スーパーマン、久しぶりの続編。「スーパーマンⅡ」後、姿を消していたスーパーマンが、再び地球に戻ってきたところからが今回の物語。宿敵レックス・ルーサーは刑務所から出所し、かつての恋人ロイス・レインは他の男性と家庭を作っちゃってるという設定。
今は亡きマーロン・ブランドも声で出演していて、かつてのファンも喜ばせる内容。あと、なんといっても、ロイス・レインが他の男と結婚してしまっており、しかも子供までいるという、普通の人なら、かなり落ち込む状況から始まるところが、またうまいところ。この人間関係を後のストーリーにうまく絡めてくるので、時間的に長くてちょっと間延びしそうな中盤も飽きずに最後まで楽しむことができた。
以前はちょっと間抜けな悪役をうまくジーン・ハックマンが演じていたレックス役は、今回ケビン・スペイシーへと変わったが、いろんなズラをかぶって楽しそうに演じており、これが、なかなかのはまり役だった。また、それ以上によかったのが、主役のブランドン・ラウスだ。こちらも、クリストファー・リーヴの時のいい雰囲気をまったく壊さずに、いやそれ以上ともいえる爽やかさで演じていた。これからが楽しみな若手俳優です。
また、アクションシーンも現代のCGの技術で、かなりリアルに映像化でき、すごいのひと言。特に前半の飛行機のシーンはスピード感溢れていて、すごい迫力でした。
かつてのファンも、オリジナルの「スーパーマン」を見たことがない世代の人も、どちらもが楽しめる作品に仕上がっているんじゃないでしょうか。
眼鏡モード(笑)も可愛くなったような・・・。