北海道新聞05/11 05:00
アイヌ民族や研究者でつくるアイヌ政策検討市民会議は10日、政府のアイヌ民族に関する新法の検討状況について「強引に進めている」などと批判する意見書を、政府のアイヌ政策推進会議座長である菅義偉官房長官に宛てて送付した。
意見書では新法の検討について「政府主導の下、本来自己決定権を持つべきアイヌ民族を対等に扱うことなく、一方的に意見聴取するなど植民地主義的だ」と非難している。
また、1997年制定のアイヌ文化振興法にアイヌ民族が先住民族と明記されなかった点や、アイヌ民族の権利が制限されている現状などを問題視した上で「放置したまま新法を作るなら国際社会の流れに逆行する」と指摘している。
市民会議代表の丸山博室蘭工大名誉教授らが10日、道庁内で記者会見し、「アイヌ民族が新法の原案をつくるのが本来のやり方だ」などと述べた。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/188444
アイヌ民族や研究者でつくるアイヌ政策検討市民会議は10日、政府のアイヌ民族に関する新法の検討状況について「強引に進めている」などと批判する意見書を、政府のアイヌ政策推進会議座長である菅義偉官房長官に宛てて送付した。
意見書では新法の検討について「政府主導の下、本来自己決定権を持つべきアイヌ民族を対等に扱うことなく、一方的に意見聴取するなど植民地主義的だ」と非難している。
また、1997年制定のアイヌ文化振興法にアイヌ民族が先住民族と明記されなかった点や、アイヌ民族の権利が制限されている現状などを問題視した上で「放置したまま新法を作るなら国際社会の流れに逆行する」と指摘している。
市民会議代表の丸山博室蘭工大名誉教授らが10日、道庁内で記者会見し、「アイヌ民族が新法の原案をつくるのが本来のやり方だ」などと述べた。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/188444