こんばんはKEDちちです。
今日はスポ広。午後は予報通りに冷たい雨となりましたので、その前に終わることができてよかった。
高学年をFコーチが担当し、私は低学年を。今日は動きの中でのプレーをメインテーマに。とんでもないパスがきても、そこがゴール前ならシュートをねらうべし。みたいなのも。
最後のゲームは短めになってしまいましたが、低学年は高学年相手に攻撃色を失わず取り組めていました。高学年の方は充実していました。ボールコントロールがここへきてまた良くなっています。
話は変わって、コロナやら何やらで7名の参戦(プラス助っ人)となった学園カップの動画をアップして頂きました。初戦の学園B戦、前半9分あたりのプレーに夢中です。
ボールをうまく収めた9の様子を見て、11が急に走り出す方向を変えました。9が右サイドに飛び出しそうになったので、もともと右サイドの11が中央ゴール前に目的地を変えたのです。予測したんだろうね。
目的地を変えた瞬間「ん?この距離、間に合うか?」となったのでしょう、11は急加速します。
この時、9はボールコントロールを成功させ、中の方を一度見ますがその瞬間に11は見えていない。少し運んでからもう一度視線を上げ、このとき初めて加速中の11に気づく。そして瞬間、視線がバッチリ合います。
9はラストプレーのイメージを完成させたのでしょう、自信を持って突破していきます。
11は9を見ながら、そして相手GKやゴールも見ながらコースと速度をコントロールしています。飛行機の着陸に似ています。
11が9を信じて全速力で走ったから、9が気づいた。9は一度であきらめず、もう一度ルックアップしたから11を探し出せた。ナイスプレーはここですね。その結果、ゴールが決まるのは当然です。
ちなみに、この役割が逆であったとしたらこのゴールは成立していないかもしれない。11は探す時にチラ見しかしないクセがあるから、後方から走ってくる味方を見つけられなかったかもしれないし、見つけていたとしても、どんなスピードで走っているのかを測定できなかったらば、ゴールには結びつかない。チラ見の限界。
9の場合はずっとプレーヤーを追うクセがあるので、GKに近づき過ぎてしまったかもしれないし、ゴールの位置を見ていないがため、ムダにトラップして追いすがるDFにシュートブロックされていた可能性も否定できない(そういうの、よく見る)
つまり、ルックアップという動作にもいろいろあるという事。たまたま算数の得意な人に算数の問題が出て、国語の得意な人に国語の問題が出たので、満点を取れたんだねということかな。
逆の立場でも満点取れるかどうか。2人にはそこの部分をお願いしたいし、他の選手も自分のルックアップについて、いろいろ研究してほしいし、新しいチャレンジをしてもらいたいですね。