12月1日の言葉は「正月事始め」です。
正月三が日の密を避ける為に、12月13日の「正月事始め」の日より来年のお札や縁起物を頒布致します。
「正月事始め」は文字通り「元旦を迎える準備」すなわち「神様をお迎えする準備を始める日」とされています。
正月を迎える前に神様をお迎えする準備を12月13日から始めるわけです。
神様をお祭りするにあたり、まず家庭に神棚をお祀りしましょう。
日本全国の守り神である、伊勢(いせ)の神宮(じんぐう)のお札「天照皇大神宮」と地域の守り神、
氏神(うじがみ)様のお札(当社では「嚴島神社御璽(ぎょじ)」)をまずお祀りし、ほかに崇敬する神社のお札があれば一緒にお祀りします。
そのほかに、玄関には門神(かどのかみ)、台所には水神(みずのかみ)、竈神(かまどのかみ)、トイレには厠神(かわやのかみ)、庭には大地主神(おおとこぬしのかみ)をお祀りします。
そして日々の暮らしの中で感謝の祈りを捧げるとともに、新たに迎える年の幸せをお祈りしましょう。
伊勢神道の教典の中に
「神は垂(た)るるに祈祷をもって先となし 冥(めい)は加うるに正直をもって本(もと)となす」
とあります。
「神の恵みを受けるにはひたすら祈る事が第一で、神の御加護を頂くには我欲を捨て、正直で清らかである事が基本である」
という意味です。
いくつになってもより深い祈りを捧げる事ができるように、より正直でいられるように、
そしてより一層神様の御加護を頂ける様に、お互いに努力して参りましょう。
何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ、やがて大きな花が咲く。
(大きく伸びようとするにはまずしっかりとした根を張る事、即ち基礎となる努力を続ける事が肝心である。)
「マラソン金メダリスト 高橋尚子」
今日も良い一日を!
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