京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

バンカラ

2010-05-29 | インポート

Kyodaimain

バンカラという言葉を知っていますか?

外国語の「high collar」ハイカラー = ハイカラをもじって出来た言葉ですが、この言葉からイメージする事の出来る人はおそらく男子学生が学ラン、学帽、高ゲタ姿を思い出すと思います。

昭和の頃の学生のイメージがこの様な姿だと現代の学生の服装も、ずい分と変わったものだと思う。

さて、ここ京都の京都大学で、昔を思わせるツアーを期間限定で始めるそうだ。

大学内や時計台などの案内や学食も食べられるらしい。

教育の町ここ京都ならではの面白そうなツアーです。

5月28日から7月31日までの期間限定で京都に来られた時には一度体験しても面白いかも知れませんね。

Kyodaipoint

京都の大学キャンパスツアー~京都大学編~ 
大人3800円、高校生以下2800150分(90分見学+60分食事交流会)
※支払いは事前振込となります
※ツアー内で使える500円分の食券付き

午前の部:10:3013:00(受付:10:0010:30
午後の部:14: 0016:30(受付:13:3014:00

金曜・土曜・日曜・祝日(月~木曜日の間で希望される方は要電話相談)

075-254-0789(平日:9:3018:30 担当:キタ)

【ポイント1】現役の京大生が詳しく構内を案内。気になる質問に答えてくれる

【ポイント2】オフィシャルのキャンパスツアーでは見られない裏側、裏話まで紹介

【ポイント3】学内の食堂 or レストランで使える500円分の食券付き

ツアーの特典として、ツアー後半の懇親タイムで使える500円の食券、オリジナルのパンフレットをプレゼント。全12Pのパンフレットは、現役の京大生も制作に協力した「生の声」満載の1冊です。

京都の大学はそれぞれ受験生対象のキャンパスツアーを開催しています。
大学受験の本人の参加ももちろん親御さんの参加も増えているそうです。
各大学にお問い合わせ下さいね。

松井でした(^_-)-☆


今だからこそ頑張れる

2010-05-26 | インポート

Kannsyuuzi

山科の観修寺の氷池園、名物スイレン見ごろを迎え

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風呂敷の文化のよさの再発見、包み方あり使い方あり

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鴨川と高野川との並木の数は、五千四百本桜は千百本

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無印が無印でないこのごろに、四千ものの無印があり

世間では普天間問題に合わせ口蹄疫の問題で悲痛な思いでおられる方々が沢山おられる中、「誰でもよかった」などと平気殺傷する者まで出てきている。
世の中本当におかしくなってきていると実感である。

日々努力して収めた税金も何故と思いたくなるような無駄な使い方が仕分け作業で出てくる、そんなやるせないような社会になってしまっている事がまたしても情けなくなる。

そんな中で京都から伝えたい事は少しでも心がほんのりするような話題である。

言葉では表せないような感動が京都にお越しいただく皆様にあることを願ってやまない今日この頃です。
最後になりますが被災や災害被害にあわれ方々には心よりお見舞い申し上げます。


詩 和食調理部仕入担当 上野


たくましさに感動

2010-05-24 | インポート

今日のテーマも花です。

花は花でも野菜の花のお話です。

一昨日ご近所さんを歩いていた時に目に止まったのが、胡瓜の花と西瓜の花、(どちらも黄色い花です)みかんの花と自然薯とこのあたりでは珍しく野生の三つ葉が見つかりました。

それぞれがたくましく、太陽の光を浴びて育っていました。

昨日と今日の大雨でどうなっているのだろうかと少し心配ですが、多分一所懸命にふんばっているのだろうと考えています。

花だけを見ていると胡瓜の花と西瓜の花は同じような花で葉っぱが無ければどちらか区別できないだろうと思いました。

ミカンの花はやはり香りが良くて◎(^u^)

でも白い花が咲いているのを知っている方は少ないのではないかと思いますが、知っているだけに田舎の人間だと言われてしまいそうです。

Hana

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自然薯はヤマノイモ科の仲間で疲労回復、成人病、ガンや糖尿病予防にも効果があると言われますよ。

最近の話し(内緒・・・)自然薯にだけ含まれるディオスゲニンと言う物質が、若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割があるということも分かってきました、と言うことは若返り(美貌と健康)には最高なのかもしれませんね。

野生の三つ葉は、セリ科の多年草で、本州・四国・九州の山地の日陰に広く自生しています。市販されているものはハウス水耕栽培されたものです。野生のミツバは少し硬いけれど、大きく、香りも強いので、私は好きです。私は見つけると時々、摘んで帰り、吸い物や鍋物、丼物の具としています(笑)

Yasai

自然派の生活は健康にも良く、何故だか頑張らないと!!!と、力が出てきますよ。(私だけ思いこみが強いのかもしれませんが)

こんな風に本当に田舎道には普段気がつかないような見つけものが沢山あります、都会で住む方々には考えられない風景かもしれませんね。

今日も一日ガンバです(^_-)-

「橋本でっせ」 (^^)y-.o○


ご存じであろうか?日本の路面電車の発祥がこの京都である事を!(*^^)v

2010-05-22 | インポート

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明治二十八年(1895年)21日、京都・七条ステンションから伏見・油掛に至る6.7キロを、日本初の路面電車が走りました。

それは、世界初の電車がベルリン郊外を走ってから、わずか14年後、世界でも5番目という快挙で、あまり知られていません。 なぜ、日本で最初の電車が京都で走ったのかは、日本で最初の電車は、明治二十三年(1890年)に東京・上野で開催された第3回内国勧業博覧会で、上野公園内に敷かれた60mのレールの上で、アメリカから来た電車を走らせていましたが、上野公園での運転は、あくまで見世物としての運転で実際の営業運転ではありませんでした。

その頃4回博覧会の開催をめぐって、大阪と京都が激しい誘致合戦を繰り広げていたところ、博覧会が開催される明治二十八年が、桓武天皇平安京に遷都してから、ちょうど1100年の年に当たる事から、大々的な記念祭を行う計画が持ち上がり、その目玉として、平安神宮の創建とともに、博覧会の開催も京都が勝ち取ったのです。ですから、京都の市電と平安神宮は時を同じくして生まれたのです。
今ではその面影はほとんど見ませんが市の交通局が旧庁舎の跡地を整備したところ昔の市電のレールを発見。
しかも現在の路面電車使用の物と違い車輪の一部をかませる溝付きのもので、昭和初期のものだったそうです。
今の京都市の中心部は地下鉄が東西南北に延び便利になっていますよ。

*ちょっとインフォメーション

5月29日に地下鉄烏丸御池駅で、先に書いたレールを切断したものの販売やその他のイベントがあります。
マニアにはたまらない催しですよね!

イタリアのローマの地下鉄は工事中に良く古代ローマの遺跡が発見され、なかなか地下鉄網が延びないと言う事です。

市電が保存されています(写真)

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京都・祇園の「石塀小路(いしべこじ)」を訪れると御影石が、京都市電の軌道敷に敷かれていた石なのです。京都市電の廃止後、取り外した石が再利用されました。銀閣寺近くの哲学の道や、西京極競技場のマラソンゲート前などにも敷かれています。

井でした。(^_-)-


季節のうつろいを感じて

2010-05-21 | インポート

さわやかな若葉の薫る十五日、祭の列が市内より出ず。(葵祭り随想)

心地よく新緑揃う賀茂街道、優雅な列が南方に見え。(葵祭り随想)

頭上からつばくろピチピチ泣き声ず、帰ってきたよとあいさつに来る。(燕飛来)

春は無く初夏の気がする五月晴れ、陽のかがやきにまぶしさ覚え。

雨上がり霧棚引いて山水画、みどりの連山淡墨の空

毎日の市場では各地からの食材が届けられ、季節ごとに色々な風景が見られます。
早取りの食材や、旬の食材、名残の食材もめまぐるしく変わり、ふと気がつくとこんなものまで入荷していると、季節外れのようなものかでありますが、四季折々の食材を食することが健康に一番いいのではないでしょうか。
毎朝の様に出かけてはその日の仕入れをして、今日もお越しいただくお客様に満足していただけるだろうかと、少しでも良い物をと心がけています。
各産地の農家の方々の丹精込められて育った野菜がおいしく頂けることを心から感謝したいと思います。

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和食調理仕入担当 上野


お待たせいたしました、掲示板シリーズです。

2010-05-19 | インポート

今日も一枚の紙が深い意味を物語っています。

私も良識があり品格があり、そして常識があるとは自信を持って言えませんが、

なるほどの御言葉が並んでいますよ。

つもり違い十カ条

高いつもりで低いのが教養

低いつもりで高いのが気位

深いつもりで浅いのが知識

浅いつもりで深いのが欲望

厚いつもりで薄いのが人情

薄いつもりで厚いのが面皮

強いつもりで弱いのが根性

弱いつもりで強いのが自我

多いつもりで少ないのが分別

少ないつもりで多いのが無駄

そのつもりでがんばりましょう

Dscn8108

な~~~るほど、う~~~~~ん(;一_)

平凡な毎日が、何でもない毎日がこんな風にたまには見直しても良いかもしれませんね。
(でもすぐに忘れてしまう私です(--)y-゜゜゜   はー子 )


神社の賽銭は国際的になって来ました。

2010-05-17 | インポート

最近では、海外からの観光客による寺社への参拝が増えており、京都府内の神社では外国通貨のお賽銭も増えているそうです。

主に、米国のドルや中国の人民元、欧州のユーロ、韓国のウォンをはじめ、インドのルピーやインドネシアのルピアなど各国の通貨があるそうで平安神宮では年間の一割が外国人観光客が占め最近ではアジア系の方々のお賽銭が増えているとか。

でも少額の硬貨は換金できないために京都府神社庁では各神社の外貨を集めて全額日本ユニセフに寄付してアジア、アフリカをはじめ世界各地で、感染症の予防接種や井戸の設営、教育施設の拡充に役立てているそうです。

なんにしても世界の為に役立っている事には違いないので、良いことだと思います。

ちなみに、私は神社に参拝して時には、お賽銭を入れ鈴を鳴らし、二礼・二拍手・一礼をして帰ってきますが、入れるお賽銭は10円。お正月や特別な時は100円と決めている。

少ないだろうか?多いだろうか?

これを書いていて、ふと、他人様のお賽銭感覚が気になった。

皆さんはお賽銭の金額、どうされていますか?

そして、海外旅行で余ったコイン等があったら、今度お参りに行った時には余分に入れて、一つぐらいお願い事多くても叱られないだろうと都合のいい解釈をしている。 (^^)v

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松井でした。(^_-)-


きれいに掃除は大切です!(^^)!

2010-05-15 | インポート

知恩院

は法然上人ゆかりの寺であり、浄土宗の総本山になっている。

京都では東山の円山公園は有名ですがその北に広大な敷地を有し日本最大の三門に象徴されるように、何をとってもスケールの大きさに驚かされる。

正面の石段を男坂と俗称があり、向かって右側に坂道があるところを女坂と呼んでいますが、皆様は山門をくぐって石段を登り降りされているようです。

京都三門めぐりなるものをご存知ですか?

元和5年(1619)徳川秀忠の建立。(重文)日本の木造桜門中最大の規模を誇り、知恩院の三門は、南禅寺、東福寺とともに京都の「三大三門」と呼ばれています。

南禅寺は紅葉、東福寺も紅葉で有名ですが智恩院はと言うと除夜の鐘が思い浮かび、年越しには欠かせない方も多いのではないでしょうか。

そんな知恩院さんの中心的存在の御影堂が

体操着姿の小学生約240人が元気よく、廊下や階段のぞうきんがけをして奉仕の精神と歴史の重みを肌で感じようと一生懸命に掃除をしたとニュースで聞きました。

京都の歴史と伝統を若い世代に受け継ぎ継承して行く為にはとてもいいことだと感じ本日は書きました。

京都にお越しの時にはこんなエピソードも思いだしながら、京の三門巡りもお楽しみくださいね。

経理課 らいおんさん(*^^)v

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古に巡る

2010-05-14 | インポート

京都市左京区の銀閣寺(慈照寺)で12日、今年3月末に修復工事を終えた国宝の銀閣(観音殿)がお披露目されたました。

 銀閣は室町幕府の将軍、足利義政が延徳元(1489)年に建立。

東山文化の代表的建築物として有名だが、外壁などの老朽化が激しく、平成19年11月から全面大修復を行われていました。

約30年ごとに行うこけら葺(ふ)きの屋根の葺き替えとともに、柱や壁などの入れ替えや、第2層の潮音閣の内部に黒漆塗りを施したほか、耐震補強を行ったそうで、これで地震にも安心できます。

これほどの大修復は大正初期以来で、第1層から建立当時のものとみられる「仏間構え」(仏をまつる部屋)などの痕跡も見つかったそうで、さらに創建当時、上層部の軒周りに帯状の模様や花柄の極彩色が施されていたことが分かり、寺院の外観に極彩色があるのは当時としても珍しいそうで、また、現在の下層部分の間取りも当時と異なっていたと言うことが分かったそうです。

西の金閣寺のきらびやかな姿と異なり銀閣寺は侘びを思わせる姿であだけに創建当時はどんな姿であったことだろうと様々な思いが巡らされて参ります。

和食仕入担当 上野

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辻子(ずし)

2010-05-12 | 日記・エッセイ・コラム

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京都市内には昔からの住宅や商店などが並んでいる細い通り道がありますがこの辻子は図子とも、また路地(ろーじ)との違いもいろいろあります。
京の中でよく知られている辻子は、了頓図子(りょうとんずし)、革堂図子(こうどうずし)だいうすの辻子(ずし)、膏薬図子(こうやくずし)、団栗辻子(どんぐりずし)などあります。

道から道へ通り抜ける事の出来るものや突き当たりになる道があります。

図子(ずし、辻子とも表記)というのはいわば横丁のような生活道路、大路小路の間をつなぐ短い裏道であって、一説では、図子は袋小路の突当りを貫通させ、通路として開放したものとなっています。

路地と異なり、一般人々の通りぬけが認められているのが特徴です。

京都市内に現存している場所が100以上あり、現在もそれぞれの生活空間を形成しているのです。

小さい時には鬼ごっこだったり、近道で幾度となく通り過ぎたりして街の中の生活の一部となっていたのですが、近年段々と少なくなってきています。

市内の町内単位で環境と観光に目を向けて、クーラーの室外機などを木製の箱の中に取り付けたり、石畳みの舗装にしている場所も見受け、京都市内の散策の機会があれば、突然現れる辻子を通ってみたりして実感して下さい。

街の風情を京町家だけでなく、住民が力を合わせて守り続けているこんな風景も楽しんで下さいね。

松井でした。(^_-)-