先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

スタバの覚悟 卓上四季

2018-04-22 | 先住民族関連
北海道新聞04/21 05:00
米国で黒人男性2人が、注文しないでスターバックスのトイレを使おうとしたところ、従業員から店を出るよう求められた。友人を待つため店内にとどまっていたら、警察官に逮捕されてしまった▼この様子を撮影した動画がネット上に広がり「人種差別だ」との批判が噴出した。不買運動も起きている。米国の黒人差別の歴史は古く根強い。ただその分、差別問題への意識も高いように感じる▼昨年、米プロフットボールの試合の国歌斉唱で、黒人差別に抗議し起立しなかった選手をトランプ大統領が侮辱した。反発は野球をはじめ他の競技にも広がり、選手が国歌斉唱で膝をついたり腕を組んだりして差別反対を訴えたことも記憶に新しい▼日本でも在日コリアンやアイヌ民族に対する差別が後を絶たない。多様なルーツを持つ人が増えているにもかかわらず、差別に無自覚な人が思いの外存在するのが現実か▼スタバは最高経営責任者が差別を認め、謝罪した。さらに8千を超える直営店を半日休業し、17万5千人の従業員に人権教育を行うと発表した。巨額の売り上げと引き換えに―だ。PR的な側面もあろうが、一従業員の「間違い」を組織全体で反省する姿勢は評価できる▼残念ながら差別はなかなか無くならない。ならば問われるのは、こうした事案が起きたとき、どんな対応をとるかだろう。スタバの覚悟から学ぶことは少なくない。2018・4・21
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/182175

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吉田正仁の地平線を追って

2018-04-22 | 先住民族関連
毎日新聞2018年4月21日 地方版

 ナバホ族の自治領へ入ると赤茶けたテーブル状の岩山が見られるようになった。私がイメージしていたアメリカの景色そのものだ。そしてこの地で暮らす先住民ナバホ族は日本人とよく似た外見で親近感がわく。
 ある夜、テントの外に袋が置かれている事に気付いた。そこには水と果物が入っていて、誰かが何も言わず置いていってくれたようだ。その後も連日差し入れをいただき、「乗っていくか?」とドライバーに尋ねられる事が何度もあった。彼らの親切に対して英語でお礼を伝えていたが、ここはナバホ族の地。彼らの言葉でお礼を伝えるのが礼儀ではないかと考え始めた。氷点下のある朝、「ちょっと待って」とパジャマ姿の女性が駆けてきて、水を渡してくれた。その際、ナバホ族の言葉でありがとうは何と言うのか尋ねてみると「アフェフェ」と返ってきた。「アヘヘ?」「違う。アフェフェ」。発音を何度か矯正してもらい、「グッド」とお墨付きをいただく。それ以来、「アフェフェ」を多用したが、英語で感謝の気持ちを伝えるよりも心が通った気がする。
 その後ナバホ族の聖地モニュメントバレーに着いた。日没頃、テント設営場所を探し歩いていたら「うちに泊まりにこい」と男に誘われた。家の場所は「この道をまっすぐ」という大雑把なものだったが、言われた通りに道を直進する。しかし点在する家々は道路から離れており、彼の家を探すのは不可能に思えた。すっかり暗くなり、吹雪きはじめ、私は戻る事を決意した。「たどり着けるわけないだろ」。彼に悪気があったとは思わないが、無駄に時間を費やしてしまった事にいら立つ。しかしこんな状況下でもナバホ族は優しい。わずかな間に5回も「大丈夫か?」と声をかけられ、彼らの優しさを再確認。いら立ちはすぐに消え去った。
 クリスマスイブの夜はテント入り口を開けたまま眠っており、朝起きると喉の痛みと鼻水。素敵なクリスマスプレゼントをいただいた。ひどいクリスマスになるところだったが、夕方、ナバホ族のサンタクロースが現れ「メリークリスマス」と赤い長靴を渡してくれ、その中にはたくさんの食べ物が入っていた。
 ナバホ族の自治領では彼らの優しさに何度も胸を打たれ、「なぜこんなにも優しいのだろう」と自問を繰り返した。彼らの赤い大地を出たばかりだというのにすでに恋しくて、またいつか戻ってきたいと強く思う。クリスマスの孤独なテントの中で「アフェフェ」とつぶやいた。=次回は5月中旬ごろ掲載します
 ■人物略歴 よしだ・まさひと
 1981年、鳥取市生まれ。2009年から徒歩でリヤカーを引き中国・上海をスタートし、ユーラシア、北米、オーストラリアを踏破。県が創設した「栄光のチャレンジャー賞」第1号受賞者。その後もアフリカ大陸、南米大陸を縦断し、16年10月に五大陸約6万3300キロを歩ききった。
https://mainichi.jp/articles/20180421/ddl/k31/070/428000c

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国立アイヌ民博 建設工事開始 来年11月に完成予定-白老・象徴空間

2018-04-22 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/4/21

来年11月の完成を目指し、国立アイヌ民族博物館の工事が始まった
 国が2020年4月、白老町ポロト湖畔に開設する「民族共生象徴空間」で、中核施設となる国立アイヌ民族博物館の建設工事が始まった。アイヌ民族の歴史や文化を紹介する施設で、道内初の国立博物館となる。19年11月の完成を予定している。
 象徴空間は、アイヌ文化復興拠点として、ポロト湖周辺の約10ヘクタールの土地に整備。17年度に用地の造成工事がスタートし、今年度から同博物館の他、工芸家の実演などを行う「工房」、古式舞踊などを披露する「体験交流館」、団体客を受け入れる「体験学習館」など主要施設の建設工事が進められる。
 同博物館は、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上3階建てで、延べ床面積は約8600平方メートル。アイヌ民族の歴史や文化に関する資料を総合的、一体的に展示する。展示室ロビーはガラス張りとなり、ポロト湖を一望できる構造。言葉、伝統の営み、信仰、歴史などテーマ別の資料展示スペースやシアター、最新の調査研究に関する特別展示室などを設ける。
 建設業者が施設の用地に大型重機を投入し、今週から基礎のくい打ちの準備などを進めている。5月いっぱいまで基礎工事を続け、6月から建物の建築に入り、来年11月の完成を目指している。
 象徴空間は、公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市)が運営主体となり、白老事務所で開設に向けた準備を行っている。
https://www.tomamin.co.jp/news/main/13649/

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広報大使に川村ゆきえさん 松阪市、武四郎生誕200年記念

2018-04-22 | アイヌ民族関連
中日新聞 2018年4月21日

 松阪市は二十日、松阪出身の探検家で北海道の名付け親、松浦武四郎が生誕二百年を迎えたことを記念した広報大使に、北海道小樽市出身のタレント川村ゆきえさん(32)を任命した。
 川村さんは二〇〇三年に芸能界デビュー。雑誌モデルで活躍し、NHKの連続テレビ小説「どんど晴れ」などに出演している。短文投稿サイト「ツイッター」では十五万人が発言をフォローしている。
 この日、川村さんは松阪市内の市武四郎記念館を訪ね、三雲北保育園の園児の歓迎を受けた。この後、山本命主任学芸員(42)から武四郎がアイヌ民族と交流し、九千八百の蝦夷地の地名を地図に書き残した功績などについて説明を受けた。
 川村さんは「武四郎は絵も描き、歌も詠んだ。名付け親だけでおさまらない深い人だと思う。大使として全国に発信したい」と話した。任期は来年二月末まで。生誕二百年記念事業への参加も検討中という。
 (作山哲平)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180421/CK2018042102000028.html

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森林管理協、伊豆ネットに国際認証

2018-04-22 | 先住民族関連
伊豆新聞 4/21(土) 13:26配信
 持続可能な森林管理の証しである森林認証を、伊豆半島森林認証ネットワークが取得し20日、伊豆市で伝達式が行われた。同ネットワークは伊豆森林組合、田方森林組合、伊豆市、河津町、静岡県(東部農林事務所、賀茂農林事務所)で構成。今回、国際基準である森林管理協議会(FSC)の森林管理(FM=フォレスト・マネジメント)認証を取得した。
 森林認証は、違法伐採や違法労働などに伴う世界的な森林面積の減少を背景に、適切な管理による持続可能な森林を第三者機関が認証する制度。
 近年の五輪・パラリンピックでは、適正に管理された森林から供給される森林認証材が使用されている。また、森林認証製品が国内大手企業の商品パッケージに採用されるなど、一般消費者に向けた動きも目立っている。
 FSCの認証は(1)合法性(2)労働者の権利(3)先住民族の権利(4)地域社会との関係(5)森林からの便宜(6)環境(7)管理計画(8)モニタリング(9)高い保護価値(10)管理活動―の10の原則と70の基準に基づき審査される。下草の状態やシカ対策、農薬の使用状況なども審査基準に含まれる。
 同ネットワークは、2016年12月に発足。国際基準に基づく森林管理計画を作成し、事前審査を経て昨年11月29日から3日間にわたりFSC森林認証審査員の白石則彦さん(東京大大学院教授)の審査を受けた。適正な森林づくりを進めるため、実務担当者会議や作業員の研修会などにも取り組んでいる。認証森林面積は5団体が管理する1564ヘクタール。
 伝達式では、ネットワークの土屋勝利会長(伊豆森林組合長)が「伊豆の山を適切に管理・整備し、次代へ引き継ぐとともに、災害防止、憩いの場として地域に貢献していくことが大事。みんなで協力し『伊豆の山は素晴らしい』と言われるよう努めていく」とあいさつ。白石さんから登録証の伝達を受けた。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20180421iz3000000005000c.html

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<世界紀行>紛争の地「コソボ」は想定外の発展

2018-04-22 | 先住民族関連
毎日新聞 4/21(土) 9:30配信

 「コソボ」と聞くと日本人には激しい紛争を繰り返した地というイメージがある。いま現状はどうなっているのか。地域エコノミストの藻谷浩介氏が歩いた。【毎日新聞経済プレミア】
 ◇驚くほど栄えていた首都プリシュティナ
 旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国は「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称しながら1990年代初頭に解体した。だがセルビア南部コソボ地域に住むアルバニア人と、彼らが話すアルバニア語は、五つの民族にも四つの言語にもカウントされていなかった。1999年のコソボ紛争を経て、「コソボ」は2008年にセルビアからの独立を宣言したが、今はどうなっているのか? 行ってみなければわからない。
 16時半にマケドニア共和国の首都スコピエを出たミニバスは、狭い2車線道を北上すること30分で、コソボとの国境に差し掛かった。通る人もなかったボスニアからモンテネグロへの国境とは違って、自家用車が列を作っている。バス優先車線もなく、乗客のパスポートチェック含め通過に30分少々の時間を要した。
 そこからしばらく石灰岩質の崖がむき出しになった山地を走ると、コソボ盆地の田園地帯に出た。以降、首都プリシュティナまでの1時間ほどの間に、「予想に反して」というべきなのか、あるいは「薄々予感していた通り」と言うべきなのか、道路整備状況はみるみる良くなり、沿道の家はどんどん新しく立派になっていった。
 19時前に、プリシュティナ市街の南西外れにあるバスターミナルに着く。明朝は6時半発のバスに乗るので、ホテルはターミナルの近隣にとっていた。どんな場末の宿かと思っていたが、とてもおしゃれな建築で、向かいのレストランの芝生の庭では、新興富裕層らしき人たちが派手に音楽をかけて野外パーティーをやっている。想定外の事象に会うのに慣れている筆者も、さすがに驚いてしまった。
 ◇クリントン通りとブッシュ通り
 幸いまだ明るいので、都心がどんな感じなのか探索に出かける。モンテネグロ・ポドゴリツァやスコピエと同様に、プリシュティナにも市電はなく、市内バスの有無すらよくわからない。当時はスマホも持っておらず、見当をつけて歩いていく。
 緩やかに傾斜した大きな街路を北東に上がる。外装に赤茶色のレンガを多用したおしゃれな建物が並び、見るからに貧しかったスコピエとは空気が違う。後々確認したら、ビル・クリントン大通りという名称だった。コソボ紛争時にNATO(北大西洋条約機構)の介入を主導してセルビアに手を引かせたのは、米国大統領2期目も終わりに近い彼だったのだ。
 ひとしきり進むと、左方向に歩行者専用の商業街路が分かれていた。これまた後日調べると、ジョージ・ブッシュ通り。コソボ独立時の米国大統領だ。水と油のようなクリントンとブッシュが並んでいるところが当地らしい。奇麗な並木が続き、オープンカフェや広場、子供の遊べる噴水などがそこかしこに設けられ、驚くほどの人出がある。真新しい高級ホテルや銀行が並び、サラエボより平和で、ザグレブよりも金持ちそうで、ベオグラードよりも楽しそうだ。
 もっと庶民的な空間を探して、その先の旧市街に足を踏み入れると、ようやく狭い街路や古びた建物が出てきた。しかし依然として人通りは多いし、子供の遊ぶ公園もあって、危なそうな暗がりはない。国民の9割以上がアルバニア人のムスリム国のはずなのだが、頭に何かかぶった女性は一人もおらず、総じて“小奇麗なイタリア”という感じだ。
 ◇コソボだけが「南スラブ人」ではない
 ネットでコソボを検索すると、「北部にゲリラ活動がある」とか、「国外出稼ぎ者からの送金に頼る欧州最貧国」といった情報ばかりが出てくる。そもそも、セルビア、マケドニア、アルバニア、モンテネグロという小さくもややこしい国だけに囲まれた、人口180万人の新興独立国が、しかもセルビアとは断交状態で、経済好調になるわけがない。しかるにこの金回りの良さそうな雰囲気は一体何か。復興援助バブル以外にはありえないだろう。
 旧ユーゴスラビアの六つの共和国の唯一の共通点は「南スラブ人の国」ということだったのだが、コソボに住むアルバニア人はスラブ人ではなく、イタリアのラテン人や、オーストリアのゲルマン人でもない。古代ローマ以前のバルカン半島の先住民族・イリュリア人の末裔(まつえい)であると言われ、その言語アルバニア語は、インド=アーリア語族ではあるが周囲から孤立している。コーカサスで紹介したアルメニア語と同じ立場だ。
 彼らの顔つきはしかし、陽気なイタリア人そのもので、陰鬱なスラブ系セルビア人とはおよそソリが合いそうもない。しかもアルバニア人の多くの宗教はトルコ支配時代に改宗したイスラム教で(ボスニア同様見かけからはわからないが)、正教ではない。それが、トルコなど中近東などからの手厚い支援を呼んでいるのではないだろうか。
 そんなことを考えながら旧市街地を歩いていたら、民家にセルビアの双頭の鷲(わし)の旗が掲げられていて、「セルビア系コソボ人の団体の本部」という表示があった。横に「コソボ政府によるセルビア系住民の弾圧に断固抗議する」と書いてある。コソボ紛争前には、当地の人口の6分の1はセルビア系だったのだが、その後20万人ものセルビア人が去った(追い払われた?)と言われる。残った7万人は国民の4%に過ぎない。
 ◇中世セルビア王国建国の地
 このコソボ盆地は、中世セルビア王国建国の地であり、オスマントルコとの死闘・コソボの戦いの故地でもある。決死のセルビアはここでトルコ皇帝を死に至らしめたのだが、戦場で即位したその子供に敗北、以降500年間近くも支配されるに至った。日本を舞台に設定した架空の話になぞらえれば、「大坂夏の陣で、真田幸村が家康を倒すのに成功したにもかかわらず、秀忠が優秀で豊臣方を倒した」というような話である。
 ちなみにその新帝は後に、中央アジアから遠征してきた英雄ティムールに敗れて捕虜となったのだが、その子供がさらにまた優秀で、帝国を復興したばかりか東ローマをも滅ぼした。
 19世紀末、セルビアは執念の再独立を果たすが、発祥の地コソボは、トルコ施政下で移民してきたアルバニア人の土地になってしまっていた。これまた日本を舞台に設定した架空の話になぞらえれば、「元朝に征服された日本人がゲリラ戦を続け、500年後に再独立したが、その間に大和盆地は中国人移民の居住地になっており、“ヤマト国”と名乗って日本からの分離独立を宣言した」というような話である。誰がどう裁いても“妥当な結論”にならない、あまりにもつれた事態だ。
 裏通りの庶民的なレストランでトルコ風挽(ひ)き肉料理をいただき、ユーロで代金を払う(当地はモンテネグロと同じく、経済通貨統合に参加しないままの「勝手ユーロ」国である)。21時過ぎに宿に歩いて戻って就寝。明日は早い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180421-00000009-mai-bus_all

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国連で「琉球独立」主張 先住民会議、米基地問題も

2018-04-22 | ウチナー・沖縄
岐阜新聞 2018年04月21日 15:50
 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で開催中の先住民問題の会議に、沖縄独立を掲げる「琉球民族独立総合研究学会」のメンバーが参加し、日本政府は固有の文化を持つ沖縄の人々を「先住民」と認めるべきだと主張、在日米軍基地が沖縄に集中している問題の解決を訴えた。
 会議は毎年開催される「先住民問題常設フォーラム」。今年は16〜27日の日程で開かれ、世界中の先住民や支援団体が参加。学会理事で沖縄大非常勤講師の親川志奈子さん(37)は「多くの人から『もっと知りたい』と声を掛けられ大きな手応えがあった」と話した。
 親川さんらは19日の全体会合で発言し、琉球はかつて独立国だったが1879年に日本に「侵略」され、今も「植民地化と軍事化」に苦しんでいると主張。1920年代に研究者が沖縄の墓地から人骨を採取して県外の大学へ持ち去ったとして、返還を求めていることも紹介した。
 全体会合では続いて日本政府の担当者が、アイヌ民族を先住民と認め、固有の文化の再活性化などに努めていると表明。政府は沖縄の文化と伝統を尊重するものの「沖縄の人々が先住民だという広い認識は日本にはない」と反論した。
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042131781154.html

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基地の存在が性犯罪誘発 国連先住民フォーラムで琉球独立学会声明

2018-04-22 | ウチナー・沖縄
琉球新報2018年4月21日 05:00

国連先住民族フォーラムに参加中の琉球民族独立総合研究学会のメンバーや各国からの参加者ら=4月19日、米ニューヨーク
 【ニューヨーク=座波幸代本紙特派員】ニューヨークの国連本部で開催中の第17回先住民族問題フォーラムは19日の会議で、琉球民族独立総合研究学会の東新川藤佳さん(米カリフォルニア在、パシフィカ大学院大学学生)が声明文を発表した。
 沖縄の人々が直面する問題として(1)米軍基地が女性や子どもたちへの性的暴行や教育環境の脅威を引き起こしている(2)琉球民族の遺骨が未返還となっている(3)安倍晋三首相が琉球国が独立国だったことを否定する発言をした-ことの三つが、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」に反しているとして、政府に直ちに是正するよう求めた。
 一方、同会議に参加していた日本政府代表は声明文に対し、県内の一部のグループが「沖縄の人々は先住民族だ」という主張をしているが、県内の地方議会の一部は先住民族ではないという指摘をしており、「政府は沖縄の人々は日本人であり、先住民族であるという認識は持っていない」と反論した。
 2014年、国連自由権規約委員会は政府に対し、「締約国(日本)はアイヌおよび琉球(沖縄)の人々の伝統的な土地および天然資源に対する権利を十分保障すべきである」と勧告。さらに、同年、国連人種差別撤廃委員会で「ユネスコが琉球(沖縄)の民族、歴史、文化および伝統の独自性を承認したにもかかわらず、琉球(沖縄)の人々を先住民族として承認しない締約国(日本)の立場を遺憾に思う」との見解を示している。
 また、フォーラム関連行事の舞台で、同学会メンバーの米ニューヨーク在住で同沖縄県人会元会長のてい子・与那覇トゥーシーさん、野村流音楽協会三線教師の比屋根良直さん、県系ブラジル4世のヴィトール金城さんが三線の演奏や空手・琉球舞踊を組み合わせた演舞を披露した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-704858.html

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