ここ京都の中心部を歩くと必ず目にする、伝統的京建築の京町家において保全などを目的として、近年いろいろな取り組みが行われている。
町家にオランダ人芸術家が滞在して創作活動をする「京町家アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」が昨秋初めて行われ1~3ケ月滞在し、大学生と一緒に地域を巡ったり染色を体験したりし、他の時間は創作活動に励み、オランダに帰っても京文化が違う形で花咲く事も期待されます。
家によっては風呂がないところもありましたが、銭湯で地域住民との交流も生まれたそうです。
又、京都まちづくりセンターでは、外国人を対象に、街歩きツアーを始め観光ガイドにはない生活感のある体験が出来るコースを設けました。
清水焼の登り窯を見学し、芸舞妓が行き交う宮川町を訪ねる等の散策や、実際に居住している京町家で、日本茶とお茶菓子を味わう体験も出来るそうで、費用2800円、定員15名、第二、第四水曜日に実施されます。
日本人のみならず、多くの外国人の手によって、京町家を末永く守ってゆきたいと思います。
松井です (*^_^*)
今年は春一番観測されず、まだまだ寒い日が続いていますが体調の方はいかがでしょうか?
先日立ち寄った植物園では、~早春の草花展~が開催されており、チューリップ、パンジー、ビオラ、ストックなど約200品種、1万株の花の競演に感動・やすらぎ・香りをいっぱい頂戴した気分で大満足でした。
京都の街は東と西、北の三方向を囲む山々、路地や路地と路地をつなぐ図子と呼ばれる小道が特徴ですネ、その路地を歩くと姿は見えないけれど、チンチョウゲの香りが漂ってくるのを体験したのは私だけでしょうか。
春が来たと感じますネ(*^_^*)
花をみて美しいのは、花そのものの美しさと同時に花をうたった歌を少しは知っているからでしょうかネ。
花を美しいよ感じるのは当たり前だと思いますが、見る人の環境や生活の有様によっては千差万別かも。
花の横綱格“桜”の登場もいよいよですね、楽しみです。
過日は京の新名所「京都水族館」がオープンし春の観光シーズンいよいよです。
頑張りましょう!!
京都大好き しーちゃん
皆さん、この言葉を聞いて何を連想されるでしょうか。
日本の中心であった京都にいだかれ、古き良き風情をたたえながら、今なお祇園はどっしりと構えていますネ
一歩踏み入れるや過去にタイムスリップしたような錯覚を私たちに与えてくれます。
それは、古風というだけではなく懐かしい新鮮な感動さえ覚えるのは私だけでしょうか。
長い歴史と伝統を背景に今日まで一歩も動かず連綿と続いており、そこには日本屈指の花街でもあります。
ここで生まれ育ったものとして、舞妓、芸妓、お茶屋、そして独特のお座敷文化もそうでしょう。
京都の花街といえば、まず「祇園」でしょう。
規模や風情は、一番ですがほかにも有名な花街がありますよネ。
いわゆる「五花街」です。
祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町、上七軒です、皆さんよくご存じのことでしょう。(一つ補足ながら、島原も花街と呼ばれますが、なぜ島原が五花街に入らないのかといいますと、舞妓さんがいらっしゃらないからとか)さて、京の風物詩の一つに「都をどり」があります。
今年はお水取りが終わってもまだまだ寒い日が続いていましたが、都をどりが始まって初めて春を感じる京都人も多いというほどに定着した伝統行事です。
明治になって生まれた都をどりが太平洋戦争を挟んで中断されますが、昭和25年には再開され、祇園名物として今日まで続けられています。
千年の都を地盤とする京都人の新しいものに対する進取の気質、懐の深さが祇園という町を育てたのでしょう。
写真は花灯路での奉納舞踊のワンカットです。
舞妓さん大好き しーちゃん
先日嵐山方面に散策に行ってきました。
当館から歩いてすぐの河原町丸太町バス停から一路嵐山へ出発(*^^)v
嵐山まで約30分でついたので、びっくり!道がすいていたこともあって、日頃の行いが良いからと納得でした。
さて、まずは野々宮神社から竹の小道を抜けるて、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)までのコースをたどりました。
途中面白いものを発見、パチリ!見て驚きダルマの髭が伸び放題!!
日本一の良縁ヒゲダルマと書いてありました。
見ていると不気味なダルマにも見えるのですが・・・すみません。
すがすがしい嵐山の空気の中大覚寺までの散策コースは約1時間、結構景色が変わって時間がたつのも忘れます。
そして大覚寺のお庭を見学して広沢の池ではカモの歓迎を受けました。
ぶらぶら歩いて嵐山の渡月亭まで戻ってきても、歩数で12000歩位です。
時間では2.5時間くらいで、もっとゆっくり見て回ればと少し後悔しましたが、すいていてどこもかしこもすいすいでした。
帰りは嵐電に乗って、太秦天神川まで、あとは地下鉄で京都市役所前駅まで乗って、当館に帰ってきました。
何とお昼の1時に出たのに、帰ってきたのは4時半、ちょっぴり遠距離散歩でしたが、充実した時間を過ごせました。
ねかはくは花のもとにて春しなむそのきさらきのもちつきのころ
世にも有名な西行の和歌。
原文で書くとこうなる。
濁点がないので、読みづらい。
「もちつき」は「望月」で、満月のことだが、「餅つき」と読みそうになる。
まあ、どうでも良いこと。
「きさらき」は「きさらぎ」で、如月=2月のことである。
ところで、今年の大河ドラマ「平清盛」では、西行が結構大きな扱いを受けている。
らしい。
じつは見ていないから良くは知らない。
つい先日の放送で、佐藤義清が出家して西行となったとかなんとか。
新聞のテレビ欄で読んだような。
実際、西行が平清盛とかかわりが大きかったという話はあまり聞かない。
その辺りはフィクションということだろう。
さて、実際に西行は2月16日に亡くなったとされる。
自分の詠んだ歌の通りに死を迎えたわけである。
西行の亡くなった1190年の旧暦2月16日は、現行暦に換算すると3月30日。
満開とはいかないが、桜も咲いていておかしくない頃である。
ここまで出来すぎていると、事実を疑いたくなるのは、ひねくれ者故だろうか。
京都市の南西の果て、大原野と呼ばれる辺りに、勝持寺という寺院がある。
ここが西行所縁の地といわれ、西行桜なる桜の木がある。
史実であるのかどうか、定かではないが、確かなのは、ここが桜の名所であることである。
是非訪れてみて欲しい寺院であるが、京都中心部から遠いのが玉に瑕。
京都駅からだとJR東海道本線で2駅、桂川駅からバスかタクシーで行くことになる。
阪急の洛西口駅からも同様である。
それぞれの駅から歩いていけなくもないが、かなり遠い。
しかし、桜が満開の頃なら、行ってみる価値は十分にある。
ちかくには大原野神社や正法寺といった寺社もあり、桜の見所でもある。
大原野神社には千眼桜といわれる木があり、三日で散ってしまうという珍しい桜である。
写真はどれも数年前のものなので、現況は不明なので、あしからず。
ちょっとひねった観桜紀行をお考えならば、訪れてはいかがだろうか。
”あいらんど”