京都には数多くの社寺仏閣がありそれぞれに伝説や言い伝え、信仰が多種多様にあり、自分の本当の心の中にある仏様や神様と関係なしにパワースポットや人気のある場所に出向き手を合わせて祈っておられるのが現代のお参りになっていますよね。
特に観光寺院が増えて何気なしに手を合わしてしまう方も多いのではないのでしょうか。
別にそれが悪いわけではないと思いますが、お参りすると御利益がある、と言われる場所にはある意味パワースポット的な存在感があるように思えます。
なんだか、かたぐるしい話はやめて、「ほっとするお寺や和めるお寺や神社」を訪ねてみて心身リフレッシュして自分を再発見して下さい。
まずは高台寺 圓徳院です
豊臣秀吉の妻、北政所(ねね)は、1603年、秀頼と千姫の婚儀を見届けたあと、髪を剃って仏門に入り秀吉との思い出の詰まった伏見城の化粧御殿とその前庭を高台寺の敷地内に移築されたのが始まりだとか。境内には長谷川等伯筆の墨画で山水図の襖絵(重文)を配した客殿や桃山様式の枯山水庭園を有するほか、複合する文化ゾーン「京・洛市ねね」が設けられ願い事成就で有名な“三面大黒天”も鎮座しています。
正面に大黒天、左右に弁財天と毘沙門天の顔が付いていることから三面大黒とよばれ、秀吉が出世守本尊として信仰したとか。
大黒天は福の神、弁財天は徳の神、毘沙門天は勝利の神で、福・徳・勝利の願いが一度にかなえられると多くの参拝者で賑わっている場所です。
次はおみくじが日本一だとか、清水寺の奥にある地主神社です。
清水寺の境内に立つこのお寺は縁結びの神様として有名で、全国各地からカップルや女の子連れがやってきておみくじを引いています。
特におすすめは「恋占いの石」が有名です。
石が2つおかれていて、片方の石から目をつぶりもう一方の石まで行ければ恋愛成就と言われています。
そして護王神社ですが、ここにははじめ洛西の高雄山神護寺の境内に和気清麻呂公の霊社として祀られていましたが、確かな創建年は伝えられていませんでした。
古くから「護法善神」と呼ばれていたとの事ですが、明治7年(1874)、「護王神社」と改称して別格官幣社に列せられました。
崇敬者により境内に霊猪像(狛いのしし)が奉納され、いのしし神社とも呼ばれ親しまれています。
御利益は色々あって足腰の病気怪我平癒、足腰の健康、ぜんそく封じ、家内安全、商売繁昌、交通安全、厄除・災難除、受験合格、病気平癒、工事安全、旅行安全、良縁、子授け、安産、初宮詣、心願成就、その他
最近では、ウォーキング、マラソンなどされている方や修学旅行生の方など色々な方の参拝が増えているとの事です。
以上ですが、せっかくお越しいただいた京都で、その時にお願い事をかなえて頂くために神頼みも良いかもしれませんね。
お願いすると自分の気持ちにも直になれるし、願い事も叶うような気持ちになってうれしいものですよね、みんなで頑張りましょう・・・???
なにに頑張るかって、自分のためにですよ(^_-)-☆
岡崎神社-京のうさぎ神社-
京都は東天王町 岡崎にある岡崎神社は東天王町ですが、もともと平安京が造られたときに王城鎮護のために都の四方に建立された社の一つで、都の東にあたることから「東天王」と言われています。
境内にはうさぎがあちこちに居ますよ。
絵馬はもちろん引き戸にも絵が書かれていて、おみくじもウサギの中に、あうんの虎の如くあうんのウサギもあります。
さすがにうさぎ神社と言われるだけあって、来年の干支にちなんで初詣は賑わうのでしょうね。
本殿脇の御手水の所には参拝者に大人気の有名な黒御影石のうさぎが置かれています。子授け厄除けうさぎとして、撫でたり、水を掛けたりして拝むと子供を授かったり、安産で済むといわれていますのでぜひお試しあれ。
石長からなら、平安神宮を経由してぶらぶら歩いて約30分ですか、お正月の天気の良い暖かな日に、そのまま南禅寺まで行っても1時間ぐらいの散策コースですよ。
よみがな |
おかざきじんじゃ |
建立年 |
794年(延暦13年) |
アクセス |
京都駅から京都市営バス5, 100号系統「東天王町」下車 |
駐車場 |
参道脇自家用車5~6台分 無料 |
拝観料 |
無料 |
拝観時間 |
9:00~17:00 |
住所 |
〒606-8332 京都府京都市左京区岡崎東天王町51 |
電話 |
075-711-1963 |
以前講演会で聞いた話がありますが、色のお話です。
企業にイメージの色があり大切な役割を果たしているそうです。
カラーコーディネーターの方の話では色によって感情表現や心理的な操作まで出来るそうです。
京都の色はと言うと・・・
「京都と聞いて、パッとさくら色が思い浮かびました春が待ち遠しいのでしょうかね?」
「京都は少し赤みを帯びたはんなりした紫」
「秋の紅葉の色…紅色とか朱色。また平安神宮などの朱色が印象的です」
等など観光でお越しの皆様のご意見は色々あります。
わびさびの中では利休鼠 (りきゅうねずみ)と言う色がそれだと言うのですが、なるほどと感じるところもあれば、う~~~とうなる場面も。
こんな風自分の色を探すのと一緒に場所にも色を付けるとしたらと考えると結構面白いかもしれませんよ。
利休鼠 (りきゅうねずみ)
日本の伝統色
R:136 G:142 B:126
H:83 S:11 B:56
L*:58.14 a*:-5.7 b*:7.9
C:4% M:0% Y:11% K:44%
地味で控えめな色彩であることから、侘びた色として侘茶を大成させた利休を連想したそうですが・・・。
ちなみにいしちょうの色は京紫(京紫 きょうむらさき#9d5b8b)と呼ばれる色と金赤(金赤 きんあか#ea5506)になります。
「京都と言えば」 の、言葉の後ろにはどんな言葉を付けますか?
いくつも思い浮かぶ方は京都通かもしれませんね。
京の料理と言えば京懐石なのでしょうか、老舗と呼ばれる料亭が集まる「京料理芽生会」が12月に「京料理展示会」を毎年開催していますがご存知でしたでしょうか。
京の冬の旅のリーフレットにも掲載されていますが、好評のうちに今年の展示は無事に済みましたが、今年は少し違った試みがありました。
私も感銘しましたのでご紹介を致したいと思います。
料理と切っても切れない器を京都の大学で「京都造形美術大学」と言う学校が北白川にありますが、そこの学生に自由な発想で器を創作してもらい、今回の展示会で料理とコラボをと言う企画がありました。
もちろん今年の夏ごろらの打ち合わせで皆さん力作ばかりがこの世に生まれ、料理との相性も程良く、京都を代表する料理家達にも大好評だったそうです。
最近の若い方は日本料理離れが目立つようでもっと目を向けてもらう意味も込めてのコラボだったそうで、確かに料理の味を生かすも殺すも器次第のところもありますよね。
皆様も機会あれば会席をめしあげるときには一度なるほどと思いおこしてみて下さいね。
一之船入、といえば、京都の名所の一つ。
当館から徒歩五分ほどのところで、訪れる人も多いですね。
高瀬川の船運の始終点。
川には清酒の樽を載せた船が係留されており、風情があります。
こと、桜が満開の季節となれば、絵になる光景で、絶好の撮影スポットです。
さて、一之船入があるのだから、二之船入もあるだろう。
そんなことを思いながら、高瀬川沿いを下っていくと、果たしてあります、二之船入。
二之船入もあるなら、ひょっとして三之船入も?
と、またまた南へ下っていけば、ありますあります三之船入。
三条通の少し北あたりです。
さすがにここまでか?いやいやまだまだ?
と、期待半ばに歩いていくと、なんとあります、四之船入。
四之船入が……いや、もういいか。
船入の石碑は、こうして高瀬川沿いを下っていくと、九之船入まで見つけることができます。
ちょうど四条通の少し北のあたりが、九之船入。
三条通と四条通の間の高瀬川沿いは、京都でも屈指の繁華街。
風情とは程遠い景観で、決して「京都らしい」とはいえないところ。
しかし、幕末という時代において、このあたりが京都の中心であったのは事実。
東から陸路で京都へ来るものは三条大橋へ。
西から海路をで京都へ来るものは、大坂、伏見を経て、木屋町へ。
交通の便宜上、三条木屋町周辺は、物と人の集積地だったということです。
たとえば一之船入のすぐ西側には長州藩の屋敷が。
たとえば三之船入のあたりには池田屋が。
五之船入に面しては、海援隊の本部、酢屋があったり。
幕末の偉人達がこのあたりを闊歩していたわけです。
そんな時代のことを思いながら、高瀬川沿いの散策に興じてみてはいかがでしょうか。
”あいらんど”
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師走に入っても暖かい日が続いていましたが、急に気温が下がってきた今日この頃・・・。
京都の街もクリスマスイルミネションに彩られ道行く人も楽しそうです?
今年は1年、不景気のため節約気味だった世の中ですが、年の瀬はぜいたくにお金を使う人が増えているそう・・・。
特に“頑張った自分へのごほうび”を買う女性が多いのが特徴だそうです。
(私も何を買おうかな・・・・・?! (^_-)-☆)
お歳暮を買うために久しぶりに京都駅ビルに行ってきました。
大階段前のBigクリスマスツリーがとてもキレイで沢山の人達が記念撮影をしていましたよ?
(12月25日まで毎日点灯しています!!)
学生時代から遊ぶのは四条エリア付近だった私ですが、最近京都駅界隈の発展ぶりには注目しています。
今年はイオンモールやヨドバシカメラなど大型店がオープンラッシュ・・・
人の流れが確実に変わっています。
外国人(中国人??)観光客がどんどん増えそうですね。
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年末のあわただしさの中皆様お身体御自愛下さいませ。
女将
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① 平等院鳳凰堂
今の時代は国民のほとんどが携帯電話を持つようになりましたがその機能を利用して、堂内にある菩薩像のうち5体を携帯電話にダウンロード出来るサービスを始めました。
境内のミュージアム内にあるQRコードを読み取ると立体画像で見え、しかもわずかに残っていた顔料から再現された仏様が現れるのです。
大変趣がありますよ。
また南門が豊臣秀吉が築城した最初の伏見城の遺構の可能性が研究者の調査で発表され、しかも二流の木であるカシ類だった事も判明し秀吉が木の種類にこだわらなかったそうです。
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② 大徳寺 真珠庵
ここにはあの有名な一休さんの肖像画があり、この絵に穴を開けたアライグマがニュースになりましたが御存じでしたでしょうか。
以前、私がブログに書いた通り外来種の被害がまたしてもこんな思いもよらない所にも広がっているのです。
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③ 高台寺
京都の観光シーズンも最盛期を過ぎ今年高台寺に行かれた方はおられましたか?
ここにある梵鐘は豊臣秀吉の正室ねね様の兄、木下家定が寄進したと伝わっています、そして約400年もの間時を刻んできましたが、老朽化が進み11月に引退しました。
今は新しい梵鐘が吊下がっていますが養生期間が必要らしくしばらくは鐘はつかれないそうです。
でも大晦日の除夜の鐘をつく時からこの梵鐘が素晴らしい響きを私たちに伝えてくれすそうです、年越しのその時に高台寺に行かれるとこの新しい鐘の音が煩悩を払ってくれるのでしょうね。
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④ 北区 明光寺
江戸時代につくられたもので、鴨川から京都御所にひかれていた「御所用水」の水路の跡が今年見つかり、その水路跡に砂利を引きつめて冬至の様子を再現していますのでチャンスがあればぜひ見に行って下さい。
幅約1メートル、深さ90センチあり、1912年に琵琶湖疏水の水を引いた「御所水道」が出来るまで多目的用水として使われていたようです。
水路跡は市内ので一部しか見つかっていないそうです。
昔の人達の知恵が見え隠れする中に歴史が動いているのが興味深いですね。
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師走の行事の一つに”かぼちゃ供養”で有名な矢田寺があります。
地下鉄・京都市役所前駅より南へ徒歩3分 または京阪三条駅より三条通を西へ、寺町通北へすぐ、徒歩6分
と当館からも5分位のところにあり、早く着いたりしたお客様が行ってきましたと良く聞く場所でもあります。
毎年12月23日は無病息災を願って「かぼちゃ供養」が行われます。
「代受苦地蔵」と呼ばれる本尊の地蔵菩薩立像は地獄の火焔の中に身を置かれおり、地獄で罪人を救っている地蔵の姿を彫刻してまつったものと伝えられています、見ているとなるほどと手を合わせてしまうのです。
昔から冬至の日に南京を食べると風邪をひかない、中風やぼけ封じに御利益があると言われて全国から参拝者が来られます。
かぼちゃ供養に参加して縁を頂きましょう。きっとこの冬は無病息災で過ごせますよ・・・。
古代中国で黄色の色が厄除けになると言われていて、南京を食べゆず湯に入って厄払いをするようになったそうです。
年中行事の師走の一つですが神仏への祈りや感謝の儀式であるとともに人々の生活のの営みそのものなのかもしれませんね。
行事の一つ一つに意味があり四季折々の移ろいの中で厳かに行われてきた行事も、人は五感で感じていたのでしょうね。
生活習慣や食文化が変わって暮らしの中に季節を感じる変化が少なくなってきているのが残念です。
自然の恵みに対してつねに感謝の気持ちを忘れず、心豊かに日々を過ごせたら最高でしょうね。
今月22日が冬至にあたります、皆様さむい日が続くと思いますのでどうぞご自愛ください。