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あのトルドー首相が涙を拭ってLGBTに謝ったわけ

2018-05-04 | 先住民族関連
BuzzFeed Japan 2018/05/3 18:33

2017年6月、トロントで開かれたプライドパレードに家族とともに参加し、手を振るトルドー首相 AFP=時事
カナダのトルドー首相がLGBTに対して謝罪した。なぜなのか。
2018年の東京レインボープライドには、東京に大使館を置く10ヵ国と欧州連合がブースを出して参加している。参加国の一つが、カナダ大使館だ。ブースを出すほか、大使館員や家族らがパレードに参加する予定だ。
日本政府が主催しているわけではないLGBTパレードに、なぜカナダ政府を代表する大使館が加わるのか。尋ねると、大使館の担当者は笑顔で答えた。
「東京が特別という訳ではありません。世界各地のカナダ大使館が、地元でLGBTのパレードがあれば参加してます。私も子どもを連れて参加しますよ。多様性の価値を教える良い機会ですから」
当然のことだ、という雰囲気だった。
なぜなのか。
2017年11月28日、カナダのジャスティン・トルドー首相が、首都オタワの議会で演説した。
「政府、議会、そしてカナダ国民を代表して、LGBTQ2の方々に対する抑圧を謝罪します。私たちは間違っていました。申し訳ありません。私たちは、このようなことを二度と繰り返しません」
首相は、これまでのセクシュアルマイノリティ(LGBTQ2)に対する差別を、公式に謝罪したのだ。
アイム・ソーリー
約30分にわたる演説で、トルドー首相はカナダの二つの公用語である英語とフランス語を交えながら、「アイム・ソーリー(申し訳ありません)」「アイ・アポロジャイズ(謝罪します)」と謝罪の言葉を20回以上繰り返し、涙を拭った。
LGBTQ2とはカナダで使われる言葉で、レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、クイアに、「男性と女性両方の魂(2 spirit)を持つ人」というカナダ先住民の生き方を加えたものだ。カナダ建国の陰に、先住民の犠牲とキリスト教的価値観の押しつけがあったことをも示している。
共生こそ「国策」
首相はあわせて「カナダは国際社会において、世界中のLGBTQ2が平等な権利を獲得するため訴え続ける」と語った。
つまり、在京カナダ大使館の東京プライド参加は、LGBTQ2の地位向上を目指して各地で多文化共生や多様性の尊重を訴えるという、カナダの国策の一環とも言えるのだ。
トルドー首相自身も、国内各地で開かれるLGBTQ2パレードに参加している。
「癒やし」のプロセス
カナダ第2の都市ケベック州モントリオール出身のクリスチャン・タンゲイさんは、この謝罪を議場で聞いた。
タンゲイさんはLGBTQ2当事者のアクティビストとして、政府に各種の働きかけを続けてきた。このため、首相の演説が予定されていたこの日、議会に招かれたのだ。
首相が繰り返す謝罪の言葉を感動しながら聞いていると、次第に自分が癒やされていくような感覚が体に走った。
「短い挨拶で終わると思っていたら、首相は何十分も語り続けた。待っていた時が来た。自分たちの生き方が認められたことに、誇りを感じた」
そして、これから何が変わるのだろうかと考え始めた。
過酷な差別と排除の歴史
カナダでは2005年から、連邦レベルで同性婚が認められている。隣国アメリカ連邦政府より10年早く、世界で4番目の決断だった。
結婚の形態も、いわゆる法的な関係を結んだ結婚だけでなく、事実婚が同じ効力を持つ。税務や移民などさまざまな公的局面で、「配偶者」の範囲には法的な結婚相手だけでなく、事実婚のパートナーも含まれる。
自国で同性婚が認められない国のカップルが、世界的に見て進んだ制度を持つカナダで結婚することも珍しくない。
しかし、この国にはかつて、LGBTQ2に対する組織的で過酷な差別があった。
もともと古来のキリスト教的価値観が強かったカナダの刑法では、同性愛は犯罪とされていた。さらに、東西冷戦の深まった1950年代には、政府がLGBTQ2の公務員や軍の将兵を「国家の安全保障に対する脅威」とみなすようになった。
当時の政府高官らは、LGBTQ2であることを「弱み」と捉えたうえで、仮にLGBTQ2の公務員がソ連など敵国の工作員に性的指向を知られて脅されれば、国家機密を漏らしかねないとまで考えたのだ。
「同性愛者発見機」の悪夢
省庁や警察、軍などの公職にあるLGBTQ2を見つけ出して排除するため、警察が諜報網をつくりあげただけでなく、心理学者が開発した「フルーツマシン」と呼ばれる「同性愛者発見機」まで導入した。
男性の裸の写真などを見せて瞳孔や発汗の反応をチェックし、同性愛であるかどうかを判断するという触れ込みの、デストピア小説顔負けの機械だ。
この機械には批判が集まるようになり、1970年代には使われなくなった。今では「疑似科学の一種」とまで言われる。カナダの闇の歴史の一つだ。
トルドー首相は謝罪演説で「連邦政府は、フルーツマシンという馬鹿馬鹿しい機械づくりにまで、資金を出してしまった」と、自嘲気味にこの機械について触れた。
機械が姿を消しても、連邦政府からのLGBTQ2の排除は続いた。そうとみなされれば閑職に回されるか、解雇された。その中には、高位の外交官や軍の将校まで含まれていた。軍への入隊もできなかった。こうして1990年代までに数千人単位の人々がキャリアを絶たれた。金融機関などでも排斥が行われた。
トルドー首相の言葉はまず、こうした差別により公職から追われたLGBTの人々への謝罪であり、そして社会全体の差別への謝罪と、今後に向けた宣言でもあった。公職を追われた被害者らは大規模な訴訟を起こしており、政府は賠償金として1億4500万ドルを用意した。
共生への動き
LGBTQ2の権利に向けて大きな議論となったきっかけの一つは、1967年のカナダ最高裁判所の判決だった。同性愛者として逮捕され、下級審で「危険な性犯罪者」として懲役24年の実刑を言い渡されたゲイの男性に対する判決を、最高裁が支持し、確定させたのだ。
これに対し、「人権の侵害」という強い反発の声が上がった。政府は法規制の見直しに着手し、成人の同性愛は1969年、刑罰の対象から外された。当時の首相は、ジャスティン・トルドー現首相の父、ピエール・トルドー氏だった。
さらにケベック州が1977年、北米で初めて、性的指向を理由とする差別を州法で禁じた。フランス語を公用語とするケベック州は、フランス系住民の地位向上活動が活発で欧州的な社会民主主義の影響が強く、リベラルな政治姿勢を維持してきた。
1988年には同性愛者であることを公にする初の国会議員が登場。1992年にはカナダ軍が性的指向を入隊や昇進の制約としない方針を発表した。
共生の背景に英仏両系の軋轢
トルドー父子がリベラルな姿勢をとるのも、自ら育った環境が影響している。
トルドー家は、ケベック州のフレンチ・カナディアンの家系だ。フランス語を母語とするフレンチ・カナディアンは、ケベック州では大多数を占める。だが、カナダ全体では人口の2割程度の少数派だ。
ケベックは人口、面積、経済規模いずれもカナダ2位で、大きな地位を占める州だ。英国人よりも先にフランス人が入植し、フランス語とフランス系文化を維持してきた歴史があり、英語が話せない住民は珍しくない。
このため、フランス系の地位向上運動が続いたほか、カナダ連邦からのケベック独立を求める勢力と、連邦残留派の対立が続き、1960年代から独立過激派「ケベック解放戦線(FLQ)」の爆弾テロが相次ぐようになった。1970年にはFLQの動きが激しくなり要人の連続誘拐テロが発生。FLQを支持するデモが行われ、動揺が広がった。
連邦残留派だったピエール・トルドー首相は故郷ケベックに戒厳令を布告して軍を投入し、鎮圧した。翌年には、カナダを「英仏二言語に基づく多文化主義の国である」とする声明を出し、ケベック州民の要望も取り入れながら、事態の沈静化に努めた。
この二言語・多文化主義はその後、カナダの国是として確立した。
米国とは似て非なる社会
こうした経緯があるカナダでは、国会での議論も公共サービスも英仏両語で行われるのが原則で、英語を話せなくても社会生活を営むことができる。英語だけが公用語で、英語を話すことが社会に加わる必須条件のアメリカとは、この点が根本的に異なる。日本から見ればカナダとアメリカは同じような社会に思えるが、大きな違いがあるのだ。
モントリオールで育ち、Justinというファーストネームが英語では「ジャスティン」、フランス語では「ジュスタン」と発音される英仏バイリンガルのトルドー首相にとって、多文化共生を否定することは、マイノリティである自らの立ち位置を否定することにもつながる。そして多文化共生を尊重する以上、そこからLGBTQ2を排除することはできない。
仲間と出会い、語り合う場を
議会での謝罪演説に招かれたクリスチャン・タンゲイさんは、モントリオールのLGBTQ2団体、モントリオールLGBTQ+コミュニティセンター(CCGLM)の理事長だ。
LGBTQ2の当事者として10年以上にわたって複数の団体に加わり、権利と平等を求める活動をつづけてきた。「モントリオール郊外に住んでいた少年のころ、周囲で自分と同じような人を探すのは難しかった。だが、ダウンタウンに当事者が集まる場所があることを知り、車を飛ばして通った。さまざま人と出会えたことで、世界が広がった。当事者に、仲間と出会い、語り合う場を提供したい」という。
CCGLMはカナダでも2つしかないLGBTQ2に関する文献専門の図書館を運営し、各種の団体に会議室などを提供するほか、ゲーム大会などのレクリエーションや勉強会などを主催している。LGBTQ2の移民らが自由に使えるパソコンもある。
運営予算は年14万ドル。およそ半分はケベック州政府から支援を受け、残りは各種のファンドレイジングでまかなっている。建物はモントリオール市から借りており、賃料は相場よりぐっと低い。
変化はまだ
カナダの共生政策は今、世界的に見ても先進的だ。そこに加え首相が公式に謝罪したことで、変化は現れたのか。
タンゲイさんは「あの言葉と、トルドーがパレードに来ることのほかには、まだだ」と語る。
「メディアは、強くあるべき一国のリーダーが泣くという『めめしい』行為をしたことに注目し、『トルドーが泣いた』というニュースにすり替えて報じた。彼がなぜ、誰のために泣いたのかが、ぼやけてしまった。象徴的な場面とはなったが、社会全体にインパクトが広がったかというと疑問が残る。政府は予算というかたちでメッセージを出せる。一部の就業支援プログラムは始まったが、LGBTQ2の社会への統合に向けた施策を予算化すべきだ」という。
もう一つの課題は、政府の政策は共生に向けて舵を切っても、社会全体の変化は遅い、ということだ。
モントリオールのジャスミン・ロワ財団が2017年に行った調査では、LGBTQ2の大多数が、自らの生き方を家族や友人に受け入れられていると感じる一方、75%が何らかのいじめや嫌がらせを体験しているという。うち40%は、差別が職場で起きたと答えた。
タンゲイさんにもそういう経験がある。
銀行員だった8年前、よく土曜出勤を押しつけられた。理由は「キミはホモセクシュアルで独身だから、土曜日も勤務できるよね」というものだった。カナダの銀行は店舗によって、週末も開店している。「私にも週末を楽しむ権利がある。でも、ゲイだから子どもがいないという理由で常に勤務を押しつけられるのは、おかしいと感じた」
「エリート政治家を中心に動きが起きて、確かに法律は変わった。しかし法律が変わっても、予算が変わったわけではないし、人の心もまだ変わっていない。そのためには、社会に対するアドボカシー、そして学校で多様な生き方を尊重する大切さを教えることが重要だ。これからもアドボカシーを続けていきたい」と語る。
私事で恐縮だが、筆者(貫洞)は2016年夏、カナダ・モントリオールを訪れた。
モントリオールに着いた翌日、たまたまLGBTQ2の祭典モントリオール・プライドが開かれていた。見に行くと、長身で引き締まった体型の男性がニコニコと手を振りながら歩き、喝采を浴びていた。誰かと思えばトルドー首相だった。驚いてスマホで撮ったのが、以下の写真だ(ピンボケですみません)。
当時7歳だった次男に「あれはだれ?」と聞かれた。「いろんな生き方があって、そのどれも大切で素晴らしい」という、このパレードが訴える意義と、そこに一国の首相が加わっていることの意味を話した。
次男は道ばたでもらったレインボーカラーのバンダナを頭に巻き、私の肩の上で賑やかなパレードを楽しそうに見ていた。彼は今も、首相を見たあの日のことを覚えている。
私たちだけでなく、現場やテレビ中継でパレードを楽しむ首相の姿を見たカナダの多くの家族が、こんな会話をしたはずだ。
日本で首相がパレードに加わる日は?
トルドー首相が各地のLGBTパレードに積極的に参加していること対して、カナダでは人気取りの政治的ポーズにすぎないという批判もある。しかし、より開かれた社会のあり方を人々が語り合うきっかけとなるだけでも、首相のパレード参加には、大きな意味があると感じた。
日本でも首相や閣僚が自然にパレードに加わり、さまざまな人々と肩を組んで歩く日が、一日も早く来てほしいと思っている。そこから何かが、確実に変わるはずだ。
BuzzFeed Japanは東京レインボープライドのメディアパートナーとして、2018年4月28日から、セクシュアルマイノリティに焦点をあてたコンテンツを集中的に発信する特集「LGBTウィーク」を実施中です。
記事や動画コンテンツのほか、Twitterライブ「#普通ってなんだっけ LGBTウィークLIVE」も配信。
また、5〜6日に代々木公園で開催される東京レインボープライドでは今年もブースを出展。人気デザイナーのステレオテニスさんのオリジナルフォトブースなどをご用意しています!
https://www.buzzfeed.com/jp/yoshihirokando/lgbt-ca?utm_term=.mmWRvOkKV#.efYyjpO87

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1663年有珠山噴火、火砕流でアイヌ集落壊滅

2018-05-04 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年05月03日 14時01分

 北海道伊達市有珠地区に堆積している1663年有珠山噴火の火山灰の中に、火砕流によるものが含まれていることが、北海道博物館など研究グループの調査で分かった。
 この火砕流によって、当時、同地区にあったアイヌの集落が壊滅したことも明らかになった。
 1663年の火山灰(厚さ数十センチ)の調査は昨年、同地区のカムイタプコプ下遺跡と有珠4遺跡で実施。透過X線撮影と顕微鏡観察で分析したところ、下部の淡いピンク色の層に、流れて堆積したことを示す斜めの筋(斜交葉理)が確認され、有珠山東側にある火砕流による堆積物と共通する成分も検出された。
 火山噴出物の多くは偏西風によって東に運ばれるため、有珠山の南西に位置する有珠地区に堆積した火山灰にも火砕流に由来するものがあると推定されていたが、科学的な調査で裏付けられたのは初めて。
 同地区はこの23年前にあたる1640年、対岸の駒ヶ岳の噴火で崩れた山頂の一部が内浦湾になだれ込んで起きた津波に襲われ、最大で20センチに達する海砂に覆われた。研究グループでは、災害がアイヌの暮らしに与えた影響を探るため、同地区の四つの遺跡について津波前後と噴火前後の土地利用の状態を比較したところ、津波前後では大きな変化は見られなかったが、噴火後には住居や畑などが失われ、ほぼ墓と貝塚だけになっていた。
 津波では噴火湾全域で700人以上が死亡、63年の有珠山噴火では5人が犠牲になっている。この噴火による人的被害は少なかったが、集落には致命的な打撃を与えたことになる。
 研究グループ代表の添田雄二・同博物館学芸員は、「火砕流の堆積が厚く、耕作が困難になり、アイヌは一時的にこの地を離れたと考えられる。有珠地区など有珠山の西側の地域は比較的安全だと思われているが、場合によっては火砕流に襲われる地域であることが分かった」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180503-OYT1T50054.html

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ラグビー関西学生代表、NZ学生代表に猛追及ばず惜敗

2018-05-04 | 先住民族関連
スポーツ報知 · 2018年5月3日20時26分
 ◆ラグビー 関西学生代表33―47ニュージーランド学生代表(3日、京都・西京極陸上競技場)
 ラグビーの関西学生代表は3日、京都・西京極陸上競技場で、来日ツアー中のニュージーランド学生代表(NZU)と対戦し、33―47で敗れた。体格で劣る関西学生代表は前半、ラインアウトをたて続けに奪われてトライを許すなど7―40と圧倒された。後半はエリアを取りにいくキックを減らして継続を重視し、4トライ(認定トライ1を含む)を返した。
 関西リーグ2連覇中の天理大から選出された主将のフランカー島根一磨(4年)は「攻撃のテンポを上げれば通用した。関西勢よりも体の大きい関東勢相手にも通じると思う」と、関西リーグ上位チームが全国9連覇中の帝京大など関東勢に挑む今冬シーズンへのヒントを得た様子。同大から選出された副将のSO永富晨太郎(4年)は「後半、速攻でボールを散らせば相手がバテてきた。今後につながると思う」と自信をつけた。
 関西学生代表は全体練習わずか2日間の即席チームながら、FWはスクラムの結束力で体格差をカバーし、ノーサイド間際にはゴール前スクラムで反則を繰り返したNZUから認定トライを奪う場面も。同代表の小松節夫監督(54)=天理大=は「関西で一致団結して打倒関東の空気が出てくる」と話した。NZUが前回来日した15年は19―40で敗れており、2連敗となったが、小松監督は「もう一度やればどうなるか」と“三度目の正直”に期待した。
 試合前には、NZUがピッチ中央で同国の先住民マオリ族の民族舞踊「ハカ」を披露して盛り上げた。かつてNZUの一員としてプレーした経験をもつ元日本代表ウィングで、15年と今回の対戦実現に尽力した関西協会・坂田好弘会長(75)は「きょう戦った両軍選手が19年日本大会や23年フランス大会などW杯代表で再会してくれればうれしい。交流を続けていきたい」とした。
 NZUは4月28日に熊本で58―31と九州選抜を下しており、来日2連勝。6日に東京・秩父宮ラグビー場で関東学生代表と対戦し、帰国する。
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20180503-OHT1T50224.html


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100年超えブドウ、カンガルーとランチ 豪州ワイン旅

2018-05-04 | 先住民族関連
NIKKEI STYLE 2018/5/2

ブドウ畑に出現したルービックキューブ? 「キューブ」は内部も驚きの連続(写真: d’Arenberg)
 世界第5位のワイン生産量を誇るオーストラリア(2016年、国際ワイン・ブドウ機構=OIV発表)は、ニューワールドワインの産地の中でも存在感を放つ。ワインステートとして有名な南オーストラリア州に17年末にオープンしたユニークなワインミュージアム、100年超えブドウからつくったワインのテイスティングなど、ほかでは経験できないワイン旅を紹介する。
■ブドウ畑の中に出現、観光スポット「キューブ」
 南オーストラリア州の州都アデレードから車で40分ほど走れば、マクラーレン・ヴェイルのブドウ畑が広がる。最初にブドウが植えられたのは1838年で、南オーストラリア州ワイン産業発祥の地といわれる歴史のある場所だ。現在は小規模の個性豊かなブティックワイナリーが65軒を数え、270軒を超える独立ブドウ栽培農家が集積する。
 ブドウ畑が広がる風景に、突如現れるルービックキューブのような建物が「キューブ(Cube)」だ。1928年から4代続くブドウ畑とワイナリー「ダーレンベルグ(d'Arenberg)」の現当主チェスター・オズボーン氏の構想によって、17年12月にオープン。ミュージアム、ギャラリー、レストラン、テイスティングルームなどを兼ねたユニークな建物だ。
 ミラーで輝く建物の中に入ると、1階はミュージアム(入場料10豪ドル)。オーストラリア中のアーティストによるグラフィックアートや、先住民族アボリジニによるアボリジナルアートなど、ミックスカルチャーとアートの海に目がくらむようだ。ワインの歴史や醸造学がテーマになっているが、そのシュールな表現に驚かされる。
 レストランも、オーストラリアで初めてフード3Dプリンター(食材を使って立体的な造形ができる3Dプリンター)による料理を提供したり、テーブルに映像が映し出されるバーカウンターがあったりとその創造性に驚かされるが、料理自体の評価も高い。
 次ページは:■100年超えのブドウの木が残るワイナリー
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO29786930U8A420C1000000?channel=DF260120166502


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アイヌ新法 生活支援望む声多く 意見交換会の結果判明

2018-05-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/02 05:00
 政府はアイヌ民族に関する新法の検討に向け、アイヌ民族を対象に昨年度行った意見交換会の結果をまとめた。生活・教育支援を求める声が相次いだほか、新法に先住民族であることを明記すべきだとの意見や権利の回復を訴える発言もあった。政府はこうした意見を踏まえ、5月中旬にも開かれるアイヌ政策推進会議で新法の方向性を示す見通しだ。
 意見交換会は昨年12月から今年3月にかけて、札幌、旭川、釧路、日高管内新ひだか町、渡島管内八雲町など道内11カ所と東京の計12カ所で開催し、286人が参加。「差別などへの懸念からアイヌ民族の血を引くことを明らかにしていない人の話も聞きたい」(内閣官房)などとして、いずれも非公開にした。
 政府関係者によると、最も多かったのは教育に関する意見で、「多くのアイヌの子供たちが大学に行けるよう入学金も含めたさまざまな補助の見直しをしてほしい」などの内容が目立った。アイヌ民族の高齢者を対象とした年金の支給を求める声も多かった。
 「新法に先住民族であることを明記すべきだ」「文化や福祉政策の一部に限定せず、経済分野も含む幅広い政策の展開を」といった意見も寄せられた。アイヌ民族に行った同化政策などに関する謝罪や、土地や権利の返還、2020年に「民族共生象徴空間」が開設される胆振管内白老町と他の文化伝承地との連携強化を求める声もあった。
 政府は意見交換会のほか、自治体のアイヌ施策担当者からの聞き取り、東京都内に開設した電話相談窓口に寄せられた意見も踏まえ、20年の制定を目指す新法に反映させる。生活・教育支援を盛り込むことに関しては、政府はこれまでに「困難」との見解を示している。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185930

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アイヌ民族と札幌市民が共同制作、タペストリー登場 アイヌ文化普及へ協力 丸井今井札幌本店

2018-05-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/02 05:00
 丸井今井札幌本店に1日、札幌市の事業で札幌市民とアイヌ民族が共同制作したアイヌ文様の大型タペストリーがお目見えした。同店で常設展示し、道民や観光客らにアイヌ文化への関心が広がるきっかけにしてもらう。
 同日、創業146周年の節目を迎えた丸井今井の記念事業の一環。札幌本店は昨春、紙袋のデザインをアイヌ文様に替えるなどアイヌ文化の普及に取り組んでいる。今回、市の事業に協力し、人通りが多い同店大通館地下2階の入り口付近を展示場所として提供した。タペストリーは縦180センチ、横184センチ。アイヌ語で「心を込めて一緒に刺しゅう」という意味の「イラムノアカラカラ」と名付けた。
 除幕式で、山本広行札幌本店長は「作品が道民の目に長く触れ、アイヌ文化への理解が進むことを期待したい」、札幌アイヌ協会の阿部一司会長は「世界で自然破壊が問題化する中、自然を敬うアイヌの知恵の重要性を伝えるべき時だ」と常設展示の意義を語った。
 札幌本店では7日まで、特別企画として紙袋と同じアイヌ文様をあしらったネクタイやハンカチなどを限定販売する。(佐々木馨斗)
●「イラム」の「ム」と「ノアカラカラ」の「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185928

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