先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

土地を奪われ 選挙の民意反映されず… 先住民フォーラムで親川氏が沖縄の現状報告

2018-04-21 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2018年4月20日 11:28

沖縄の現状を伝える琉球民族独立総合研究学会の親川志奈子さん(左から2人目)=18日、米ニューヨーク
 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】先住民族の権利保護と拡大について話し合う「第17回先住民族問題フォーラム」が16日からニューヨークの国連本部で始まった。琉球民族独立総合研究学会の親川志奈子共同代表が18日、関連イベントに登壇し、沖縄の人々の土地に米軍基地が造られ、新しい基地建設を許さないと選挙で民意を示しても、意思決定に反映されていない現状を伝えた。
 フォーラムは5日間の日程で開催。同学会共同代表の友知政樹沖国大教授や県系人ら6人が参加している。
 「先住民の人権擁護者とアジアにおける土地の権利」をテーマにしたイベントで、うちなーかんぷーを結い、着物で登壇した親川さんはフィリピン、マレーシアの代表らと、先住民族が伝統的に守ってきた土地における持続可能な開発と意思決定に関わる権利について話し合った。歴史的に不正義を押し付けられている共通点を通し、先住民の声を意思決定に反映させることが重要だと確認した。
 親川さんは琉球王国が日本に併合され、沖縄戦を経て米軍基地が造られた歴史を紹介。米兵らによる性犯罪や殺人、米軍機墜落事故などを挙げ、「基地があることで続いてきた問題だ」と指摘。普天間飛行場閉鎖と土地の返還を求めているにもかかわらず、日米両政府が移設先として名護市辺野古に新基地建設を強行することに「先住民の声を無視して進めることが問題だ」と訴えた。
 意見交換を終え、親川さんは「沖縄の問題を矮小(わいしょう)化し、『地方が軍事に口を出すことではない』『アジアの平和と安定のため』とする政府や基地容認派の言い訳に、正当性がないことを共有できた」と語った。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-704359.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【イベント報告】ラグビー女子セブンズNZ代表チームが来日し北九州市内の小学校でタグラグビー教室を開催

2018-04-21 | 先住民族関連

時事通信2018年4月20日
[AIGジャパン・ホールディングス株式会社]
~世界最高峰のスキルとラグビーの楽しさを子どもたちへ伝える~
AIG ジャパン・ホールディングス株式会社(以下、AIGジャパン)は、傘下のAIG損害保険株式会社(以下、AIG損保)と合同で、2018 年4月18日に、北九州市立富野小学校において「女子セブンズニュージーランド代表によるタグラグビー教室」を開催いたしました。
AIGがスポンサーを務める女子セブンズニュージーランド代表チーム(愛称「ブラックファーンセブンズ」)は、2013年セブンズワールドカップで優勝した、世界最強の女子ラグビーチームです。今回、4月21日~22日に北九州市内で開催されるセブンズワールドシリーズのトーナメントに出場するため来日いたしました。
本教室は、“地域の皆様とふれあい、ラグビーの楽しさを子どもたちへ伝えたい”という同チームの想いに、日本でタグラグビー普及を支援するAIGジャパン、AIG損保が協力し実現しました。当日はブラックファーンセブンズの選手3名が参加し、同じくAIGがスポンサーを務める神戸製鋼コベルコスティーラーズより普及担当の今村順一氏をコーチに迎え、北九州市立富野小学校の4年生51名がタグラグビーを経験しました。子どもたちは、ウォームミングアップや練習、ゲームを通じてブラックファーンセブンズの選手から、世界最高峰のスキルとラグビーの楽しさ、ケガ予防のための準備の大切さなどを学んでいました。
参加したタイラ・ネイサンウォン選手は、「私たちはこのような活動を通して、世界中の子どもたちに、チームメイトと一緒におこなうラグビーの楽しさを伝えてきました。今日参加してくれた子どもたちが、ラグビーを本当に楽しんでいるのを見て、とてもうれしく、私も子どもたちと一緒に楽しむことができました。」とコメントしました。
AIGジャパンは、まさかの時だけでなくまさかが起こらないように世界中の知見と最先端のテクノロジーを駆使してお客さまをお守りすることを約束するというAIGグループの事業戦略コンセプト「ACTIVE CARE」のもと、「リスクを未然に防ぐこと」の重要性を広く啓発していくため、自社ならびに協賛先とも連携しながら様々な取り組みを積極的に行っています。
<実施概要>
開 催 日 :2018年4 月18 日(水)
場  所:北九州市立富野小学校
参加選手:ブラックファーンセブンズ(女子セブンズニュージーランド代表)
ミカエラ・ブライド(Michaela Blyde)/ウィング
タイラ・ネイサンウォン(Tyla Nathan-Wong)/ハーフバック
ゲイル・ブロートン(Gayle Broughton)/バックス
参 加 者 :北九州市立富野小学校の4年生51名
内  容:ウォーミングアップ、練習(ステップ、ランパスなど)、ゲーム、記念撮影
■ニュージーランドラグビー協会のスポンサーシップについて
AIGは2012年からニュージーランドラグビー協会(NZR)とスポンサーシップ契約を結んでおります。以来、世界64カ国においてラグビーの普及活動を展開し、東京を含む9都市で国際レベルのラグビーイベントを開催し、世界中の何百万人もの人々にラグビーの魅力を発信してきました。2016年11月の契約更新により、引き続きNZRのメジャーグローバルスポンサーならびにオールブラックスのオフィシャルインシュアランスパートナーとして、今後6年間、オールブラックスをはじめ、オールブラックス・セブンズ(7人制ラグビー代表)男子・女子、マオリ・オールブラックス(ニュージーランド先住民族マオリ族によって構成される代表)、ブラックファーンズ(女子15人制代表)、U20ニュージーランド代表(20歳以下男子15人制代表)をサポートしてまいります。
■AIGグループについて
AIG グループは、世界の保険業界のリーダーであり、80 以上の国や地域でお客さまにサービスを提供しています。1919年に創業し、現在では、損害保険、生命保険、退職給付およびその他の金融サービスを幅広く提供しています。AIGグループの商品・サービスを通じた多岐にわたるサポートは、法人および個人のお客さまの資産を守り、リスクマネジメントおよび確かなリタイヤメント・セキュリティをお届けします。
持株会社 AIG, Inc.はニューヨークおよび東京の証券取引所に上場しています。
日本では、AIG損害保険株式会社、アメリカンホーム医療・損害保険株式会社、 ジェイアイ傷害火災保険株式会社、AIGパートナーズ株式会社、テックマークジャパン株式会社などが事業を展開しています。
企業プレスリリース詳細へ (2018/04/20-14:01)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000033.000020772&g=prt

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理想のライフスタイルを鎌倉で実践する、敏腕編集者

2018-04-21 | 先住民族関連
T-SITEニュース2018年4月20日 (金) 19:07
【colocal】Webマガジン・コロカルの記事 →
【Photo Gallery】記事の写真一覧 →
鎌倉から考えるローカルの未来
長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。 年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。
東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。
その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。
そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。
これからの仕事と暮らしの関係
東京から電車でおよそ1時間の距離にある鎌倉の住民には、都内へ通勤する人たちも少なくない。その中には、山や海に囲まれた自然環境に惹かれ、移住してきた人たちも多く、いまから約4年前に鎌倉に移り住んだ松島倫明さんも、そんな都内通勤組のひとりだ。
NHK出版の編集者として、シリコンバレー発のテックムーブメントや、自然への回帰を志向するライフスタイル、カルチャーの世界的潮流を、翻訳書を通して日本に伝える仕事をしている松島さんは、主に週末を使って、トレイルランやマインドフルネス関連のイベントに関わるなど、鎌倉を拠点にした活動にも精を出している。
デジタルとフィジカルというふたつの軸から、これからの社会やビジネスを見据える深い洞察力で、各界から注目されている敏腕編集者である松島さんは、メディアやSNSなどを通じて、鎌倉での地元活動について発信する機会も多く、そのライフスタイル自体が、松島さんが考える「ウェルビーイング」思想を体現するメッセージにもなっている。
そんな松島さんの暮らし方、働き方には、「サーフィンやトレイルランをしてからオフィスへ出勤」といったよく耳にする鎌倉、湘南暮らしから一歩踏み込んだ、これからの仕事と暮らしの関係性、まちとの関わり方のヒントがあるはずだ。それを探るべく、緑豊かなガーデンに囲まれた松島さんの自宅を訪ねた。
徐々に変わった「職住近接」という考え方
「鎌倉霊園にわが家のお墓があるので、以前から年2回くらいは鎌倉に来ていました。でも、その頃はまだ、鎌倉は引退したら住むような場所としか思っていませんでした(笑)」
そう語る松島さんの自宅は、鎌倉のシンボル・鶴岡八幡宮からほど近い場所にある。イギリス人の奥様とともに暮らすこの家の庭は、さまざまな植物や野菜で彩られている。
松島さんが園芸に親しむようになったのは、NHK出版に入社してまもない頃、『趣味の園芸』のテキスト本の編集を担当したことがきっかけだという。しかし、当時はまだ東京のマンション暮らし。ベランダで草花やハーブを育て、料理に使う程度だったが、鎌倉に引っ越してきてからは、自家栽培の野菜が食卓に並ぶ頻度がかなり高くなったそうだ。
東京生まれ東京育ち、生粋の都会っ子だった松島さん。社会人になってからも、「狭くても職場から近いこと」が、住処の絶対条件だった。そんな職住近接派だった松島さんに変化が訪れたのは、30代半ばを過ぎた頃。
「2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災という出来事を通じて、仕事や暮らしがあっという間に失われてしまう可能性があることを目の当たりにして、だんだんと価値観が変わっていきました」
1冊の本が変えた価値観
もうひとつ、松島さんの鎌倉移住を後押ししたものがある。それは、自ら編集を担当し、2010年に出版された『BORN TO RUN』という1冊の本。メキシコの秘境で暮らす先住民族で、ロングディスタンスを驚異的なスピードで走り続けるタラウマラ族の秘密に迫った物語だ。
「タイトルの通り、そもそも人間は走るために生まれたのだ、ということが書かれた本なのですが、この1冊との出会いによって、価値観が大きく変わりました。それ以来、本来人間が持っていた『野性』をいかにハックして、現代社会の中で十全に発揮できるかというテーマを追求するようになりました」
この本との出会いをきっかけに、トレイルランを始めるようになった松島さんは、週末には東京から電車で1時間かけて、鎌倉の山の中を走るようになる。しかし、徐々に松島さんの欲求は、それだけでは満たされなくなっていった。
「2013年には、現地でタラウマラ族と一緒に走る経験もしたのですが、走るということが、達成感や競争、ダイエットなどの目的のためではなく、暮らしや祭りなどの中に自然な習慣として根づいていることがすばらしいと感じました。そんなライフスタイルに憧れ、自分の生活ももっと自然の近くに移したくなったんです」
そんな思いとともに鎌倉に移住した年に松島さんは、『GO WILD』というもう1冊の書籍を担当する。トレイルランやマインドフルネスを生活の中に取り入れ、人間の野性を取り戻すことを提唱したこの本のメッセージと同様に、鎌倉という場所から、自らの価値観を変えたライフスタイルを実践していく、松島さんの新たな暮らしが始まったのだ。
ライフスタイルや思想を実装する場
やがて松島さんは、鎌倉というまちが元来持っていたコミュニティともゆるやかにつながっていく。その入口となったのが、鎌倉を拠点にするIT企業数社の有志から始まり、ITの知識やツールを武器に、鎌倉を盛り上げたい人たちを支援している地域活性プロジェクト「カマコン」だ。
「これまでにデジタルカルチャーに関わる本も手がけてきた僕は、テクノロジーがどのように社会を変えていくのかというテーマにも関心を持っていました。その中で、IT系のスタートアップ文化から生まれたカマコンには興味があり、知人を通じて参加させてもらったんです」
このカマコンへの参加をきっかけに、2017年に第1回が開催されたマインドフルネス国際フォーラム〈Zen 2.0〉に立ち上げから関わるなど、鎌倉のまちとの関わりはより深いものになっていった。
「僕はこれまで本というメディアを通してコンテンツを発信してきましたが、トレイルランにしても、マインドフルネスにしても、本の中で提示しているライフスタイルや思想というものを、社会に実装するところまで関わりたいという思いがあるんです。
自然の中を走ることも、瞑想することも、自分のマインドに向き合うという点で共通していて、それは自分も含めた現代人に抜け落ちてしまいがちなこと。こうした考え方やライフスタイルを、禅寺も多くある鎌倉というまちから発信することには意味があると思うし、生活に根ざしたかたちで、ボトムアップの広がりが生まれるといいなと」
暮らしそのものがメッセージになる
編集の仕事を通じて出合ったカルチャーが自らの価値観や暮らしを変え、さらには、「マンションの隣人すらよく知らなかった」という東京での生活とは対照的に、まちとのつながりをしっかりと感じられるまでになった。そんな松島さんの現在のライフスタイルは、翻訳書を通じて日本にまだ根づいていない新しい価値観を伝える編集者としての、ひとつの意思表示にもなっている。
「かつてはファッションというものが、その人の思想や生き方を伝えるうえで大きな役割を担っていましたが、いまはそれが生活のスタイルそのものに移ってきている気がします。僕は本をつくることを生業にしていますが、ある価値観を文字だけで頭でっかちに伝えるのではなく、自分から率先して生活をそこに重ね合わせていくことで、伝える情報の強度は倍増していくんじゃないかと思っています」
ある時は生活者として、またある時は編集者として、鎌倉で暮らすことを、ひとつのメッセージとして発信している松島さん。そんな松島さんは、鎌倉というまちが持つポテンシャルについて、このように語ってくれた。
「デジタルからネイチャー関連まで、何かをしようと思い立ったときに、それを実践するところまでコミットできる多様な人たちが集まっているのが、鎌倉というまちのおもしろさ。これからは、社会関係資本に根ざした世界がますます広がっていくはずだし、僕自身そうなっていくべきだと思っていますが、そうした社会を見据えたときに、鎌倉というのは、新しいパラダイムをさまざまなレイヤーで実行に移すことができるアクチュアルなまちなんです」
溶け合う暮らしと仕事のレイヤー
最近松島さんは、トレイルランと自らの仕事であるストーリーテリングをつなげるプロジェクト〈鎌倉Lit.(カマクラリット)〉をスタートした。
「これまで、ウェルビーイングという考え方や価値観を発信していくために、トレイルランとメディテーションを組み合わせたイベントを続けてきましたが、これらが単に心や体にいいだけではなく、日々のクリエイティブな活動にそのままつながることを実感できる場をつくりたいという思いがありました。また、仕事柄、AI時代にLiterature(文学/文芸)がどう変わるのかという問題意識もあり、かつて鎌倉文士たちが活躍していたこの地から、鎌倉の社会関係資本を生かした新しい出版のあり方を、文字通り体も使って模索していきたいと思っています」
編集者としての問題意識を、鎌倉の社会関係資本や、土地の歴史と重ね合わせることから生まれた〈鎌倉Lit.〉。それは、仕事と暮らしのふたつのレイヤーがお互いに影響を与え合う、現在の松島さんの生き方を象徴するものだ。
「編集の仕事というのは、どうしても24時間態勢のようなところがあるし、実際に鎌倉にいても仕事をしています。いまは、暮らしの拠点である鎌倉に自然と仕事が溶け込んでいて、週末のイベントなどは、もはや仕事なのか趣味なのかを問うこと自体が無意味になっていますが(笑)、仕事の中心とは別の場所に、もうひとつのレイヤーがあることには大きな意味を感じています」
東京と鎌倉というふたつの地域を行き来し、仕事と暮らし、そしてまちそのもののアップデートを図る松島さん。培ってきたスキルや思想、ライフスタイルをローカルに還元していく彼の生き方からは、仕事と暮らし、あるいはまちと個人の幸せな関係性が見えてくる。
writer profile
Yuki Harada
原田優輝
はらだ・ゆうき●編集者/ライター。千葉県生まれ、神奈川県育ち。『DAZED&CONFUSED JAPAN』『TOKION』編集部、『PUBLIC-IMAGE.ORG』編集長などを経て、2012年よりインタビューサイト『Qonversations』を運営。2016年には、活動拠点である鎌倉とさまざまな地域をつなぐインターローカル・プロジェクト『◯◯と鎌倉』をスタート。
photographer profile
Ryosuke Kikuchi
菊池良助
きくち・りょうすけ●栃木県出身。写真ひとつぼ展入選後、雑誌『STUDIO VOICE』編集部との縁で、INFASパブリケーションズ社内カメラマンを経てフリーランス。雑誌広告を中心に、ジャンル問わず広範囲で撮影中。鎌倉には20代極貧期に友人の家に転がり込んだのが始まり。フリーランス初期には都内に住んだものの鎌倉シックに陥って出戻り。都内との往来生活も通算8年目に。鎌倉の表現者のコレクティブ「全然禅」のメンバー。
http://d.hatena.ne.jp/rufuto2007/
http://top.tsite.jp/news/lifetrend/o/39533926/?sc_int=tcore_news_recent


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする