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大自然愛した写真家に迫る 故郷・市川で星野道夫さん企画展 直子夫人「対話するように見てほしい」

2018-05-16 | 先住民族関連
産経ニュース2018.5.16 07:08
 アラスカの大地に生き、野生動物と壮大な自然を撮影し続けた市川市出身の写真家、星野道夫さんの傑作を集めた「星野道夫の旅 セレクション」展が6月6日まで市川市芳澤ガーデンギャラリー(同市真間)で開かれている。感動的な写真と資料約180点が展示されており、星野さんの人生の旅と心の内面に迫ることができる貴重な機会となっている。(塩塚保)
 星野さんは昭和27年、市川市に生まれた。慶応大在学中にアラスカ(米国)の村を訪れ、先住民とひと夏を過ごすうちに、その大自然に魅了されるようになった。
 その後、アラスカを拠点に旅を続け、授乳するホッキョクグマや夕暮れの川を渡るカリブー、豪快に泳ぐクジラなどを撮影。雪の山脈にこもって荘厳な光を放つオーロラの撮影に成功したこともあった。
 しかし、1996(平成8)年8月、カムチャツカ半島(ロシア)でテレビ番組の取材中にヒグマに襲われ、43歳で命を落とした。
 今回の企画展では星野さんが残した膨大なフィルムの中から傑作を厳選。「アラスカとの出会い」「マスターピース」「生命のつながり」「神話の世界」「星野道夫の世界」の5つのテーマに分けて大自然の中で躍動する野生動物の魅力や星野さんの心の内面を紹介している。
 夫人の直子さんは星野さんと初めて出会ったときの印象を「アラスカでの撮影の旅の話をしてくれました。本当にもう、表情が生き生きとして、うれしそうで、少年のようでした」と振り返る。
 やがて2人は結婚。アラスカのログハウスで暮らし始めた。
 直子さんは星野さんの撮影の旅に同行したこともある。夫婦と友人の3人でボートに乗り込み、川を移動した。川岸にテントを張って野生動物を撮影する。寒い日、カリブーの心臓を食べた。体の芯まで熱くなったことを今でも覚えている。
 林の中にある自宅のベランダで夫婦そろって夜空を見つめたこともあった。「オーロラが音もなく、激しく動く。その美しさに言葉を失い、思わず見入ってしまった」という。
 直子さんによると、星野さんはよくアラスカから市川市に帰郷していた。
 「生まれ育った市川をとても大切にしていた。真間川沿いを歩くのが好きでした。市川は星野の原点なんです」
 星野さんの写真家人生が凝縮された今回の企画展。直子さんは「ゆっくりと作品に向き合って、対話するように見てほしい。きっと星野からのメッセージを受け取ることができるはずです」と多くの人の来場を呼び掛けている。
 企画展の開催時間は午前9時半~午後4時半(月曜は休館)。入場料は一般600円。問い合わせは(電)047・374・7687(同ギャラリー)。
http://www.sankei.com/region/news/180516/rgn1805160024-n1.html


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伝統紡ぐアイヌ衣装 美しい文様の作り方研究し復元、後世に伝える 津田命子

2018-05-16 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/5/16付
 アイヌ民族の衣服は渦巻き状の美しい文様で知られる。伝統的なものとして動物素材の衣服と植物素材の衣服があるが、中でも有名なのが「アットゥ●(●は小さいシ)」と呼ばれる樹皮衣。オヒョウ、シナノキなど樹木の皮を剥いで糸にして、それで織った衣服のことだ。背中や裾に紺色の布を置き留めて、上から刺繍(ししゅう)することで生まれるアイヌ文様の服は、晴れ着として大切にされた。
 18世紀には交易によってもたらされ…
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https://www.nikkei.com/article/DGXKZO30527330V10C18A5BC8000/


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講演で先住民の歴史学ぶ シベチャリ武四郎まつり

2018-05-16 | アイヌ民族関連
日高報知新聞2018.05.15

苫小牧アイヌ文化保存 会による「樽前おろし リムセリムセリムセ」 =苫小牧地区オリジナ ルの輪踊り=
【新ひだか】新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)主催の「第6回シベチャリ武四郎まつり」が12日、静内真歌のシャクシャイン記念館で開かれ、アイヌ文化講演会や古式舞踊の文化交流会などが行われた。
 武四郎まつりは、アイヌと深い交わりを保ちながら、幕末から明治初期にかけて6度にわたって北海道を踏査した松浦武四郎(1818~1888年)の功績をたたえる行事。武四郎はシベチャリ(静内川)地域の調査で3度にわたり静内地区を訪れており、同協会は平成24年に武四郎の記念碑を真歌公園に建立している。
 まつりには新党大地の鈴木宗男代表、国民民主党の山岡達丸衆議、藤沢澄雄、金岩武吉両道議ら約110人が参加。開会に先立ち、神々へのカムイノミ(始まりと終わりの報告)を挟んでイチャルパで武四郎と先祖を供養した。
 開会で大川会長は「シベチャリ武四郎まつりは松浦武四郎の功績をたたえる日として立ち上げたが、今後も引き続きアイヌ文化全般を考える勉強会などを行い、継続的な事業として取り組みたい」とあいさつ。
 アイヌ文化講演会では、独立行政法人国立科学博物館(東京都)の副館長・人類研究部長で日本人類学会長の篠田謙一さんが「DNAで解明する北海道先住民の歴史」の演題で講演。
 主に人骨を用いて人類の起源と集団の成立について研究する「自然人類学」を専門としている篠田さんは、「人骨や体つき、DNAは先住民の成立の歴史を知る手掛かりを提供する。特に文字の記録のない社会では、自然人類学の知見なしには集団の成り立ちを正確に知ることはできない」とし、「最近のDNAを用いた研究で、人類集団の成立のシナリオが詳細に語られるようになっている。また、過去の社会を復元する研究も行われるようになっている」と説明。
 奥歯の先などから採取できるDNAを調べることで、外見の特徴から血液型、酒の強さまで分かり、「アイヌ人骨の分析を進めると沿海州、カムチャッカ半島(極東ロシア)の集団と似ていることも分かった」と説明。「本土日本の周辺集団ではなく、北東アジアの先住民であるという視点が重要」と話し、5~10世紀に栄えたオホーツク文化人が最も大きな影響を与えているという考えを示した。
 その上で、「人類学は人骨を使うということで、それに対して否定的な方もいる。私たちも敬意を失わないように研究をしていこうと考えているが、人類学の研究がアイヌの皆さんにどう還元されるかが重要。それを今までさぼってきたことがあって今日の状況を招いていると反省している」とした。
 さらに、胆振管内洞爺湖町の入江貝塚から出土した推定18歳の男性の人骨が難病と推測される病気で腕や足の骨が異常に細くなっていることについて、「生活が非常に苦しい当時の社会にあって、まったく生産に関与できない人が生きることを許されていたという証拠になる。この人をケアする人がいたからある程度の年齢まで生きていくことができた。古代の社会のありようは、骨が出てきて私たちの前に初めて提示される。私たちは当時の社会がどうだったのか考えることができるし、今の私たちの社会にとって重要なことを考える機会にもなる」と人骨の研究の意義について話した。
 講演会後は、松浦武四郎記念碑の前で登別古式舞踊保存会フンペと苫小牧アイヌ文化保存会による古式舞踊の交流会のほか、アイヌ料理の試食会、平成29年度公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構アイヌ文化奨励賞を受賞した高橋三三五さんの祝賀会などが行われた。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/6019

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山菜採りで体験交流 にぶたに湖 自然観察会

2018-05-16 | アイヌ民族関連
高報知新聞2018.05.15日

イオルの森で山菜を採る参加者たち
【平取】イオル再生事業を推進するアイヌ民族文化財団主催の「キナアカラ(山菜採り)」体験交流事業が12日、二風谷地区のイオルの森周辺で開かれ、札幌からバスでやってきた親子を含む町内外の75人が参加し、ピクニック気分で旬の山菜採りとアイヌ伝統料理試食などを楽しんだ。
 午前9時に二風谷生活館前に集合。二風谷ダム湖対岸にある、町がカツラ、クルミ、エンジュ、オヒョウニレなど工芸素材の広葉樹を植樹し複層林づくりを進める「イオルの森」へバスで移動。
 山菜採りを前に、アイヌ民族文化財団アドバイザーの貝沢守さんらによるカムイノミが行われ、森の中の清流の岸辺で自然の恵みをもたらしてくれた神々に感謝の祈りを捧げた。
 このあと参加者は山菜採り名人の案内で小沢途上に自生するフキ、ニリンソウ、ミツバ、スドキ、ギョウジャニンニクなど旬の山菜を見つけ採取した。
 名人から「フキは虫食いの無いものを選んで。毒草トリカブトはすでに大きくなっているので見間違えることはない」などと教えてもらい、新緑の木立の合間や沢の斜面を探検し、小川のせせらぎの音を聞きながら1時間半ほどかけて山菜採りを楽しんだ。
 この日は二風谷ダム流域治山・治水連絡協議会による「にぶたに湖周辺自然観察会(春)」も同時開催。一行は山菜摘みを終えてから二風谷ダム管理所屋上からの眺望を見学して職員から説明を聞き、記念のダムカードももらった。
 昼食は、二風谷生活館で伝統料理「キナオハウ(山菜汁)」の試食会。この日収穫した山菜を水洗いし、束ねて素早くゆでて水にさらしてアク抜き。豚肉とジャガイモの味噌汁に形のわかるように下ゆでした山菜を刻まずに入れて完成。みんなで旬の恵みをおいしく味わった。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/6020

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介護施設法人、寡占防止へ運営数など規制

2018-05-16 | 先住民族関連
NNA.ASIA2018/05/16(水)
台湾の衛生福利部(衛生省)は14日、高齢者介護施設を運営する介護法人に関する規定「長期照顧服務機構法人条例」を施行するための細則について、政府原案を予告した。「機構住宿式(居住型)」の介護施設を運営する介護法人が一度に運営できる施設の数を10カ所以下に限定し、ベッド数の上限は2,000床とした。規模が大きい法人による市場の寡占を防ぐのが目的としている。今後意見聴取などを行った上で、7月末にも施行したい考え。15日経済日報が伝えた。
高齢化の進行による介護施設の開設が増えていることを受け、衛福部は今年1月に、長期照顧服務機構法人条例を公布。その後、条例運用に関する細則の制定に入り、社会福祉の専門家らを交えて検討を続けてきた。
細則では、介護法人の財産規模に関する最低水準を設けた。中央政府が監督する法人は3,000万台湾元(約1億1,000万円)、地方自治体が監督する法人は1,500万元をそれぞれ下回ってはならないとした。ただし離島や先住民の居住地区など、人口の少ない地域に施設を設置する場合は、法人の財産規模の最低基準を最大で50%引き下げる。これにより地方での介護施設開設を後押しするという。
介護法人の監査に関する項目では、年間事業収入が総額1億元以上の法人に対し、衛福部が指定した専門家など第三者を「公益監察人」として法人に派遣する。公益監察人の任期は4年間で再任も可能。介護法人の財務状況などをチェックし、施設運営の透明性を確保する。
https://www.nna.jp/news/show/1762973

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アイヌ新法 振興策を手厚く確実に

2018-05-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/16 05:05
 政府のアイヌ政策推進会議が、2020年までの制定を目指すアイヌ民族に関する新法に、地域振興や産業振興に取り組むことを明記する方針を決めた。
 文言を盛り込むことで、アイヌ関連施策に法的根拠を持たせ、関連予算を含めた支援を安定的に行うのが狙いだという。
 文化、福祉の一部に位置づけられていたアイヌ政策に、地域・産業振興が加わったことは、一歩前進と言えよう。
 過去の同化政策などで、厳しい暮らしを強いられる人も少なくない。政府は、振興策を手厚くし、確実に実施する責務がある。
 アイヌの人たちの意見を丁寧に聴き、一層の権利回復につながる内容に練り上げてほしい。
 1997年に施行されたアイヌ文化振興法は名前の通り、文化面に特化した法律だった。
 アイヌ新法の立法化に向けた議論は、政府の有識者懇談会の提言に基づき、2年前から始まった。
 今回、推進会議の作業部会は、「地域振興、産業振興、国際交流等を含めた幅広い取り組みとなるよう、立法措置について検討を加速すべき」との方針を盛り込んだ報告書をまとめた。
 新法は初めて、法律でアイヌ民族を先住民族と明記する方向だ。その意義は大きい。
 20年には、胆振管内白老町に「民族共生象徴空間」も開設される。振興策も、実効性のあるものでなければならない。
 一方、北海道アイヌ協会などが要求してきた生活・教育支援は見送られる見通しだ。
 アイヌ民族だけを対象とした政策を講じることは、憲法14条の「法の下の平等」に抵触するとの理由からだ。
 だが、14条は社会的・経済的弱者をより厚く保護して格差を是正することで「実質的な平等」を求めているとされる。
 アイヌ民族の居住する道内66市町村で行った道の調査(13年)によると、生活保護率は平均家庭の1・4倍に上り、大学進学率は0・6倍にとどまる。
 明治以降、政府は、サケ漁などの漁労や、狩猟などアイヌ民族の生業を奪い、言葉を失わせる同化政策を進めてきた。
 不当な差別や格差を深刻にした背景には、こうした経緯があることを忘れてはならない。
 先住民族の復権を図り、格差を是正するのは世界の潮流である。格差の解消に向け、生活・教育支援の検討が求められよう。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189792

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地域振興明記 政府報告書

2018-05-16 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2018年5月15日 北海道朝刊
 政府は14日、アイヌ民族関連の施策を進める「アイヌ政策推進会議」(座長・菅義偉官房長官)の会合を首相官邸で開いた。制定を目指すアイヌ民族支援の新法に関し、文化や福祉政策の充実に加え、アイヌ民族が多く住む地域の振興や、他国の先住民族との交流促進も明記することを確認した。こうした内容を盛り込んだ推進会…
この記事は有料記事です。
残り124文字(全文274文字)
https://mainichi.jp/articles/20180515/ddr/041/010/003000c

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アイヌ舞踊、音楽体験 5/19高知で「アイヌ文化フェスティバル」

2018-05-16 | アイヌ民族関連
高知新聞2018.05.15 08:35

 「アイヌ文化フェスティバル2018」が19日、高知市九反田の高知市文化プラザ「かるぽーと」で開かれる。アイヌ民族の古式舞踊や民族音楽、口承文芸などが体験できる。
 北海道大学大学院の谷本晃久教授が「アイヌ文化と江戸時代のアイヌ語辞書~龍馬夫人は何を学んだか?~」と題して講演。音楽家による伝統楽器「トンコリ」演奏、木彫りと刺しゅうの実演もある。来場者全員に楽器「ムックリ」を配布し、鳴らし方のレクチャーも行う。
 入場無料。午後1時開演。問い合わせは主催の公益財団法人アイヌ民族文化財団(011・271・4171)へ。
https://www.kochinews.co.jp/article/183051/

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アイヌ新法に地域振興明記 政府方針 福祉政策から前進

2018-05-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2018/05/15
政府のアイヌ政策推進会議(座長・菅義偉官房長官)は14日、首相官邸で会合を開き、2020年までの制定を目指すアイヌ民族に関する新法に、地域・産業振興に取り組むことを明記する方針を決めた。北海道アイヌ協会などが要望してきた生活・教育支援の記載は見送った。
 新法で振興策を明記することで、アイヌ関連施策に法的根拠を持たせ、関連予算を含めた手厚い支援につなげる狙いがある。これにより、これまで文化、福祉政策の一部として位置付けられていたアイヌ政策は大きく前進することになる。
 政府は08年にアイヌ民族を先住民族と認め、2年前から新法を巡る議論を開始。推進会議の作業部会は同日の会合で「地域振興、産業振興、国際交流等を含めた幅広い取り組みになるよう検討を加速」との方針を明記した報告書を提出、了承された。
 会合で菅氏は「アイヌの皆さんの自立を図るための立法措置を検討してもらいたい」と強調。終了後、加藤忠・道アイヌ協会理事長は記者団に「法律で民族をきちんと位置づけてもらった。歴史的な一歩だ」と歓迎した。
 このほか会合では、20年に胆振管内白老町に開設予定の「民族共生象徴空間」について、年100万人の来場を目指し、今夏までに営業時間や料金体系、飲食・物販事業などを整理することを確認。運営権について民間に売却する「コンセッション方式」の導入を検討することや、アイヌ語などの候補案を複数挙げた上で、全国からの投票で象徴空間の愛称を決めることでも一致した。(古田夏也)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189477

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帯広福祉協会が障害者交流拠点を来月開設 地域に開かれた場に

2018-05-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/16 05:00
 社会福祉法人帯広福祉協会は6月、帯広市西21南2に障害者と市民の交流拠点「ポプケ」を開設する。障害者らの作品を展示するギャラリーや販売ブース、市民との交流スペースなどを設ける。同法人は「誰もが気軽に立ち寄れ、地域に開かれた場所になれば」と期待している。(広田まさの)
 同法人は西25南4で障害者支援施設などを運営する。障害者への理解を深めてもらおうと、交通アクセスなどの面で利便性が高く、市民が集まりやすい場所での拠点づくりを計画した。
 ポプケはアイヌ語で「暖かい」の意味。「訪れた人の心が温かくなるような場所に」との願いを込めた。建物は閉店した美容室。現在改装中で、6月中にオープンする。2階建てで延べ床面積は約650平方メートル。
 同法人が運営する就労継続支援B型事業所「あいとう」と、アトリエ「あーとスペースぐるぐる」をポプケに移し、1階の常設ギャラリーで利用者や画家らの作品を展示。販売ブースや市民が休憩できるスペースも設ける。2階にはあいとうの作業所が入り、のぼり旗など企業から受注する商品の製作なども担う。
 同法人は、ポプケを活用して子供から高齢者まで集える催しの開催を考えているほか、販売ブースでの接客など障害者の雇用創出も見据える。阿部克憲事務局長は「地域に見える場所で活動することで新たな交流や発想が生まれる。障害者や市民が同じ目線で物事に取り組める場所にしたい」と話している。
☆「ポプケ」のプは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189781

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倶多楽湖伏流水で園庭、化粧品工場敷地に7月開園 白老 「新たな観光スポットに」

2018-05-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/15 12:13
【白老】倶多楽湖の伏流水を利用した噴水や水路を備えた園庭が、町虎杖浜の化粧品製造工場「ナチュラルファクトリー北海道」の敷地に7月21日にオープンする。工場を経営する化粧品製造販売「ナチュラルサイエンス」(東京)が、工場でも利用している伏流水に親しんでもらう狙いで、工場のある旧虎杖中グラウンドを利用して、造成。関係者は「町の新たな観光スポットになる」と期待している。
 園庭は広さ約1・7ヘクタール。工場に隣接する親水公園から伏流水を引き、全長70メートルの水路と、噴水を整備する。水路は深さ数センチで、子どもが安心して遊べる構造。苫小牧市植苗の観光庭園「イコロの森」が園内の植栽を監修し、ギンカエデやアオダモなどの樹木約140本、ローズマリーやラベンダーなども植える計画だ。
 同社は昨年9月の稼働以降、住民や観光客がリラックスできる工場を目指し、敷地内で化粧品の売店やカフェ、ヨガスタジオなどを営業している。町内外の人が訪れ、にぎわっている。高畠章工園長は「豊かな水と自然の中で、くつろげる空間にしたい」と話している。
 2020年のアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の開設で、国内外からの観光客の増加が見込まれており、町は、町の観光資源の活用や周遊ルートを整備している。
 同工場の園庭について、町経済振興課は「町の魅力向上につながる。新たなスポットができれば、観光客の滞在時間も延びるのでは」と期待している。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189565

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アイヌ新法、政府方針 関係者「地域振興」に期待 生活支援見送りに不満も

2018-05-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/15 09:44 更新
 政府のアイヌ政策推進会議(座長・菅義偉官房長官)が14日、アイヌ民族に関する新法に「地域振興」や「産業振興」に取り組むことを明記する方針を示したことに対し、道内のアイヌ民族からは歓迎する声が上がった。ただ、北海道アイヌ協会などが長く求めてきた生活・教育支援については盛り込まれない見通しで、課題が残る形となった。
 「かつてない積極的な国の姿勢を感じる」。胆振管内白老町の山丸和幸さん(69)=北海道アイヌ協会理事=は、今回の政府方針を評価する。政府は2020年、同町にアイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間」を開設。以前はこれを機にアイヌ政策が「縮小するのでは」との見方もあっただけに、新法制定に向けた進展を歓迎し、「アイヌの若者がもっと活躍できる社会になれば」と期待する。
 地域、産業振興を定めるのは、今まで法的根拠がなく行われていたアイヌ政策を安定化するのが狙い。アイヌ文化を中心とした地域づくりを進める日高管内平取町の平取アイヌ協会の木村英彦会長(54)は「法律の後押しで、今まで以上に多くの施策が展開できる」と前向きに受け止める。
 アイヌ文化の勉強会「ラムピリカ」の笹村律子代表(48)=帯広市=も「アイヌ文化をまちづくりにどんどん生かしてほしい」と語る。ただ、年金などの支援について国は「国民理解を得ることは難しい」として立法化しない考えで、「差別で貧困に陥り、支援が必要になった歴史も直視してほしい」と訴える。
 世界では先住民族の土地権や自治権などを幅広く認めている国は多い。アイヌ女性会議(札幌)の多原良子代表(67)は「雇用に結びつく政策は大切だが、それだけでは納得できない」と、日本でも土地権などの権利回復が必要との認識を示す。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189434

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2018-05-16 | 先住民族関連
毎日新聞 2018/05/15

 僕はウバク・ラカビャン(34)。ウバクは「収穫が多い」という意味があるんだ。先住民パイワン族の伝統衣装は男性もスカートをはくんだよ。【福岡静哉】
https://mainichi.jp/articles/20180515/ddm/007/070/083000c

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