北海道新聞05/09 05:00
【阿寒湖温泉】阿寒観光協会まちづくり推進機構(釧路市)が、15年度から阿寒湖温泉街で運行する無料循環バス「まりむ号」の17年度利用者が前年度比28・6%増の1万8113人となった。効率化で運休日を設けたものの、夜間の催しに合わせ柔軟に運行時間を変更するなど利便性を向上させ、観光客の利用が前年度の4倍に伸びた。
まりむ号は定員35人。阿寒湖温泉街を走る路線バスはなく、唯一の公共交通機関だ。阿寒湖温泉の商店街を中心に、アイヌコタンまでを周遊する2キロ区間、阿寒湖中学校を経由する4キロ区間、阿寒川温泉までの約6キロ区間の計3コースを巡る。17年度は1日計18便(水曜運休)運行した。
利用内訳は、国内観光客が前年度比4・1倍の9683人、外国人観光客は同1・9%増の911人、住民は同30・8%減の7519人だった。
阿寒湖アイヌシアター「イコロ」の送迎バスが、車両老朽化により16年度末で運行終了になったのに伴い、まりむ号がイコロ客の公演時間に合わせて運行し、温泉街のホテルとの送迎を代行したことが増加の主な要因。同機構は「温泉街の観光客の足として定着してきた」とみる。住民の減少は昼間の便数が減ったためとみられる。※イコロの「ロ」は小さい「ロ」
残り:382文字/全文:892文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/187624
【阿寒湖温泉】阿寒観光協会まちづくり推進機構(釧路市)が、15年度から阿寒湖温泉街で運行する無料循環バス「まりむ号」の17年度利用者が前年度比28・6%増の1万8113人となった。効率化で運休日を設けたものの、夜間の催しに合わせ柔軟に運行時間を変更するなど利便性を向上させ、観光客の利用が前年度の4倍に伸びた。
まりむ号は定員35人。阿寒湖温泉街を走る路線バスはなく、唯一の公共交通機関だ。阿寒湖温泉の商店街を中心に、アイヌコタンまでを周遊する2キロ区間、阿寒湖中学校を経由する4キロ区間、阿寒川温泉までの約6キロ区間の計3コースを巡る。17年度は1日計18便(水曜運休)運行した。
利用内訳は、国内観光客が前年度比4・1倍の9683人、外国人観光客は同1・9%増の911人、住民は同30・8%減の7519人だった。
阿寒湖アイヌシアター「イコロ」の送迎バスが、車両老朽化により16年度末で運行終了になったのに伴い、まりむ号がイコロ客の公演時間に合わせて運行し、温泉街のホテルとの送迎を代行したことが増加の主な要因。同機構は「温泉街の観光客の足として定着してきた」とみる。住民の減少は昼間の便数が減ったためとみられる。※イコロの「ロ」は小さい「ロ」
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