じさせる事が多発しています。
猛暑の中電気予報なるものが今年から始まり、省エネ・節約が世間では当たり前になってきました。
そこで京都でもエコロジーについて小さいことから始めようと色々な取り組みが行われていますが、1つ京都が発信地として行われているユニークなエコをご紹介します。
市内のカフェ等87店舗の協力により「マイカップ」を持参すると”ワンポイント”貯まり地域通貨「KYOTOエコマネー」利用サービスが受けられるようになりました。
目的は、日本では、ペットボトルは1人当たり、年間で約180本消費されていて、みんなでもったいない気持ちを持って、マイボトルで職場やカフェにお家から飲み物を入れて持参、そしてカフェ等で補給してエコな生活習慣を育てて行こうと言う取り組みです。
スタンプを集めれば地下鉄のカードに交換したり、野菜を買うことも出来ちゃいます!
みんなでこのような習慣が根付けば、個人のライフスタイルも少しずつ変わってゆくのではないでしょうか。
不景気とは言え、多くの物にあふれているこの飽食の国を個人々で変えてゆこうではありませんか・・・
                               松井です(^_-)-☆

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http://www.kyotoecomoney.jp/  KYOTOエコマネー 

 (主催: 京都市 環境政策局 循環企画課)


“まつたけ”  和食調理部  上野

2011-09-28 | インポート

Matutake

今秋初めて京都の北里にある京北町周山から三本のまつたけが出荷され三条寺町にある老舗「とり市」の店頭に20000円で売りに出されました。
仕事柄国産や外国産のまつたけを目にしておりますが、ふるさと自慢ではないのですがここのまつたけが最高のように思えます。
何ともいえぬ香は他を寄せ付けずと言う処です、天候に依りますが来月の体育の日前後には数も増えるようにと期待しています。
皆様にも出来る限り香の良いまつたけを召し上がっていただければと考えております。


まゆまろも吉本で人気です!

2011-09-26 | インポート

色々あるのが楽しみですね!(^^)!
Asd

全国吟詠剣詩舞道祭 ~京(みやこ)に集い 吟じ舞う 日本の心とかたち~
全国の吟詠剣詩舞の愛好者が京都会館に一堂に会し、その競演を通じて、京都から吟詠剣詩舞道の素晴らしさを発信することにより、失われつつある日本人の美しい心を見つめ直し、その成果を未来へと引き継いでいきます。
京都の子どもたちから成る「まゆまろ吟詠隊」がオープニングを飾るそうです、メンバーを見ると幼稚園児~高校生  90名(男 32名 女 58名)となっていて、幼稚園児が!とビックリです。
当日は頑張ってくださいね。

平成23年10月30日(日) 10:00~17:00
京都会館 第一ホール 無料(要整理券)

http://www.kyotocity-kokubunsai.jp/project/gineikenshibu/

「二条城お城まつり~AUTUMN FESTA 2011~」

元離宮二条城では,第6回目となる「二条城お城まつり~AUTUMN FESTA 2011~」を10月15日(土曜)から11月23日(水曜・祝)までの40日間にわたり,開催します。
恒例となりました「放鷹術の実演」や「菊花展」のほか,第26回国民文化祭・京都2011「マンガアートフェスティバル」や「二の丸御殿帳台の間特別見学会」等を新たに実施します。また,本年も「清流園特別公開」期間中(10月24日~27日),和装の方は無料でご入城いただけます。

毎回パワーアップして内容も盛りだくさんのお城まつり、抽選で人力車に乗って城内をガイドしてもらえるのは体験してみたいですね。

その他イベントが沢山ありますので是非お越し下さい。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000106027.html

                                      客室 入江


マンザイバンザイ

2011-09-21 | インポート

 二条城の前を流れる堀川は、長いこと川の体を成していなかった。

 大部分が暗渠、つまり道路などの下に隠れてしまっていた。

 開渠部分にしても、コンクリートで固められた水路があるだけであった。

 それが先年、景観として、川の姿を取り戻した。

 さて、開渠部分は、今出川通から始まるが、今出川通から南に300mほど下がったところに一条通がある。

 その名から分かるとおり、平安京の一条大路の名残である。

 この一条通が堀川を渡るところにかかっている橋を、一条戻り橋という。

 その名は、安倍晴明が式神を隠していた場所として、広く知られる。

 この一条戻り橋から北100m、堀川通に面して、晴明神社がある。

 言うまでもない、安倍晴明を祀った神社である。

 晴明の屋敷跡とも言われている。

 この晴明神社で、明日から晴明祭というのが催される。

 

 安倍晴明については、少し前に随分とブームになった。

 そのおかげで、陰陽師という存在が、随分とメジャーになった。

 日本版の魔法使いみたいなイメージを持つ人もいるだろう。

 実際に占いを行ったり、呪術的な儀式を行ったりをしていたらしい。

 ただ、お札が使い魔に変身したりするのは、恐らくフィクションだろう。

 安倍晴明の人物像についても、今に伝わるものは虚実入り乱れすぎている。

 まあ、それだけにいろいろなドラマも作りやすいのだろう。

 安倍晴明ファンも多いようだ。

 興味がある方は、晴明祭へ行ってみてはどうだろうか。

 

 ところで、一条戻り橋の伝説というのは、安倍晴明の専売特許ではない。

 むしろ、その名前がつくことになった伝説は、それよりも前の時代になる。

 三善清行という学者が死んだ際、その葬列がこの一条通に架かる橋を渡ることになった。

 清行には離れた土地で修行をしていた息子がいた。

 その息子が父の死を聞きつけ、京都へと戻ってきた。

 父の葬列に追いついたのが、ちょうどこの橋に差し掛かったときだった。

 息子は棺にとりつき、祈りをささげた。

 すると、なんと、三善清行が生き返ったという。

 とはいっても、一時のことで、その一時に、親子は別れの挨拶をしたという。

 ここから、戻り橋の異名がつけられたわけだ。

 むろん、あくまで伝説である。

 

 ちなみに、京都では、嫁入りが決まった女性などは、この橋を渡ってはいけないという。

 もちろん、戻ってきてはいけないから。

 結婚式の忌み言葉みたいなものである。

 今も律儀に守っている女性がどれだけいるかは分からない。

”あいらんど”


すてないで

2011-09-19 | まち歩き
外を歩いていると、様々なヘンな看板奇妙な張り紙があります。
当館の最寄り駅、京阪電車 『神宮丸太町駅』の近くにこんなものがありました。

なぜ、ゴミ箱にだし汁を捨てるのかこんな街中まで持ってこないといけないものかそして、どうやって調査するのか 謎は深まるばかりです。。。。 

                                          烏龍茶

大きなゴミ箱を買いなさい―幸運とチャンスを呼び込む「捨てる」法則
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テッペンカケタカ

2011-09-19 | インポート

 今日、9月19日は、正岡子規の忌日である。

 正岡子規は明治時代の俳人で、なんてことは、まあ言わずとも、多くの人が知っている。

 国語の教科書に載っていた肖像写真では、誰もがイカツイという印象を受けただろう。

 近頃では司馬遼太郎の『坂の上の雲』がドラマ化されたが、その主人公の一人でもある。

 俳句という文学形態が現代に残っているのは、ひとえに子規のお陰であるといって過言ではない。

 

 子規にとって、京都は馴染み深い土地ではない。

 ただ、彼の若いころ、盟友・夏目漱石とともに、京都を訪れている。

 そのときのことを自身で語った著があるかどうかは知らない。

 ただ、漱石が『京に着ける夕』という随筆の中で、そのことに触れている。

 『京に着ける夕』自体は、漱石の二度目の入洛時の話が主である。

 が、その中で、初めて京都を訪れたときのこと、つまり子規と京都を訪れたときのことが書かれている。

 その中で「ぜいざいは京都で、京都はぜんざいでである」と書いている。

 京都初来訪の際の記憶が、これなのである。

 ちょうちんに赤い文字でぜんざいと書かれているものが、強く印象に残ったのだという。

 なるほど、ぜんざいというのは、実際関西的である。

 江戸っ子はぜんざいなどというものを知らない。

 多分。

 いや、知っているかもしれないが、一般的ではない。

 関西のぜんざいは、江戸っ子にとっては”しるこ”である。

 それをもって「京都はぜんざい」と漱石が言ったのかどうかは、ちょっと分からない。

 まあ、いずれにしても、漱石、大学生のころのことである。

 

 漱石にとって最初の京都来訪と二度目の京都来訪の間には、子規の死があった。

 漱石にとって京都の思い出は、子規とともにあったのかもしれない。

 ちなみに、この漱石と子規の学生旅行だが、泊まったのは今もある某有名旅館である。

 今は高級旅館で、学生の泊まれるようなところではないが、当時はどうだったのか。

 そのほかにも、京都の地名がいろいろと出てくるので、京都に訪れる前に読んでみてはいかがだろうか。

”あいらんど”


安心・安全の宿

2011-09-17 | インポート

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先日恒例の消防訓練が京都市内選抜で一堂に会し行われました。
毎年の事ではありますが京都市内での参加宿泊施設の中でも自慢の自衛消防隊です。
施設の中で避難訓練なども勿論のこと従業員が真剣に取り組んでいます。
暦の上では秋なのに残暑・猛暑の中での訓練本番、日ごろの練習の成果が発揮されます。
お迎えするお客様に万が一の時はどう云う対応が必要か、普通救命の訓練を受けて修了証を持っている係もいます、その時は来ないほうが良いのは当たりまえで、予防や万全の態勢でお迎えをしていますが、災害は何時何処で起こるかわかりません、日ごろからの心構えを育てて行きたいとみんなで頑張っています。

                                          affairs


駅には何かがある!

2011-09-16 | インポート

処暑も過ぎましたがにましに残暑が続きます。
そんな中まだまだ大人にとってはビールが欲しい気分ですネ。
京都市内でもビアガーデンが賑っていますが、中でも観光地の嵐山にある京福電鉄嵐山駅にサッポロビールと共同でビアガーデン「駅ビア」がオープンしています。
おつまみやワンコインメニューなどを中心に提供し、25日までですが今年は節電意識の高まりもあり管理の盛況ぶりだそうです。
この嵐電嵐山駅をはじめ市内の各駅が様々な施設を作る計画があります。
京都駅では四条と烏丸御池駅に続く駅ナカ商業施設「コトチカ京都」を来年秋にオープン予定で、又近鉄が22日にショッピングモールを設け、これまでのお土産以外に総菜や地元から京漬物も店を構える予定だそうです。
京阪丹波橋駅でも商業施設を増床したりと何かと京都市内の駅巡りも面白いものがあると思います。

Img_2140
ちなみに地下鉄の駅の空間を利用した、ちょっと美術館も開催されたり、コンサートもあったり色々考えられているのには感心しますネ。
                                      松井でした( ^^) _旦~~


「くれない」

2011-09-14 | インポート

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待ちに待った食欲の秋、夏の力強い暑さから秋のほっこりとする季節がもうすぐそこまで来ていると思うと待ち遠しくなるのが木々の紅葉ですね。
「紅葉」も読み方を変えて“もみじ”と読むとなんとなく紅葉の代名詞のようで、みんなが見たいと思う場所のイメージがわいてきます。
「黄葉」とか「赤葉」とか古典の世界では書かれていたらしいのですが、秋になると草花や木々が赤や黄色に変わる様を思い浮かべる事が出来ます。
「紅・くれない」「紅・べに」と思い浮かぶのですが京都でベニと言うと舞妓さんの紅や女性の口紅を思い浮かべたりします、
きっと燃えるような赤い色は鮮やかで人を引き付ける魅力があるのかもしれませんよね。
そうそう紅茶と言うのも紅が付きますよね、そして中国四代名作のひとつとも言われる中国清代の長編小説「紅楼夢(こうろうむ)」があります。
12人の美女の物語とも言われ漫画にもなっていますので一度ご覧下さいね。(女性の見方がかわるかも・・・)
食欲の秋からだいぶ外れましたが、紅と言うのは女性と深い因縁がある文字で、美しさを表す一字のような気がしますが、私の勝手な思いですみません・・・。
きぶんも良くなる季節、食べすぎ飲みすぎには気をつけてお過ごしくださいね。

                                         はー子(^^♪


食欲の秋を迎え チョット一言

2011-09-12 | インポート

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「おばんざい」は「お番采」の意
“おばんざい”とはおそうざいの事で皆さんもよくご存知のことでしょう。

晴れの日のお料理ではなく普段の日に食べるおかずのことです。

千年の都であった京都には宮中の有職料理をはじめとして、お寺の精進料理や茶の湯の懐石料理が発達してきて、これが江戸の中期にもなると一般の暮らし向きも豊かになって町人も社寺の講とか、お茶席で色々な物を食べるようになってきました、そしていままで上層階級のものであった料理が次第に庶民にひろまって、今日のおばんざいになったようです。
ちなに京都ではおばんざいの他に“おぞよ”とか“おまわり”という言い方もして、どれもおかずの事です。
京都のおふくろの味ともいうべき日常のおかずなのです。

おばんざいにもルールがあるのをご存知でしょうか、何日には何を食べるというように日によって食べるメニューがちゃんと決まっているようです。
たとえば1日と15日は小豆ご飯、ニシンコンブ、いもぼう(里芋と棒鱈の煮しめ)8の付く日はアラメ(長ひじきの煮物)月末にはおからと言った具合です。
おばんざいはどれもつつましいメニューでありますが、日によって食べるメニューが決まっているのは、食事に関する美徳を良しとせず、食材を無駄なく使いながら、バランスの良い食事をしようと言う京都人の知恵と工夫が詰まったシステムなんですネ。

皆さんも食欲の秋を迎えるに当たり、偏らずバランスの良い食生活を心掛けましょう

忘れてはならない食材には旬の京野菜ですよネ。

                            修