夏の高校野球も始まり、連日熱戦が繰り広げられています。
8月15日の言葉は「花よりも花を咲かせる土になれ」
プロ野球選手で国民栄誉賞を受賞したゴジラこと松井秀喜氏らを育てた、石川星稜高校の名誉監督山下智茂さんの言葉です。
山下監督の指導方針は次のようなものです。
1 一年生では、礼儀を教える。
叱られた時、ふてくされる人は三流、うつむく人は二流
「ありがとうございました」と言える人が一流
2 二年生では、努力の大切さを教える。
黙っていても勉強や素振りをする人が一流
言われてやる人は二流、言われてもやらない人は三流
3 3年生になってからは、周りの人に対する感謝の気持ちを学ばせる。
「日本一の選手になりたければ、心も日本一にならなければならない」
人の指導には能力や技術を身につける事以上に、人間として成長し続けることが大事という考え方、一般の社会でも同様ですし、私たちも「はっと」反省させられます。
その山下監督が自分に言い聞かせてきた座右の銘が
「花よりも花を咲かせる土になれ」
教え子が人間として「人生の花」を咲かせるように、自分はそのための土になる、そんな思いが込められています。
今甲子園を沸かせている高校球児たちもこの貴重な経験を
「人生の花」を咲かせるための糧(かて)にしてほしいですね。
私たちは段々と年を重ねるうちに、職場や家庭、地域社会での役割が変わってきます。
職場で、家庭で、地域社会で、後輩や子供、孫、地域の後進達と、
それぞれの花が元気に咲くように「根を養う土」として「自分の立場で今何ができるか」改めて考えながら、
一日一日を送りたいものです。
今日も充実した一日となりますように、ご神前に祈りを捧げて一日を始めましょう!