先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

ブックウオッチング 新刊 『アイヌ民族法制と憲法』=中村睦男・著

2018-05-02 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年5月2日
良書を誇る大学出版部特集
 19世紀末に制定された「北海道旧土人保護法」から「アイヌ文化振興法」(1997年成立)に至る過程を追った。北海道の開発が進むなかでアイヌ民族は生活基盤や文化を奪われた。同化政策を進めた旧土人保護法は廃止され、伝統文化を受け継ぐ施策が図られたが、憲法研究者で「アイヌ民族文化財団」理事長の著者は、アイヌが先住民族だと法律で認めることなど今後の課題を指摘する。(北海道大学出版会・4104円)
https://mainichi.jp/articles/20180502/ddm/015/070/038000c

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象徴空間の準備、急ピッチ

2018-05-02 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年5月1日10時28分
開設まで2年、白老・国立アイヌ民族博物館着工
 アイヌ文化復興のナショナルセンターとして国が白老町のポロト湖畔に整備する「民族共生象徴空間(象徴空間)」は、2020年4月24日の開設まで2年を切った。中核施設となる国立アイヌ民族博物館の本体工事が着工し、運営する公益財団法人「アイヌ民族文化財団」も発足した。準備作業は急ピッチで進むが、周辺整備や新財団の役割などに関して課題もある。
周辺整備や新財団の役割、課題
 国立アイヌ民族博物館は地上一部3階建て、延べ床面積約8600平方メートル。4月に建設工事が始まり、来年11月の完成を目指す。
 隣では、3月31日に50余年の歴史に幕を閉じた、アイヌ民族博物館・ポロトコタン(民博)の施設の取り壊しも始まった。チセ(伝統家屋)が立ち並ぶ場所は、国立民族共生公園(約10ヘクタール)の「伝統的コタンの再現」ゾーンとして生まれ変わる。体験交流ホールや体験学習館も今年度中に着工される。
 ポロト湖東側の高台約4・5ヘクタールに整備されるアイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設は、高さ約30メートルのモニュメントが完成。今後は「墓所」となる建物などが整備されるが、アイヌ民族の間では遺骨の集約に異論が根強くあり、どう解決させてゆくか、課題の一つだ。
駅北広場は急務
 国が年間100万人の集客を目標とする象徴空間。周辺整備も急ピッチで進む。国は国道36号の苫小牧市樽前―白老町社台間の約4・8キロ区間の片側2車線化に着手した。白老町は今年度、周辺整備関連に7億円超の予算を計上、JR白老駅西側に室蘭線を南北にまたぐ自由通路などを新設する。
 町にとって最大の懸案は、象徴空間に直結する「観光商業ゾーン」と位置づける駅北広場の整備だ。町商工会が、総合インフォメーションセンターやベーカリー&カフェ棟、物産土産棟、宿泊棟などの配置を提案。町はこれをベースに、総合インフォメーションセンターを「地域文化・観光研修センター」として建設する計画を立てたが、建設規模や維持管理費の精査が十分でなかったとして町議会への提案を見送り、計画を練り直している。戸田安彦町長は「6月には方向性を出す」と語るが、整備着手は待ったなしだ。
文化伝承へ一丸
 象徴空間の運営を担うアイヌ民族文化財団は、「公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(機構)」(札幌)と「一般財団法人アイヌ民族博物館」(白老)が合併して誕生した。
 4月1日の発足式後、両組織の人的交流や研修会を実施。旧民博職員は新財団の白老事務所になった旧社台小学校への引っ越し作業に追われながら、文化伝承の新たなプログラム作りに取り組み始めているが、まだ、手探りの状態だ。
 国立博物館の開設は日本で5番目になるが、国の機関ではなく、「財団」がその運営を担うのは初めて。象徴空間の運営は、国が担うアイヌ先住民政策の根幹の一つにもなるだけに、その力量が問われることになる。
 中村睦男理事長は「アイヌ文化の伝承など、アイヌ文化振興法に基づく事業を引き続き展開するほか、新財団には象徴空間の開設に向けた準備作業が加わる。組織の一体化が急務」とし、「(旧民博は)アイヌ民族自らの力で文化を伝承し、人材を育ててきた。これを継承、発展させるとともに、力を合わせて、道内外に、世界に注目される象徴空間にしてゆきたい」と語る。
 合併してまだ1カ月、アイヌ文化の復興、民族の復権に向け、いかに創造的で魅力的なプログラムを構築し、発信できるかが注目される。(深沢博)
https://www.asahi.com/articles/CMTW1805010100009.html

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「ゴールデンカムイ」、特製オリジナルうまい棒 「うまい制裁棒(ストゥ)」配布会 開催決定ッ!!

2018-05-02 | アイヌ民族関連
アキバ総研 | 2018年05月01日 18:00

放送中のTVアニメ「ゴールデンカムイ」より、特製オリジナルうまい棒「うまい制裁棒(ストゥ)」配布会の開催が決定した。
「ゴールデンカムイ」は、野田サトルさんが週刊ヤングジャンプにて連載中の人気コミックで、明治時代末期の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金を狙う元陸軍兵・杉元佐一と、アイヌの少女・アシ(リ)パの冒険が描かれる。また、作中ではアイヌの文化や風習、料理などがリアルに表現されており、歴史エンターテイメントとしても楽しめる作品となっている。
TVアニメ版の監督は、「Fate/Grand Order -First Order-」の難波日登志さん、シリーズ構成が「黒子のバスケ」の高木登さん、キャラクターデザインは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」でキャラクター作画監督を務めた大貫健一さん。制作は「虐殺器官」のジェノスタジオが担当する。
⇒2018春アニメ一覧
今回、5月3日(木・祝)~5月6日(日)の4日間、アニメイト対象店舗の店頭で「ボリボリしちゃおうか」と伝えると、先着で「うまい制裁棒(ストゥ)」をプレゼント! ゲットして、アシ(リ)パさんのイラストがデザインされた特別なうまい棒をボリボリしてみてはいかがだろうか。
【キャンペーン情報】
■「うまい制裁棒(ストゥ)」配布会
・配布店舗:アニメイト新宿、アニメイト梅田、アニメイト大阪日本橋、アニメイト札幌
・配布日:5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、5日(土)、6日(日)の各日で配布
・配布場所:各店の店頭にて配布(各日なくなり次第終了)
※「うまい制裁棒(ストゥ)」(オリジナルうまい棒)は非売品です。
※パッケージ内のうまい棒は複数種あり、ランダム配布となります。味は選べませんのでご了承ください。
※諸般の事情により、変更・延期・中止となる場合がございます。
※特典はなくなり次第終了となります。あらかじめご了承ください。
※おひとり様おひとつのお渡しになります。
※特典のお取り置きは不可となります。
【放送情報】
■TVアニメ「ゴールデンカムイ」
・TOKYO MX:4月9日より毎週月曜23:00~
・読売テレビ:4月9日より毎週月曜25:59~
・札幌テレビ:4月9日より毎週月曜25:44~
・BS11:4月9日より毎週月曜25:00~
・時代劇専門チャンネル:4月13日より毎週金曜25:00~
・FOD:4月9日より毎週月曜23:30配信
https://akiba-souken.com/article/34070/

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クック船長の上陸地整備=250年の節目へ計画-豪

2018-05-02 | 先住民族関連
時事通信(2018/05/01-14:21)
 【シドニー時事】オーストラリア政府は1日までに、豪大陸東岸部を英国領と宣言した18世紀の英探検家ジェームズ・クック(通称キャプテン・クック)が初上陸した地点に新たな案内所を設けるなど大規模な整備計画を発表した。2年後の上陸250年に間に合うよう豪州の新たな歴史を切り開いた場所を整え、国民の関心を高める狙いだ。
 クック船長の上陸地点は、シドニー郊外のボタニー湾に面する国立公園にある。「欧州と先住民アボリジニの二つの文化が東海岸で初めて出会った」(ターンブル首相)歴史的な場所だが、今は記念碑などが置かれているだけで、訪れる人は少ない。
 政府は地元と共同で5000万豪ドル(約41億円)を投じ、「出会い」を象徴する新たな記念碑の建設や、上陸に関する展示も可能な案内所の設置を含めた整備を行う。初上陸から丸250年に当たる2020年4月29日までの完成を目指す。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050100621&g=int

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白老アイヌ協会、一般社団法人化へ 設立70周年で記念事業

2018-05-02 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/5/1配信
 白老アイヌ協会は4月28日、白老コミュニティセンターで定期総会を開いた。協会設立70周年記念事業を行うとともに、主体的に活動を展開するため、年度内に一般社団の法人格を取得することを決めた。
 新井田幹夫会長は、2020年4月の民族共生象徴空間開設に向けた国立アイヌ民族博物館の建設工事が始まったことに言及し「協会としても整備促進に向けて取り組みたい」と強調。また、今年度、協会設立70周年の節目を迎えることから記念事業の実施と合わせ「将来を見据え法人化したいと内部で検討を進めている」と現状を報告した上で「課題に全力を尽くし、目標に向かってまい進していきたい」と会の運営に理解と協力を求めた。
 議事では、17年度事業・決算報告、18年度事業計画・予算を承認。今年度、協会設立70周年を迎えることから、記念事業として記念誌を発行予定。また、象徴空間開設などの将来を見据え、主体性を持って会の活動、事業を展開するため、年度内に一般社団の法人格を取得し、法人化を図る。毎年実施している事業として、7月13日にアイ・オロ・オ・コタン慰霊祭、8月11日に白老アイヌ碑慰霊祭、9月16日にしらおいチェプ祭の開催などを事業計画に盛り込んだ。
 任期満了に伴う役員改選では、13人の理事と2人の監事を選出。会長、副会長、会計は後日開く理事会で決める予定。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/13716/

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「紋面」保有者の姿を映像で記録 苗栗県、先住民文化の理解促進願う/台湾

2018-05-02 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾 2018/05/01 16:15

自身が登場するドキュメンタリー映像の発表会に出席する柯菊蘭さん(赤い服の女性)
(苗栗 1日 中央社)苗栗県政府文化観光局は台湾の先住民に伝わる顔の入れ墨「紋面」保有者の姿を記録したドキュメンタリー映像を製作した。県内の小学校で4月30日、発表会が行われ、作品に登場する台湾原住民(先住民)タイヤル族の紋面保有者、柯菊蘭さんや徐耀昌県長らが映像を観賞した。徐県長は、映像を通じて台湾全土の人々に先住民文化に理解を深めてもらい、文化資産が重視されるようになればと期待を寄せた。
同県は2016年にタイヤル族の紋面文化を無形文化財に指定。文化観光局は紋面保有者の貴重な姿を映像で残そうと、文化部(文化省)の補助金を受けて紋面文化の保護計画に取り組んでいる。約20分のドキュメンタリーでは、同県在住の柯さんと簡玉英さんの人生の物語を記録した。簡さんは撮影中の今年1月に亡くなった。存命の保有者は台湾全土で柯さんを含めて2人にまで減っている。
同局によれば、柯さんは日本統治時代の1923年生まれ。当時は紋面が禁止されていたが、集落の頭目(代表)だった祖父が伝統を重視した影響で、8歳ごろに額と頬に紋面を施した。だが、後に紋面師が道具を没収されたため2度目の紋面は施せなかった。柯さんは、紋面はタイヤル族の証であり、紋面があってこそ虹の橋を越えて祖先と再会できると信じているという。
柯さんは自身で織った伝統衣装を身にまとい、発表会に出席。タイヤル族に古くから伝わる歌で歓迎の意を示し、「みなさんに会えてうれしい」と喜びを語った。
(管瑞平/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201805010005.aspx

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金塊探しが味わえる 『ゴールデンカムイ』の「刺青人皮」を模したミニタオル、ガチャに登場

2018-05-02 | アイヌ民族関連
ねとらぼ 4/30(月) 8:00配信
他の囚人たちに奪われないよう注意。

アニメ「ゴールデンカムイ」をモチーフとしたミニタオルが、6月3週からタカラトミーアーツのカプセルトイ「ガチャ」で全国販売されます。デザインには作中の「刺青人皮」を模したものもあり、主人公たちの金塊探しの気分が味わえそうです。
ミニタオルは全8種。キャラクターが載ったデザインが5種(杉元佐一、アシリパ、白石由竹、鶴見、尾形百之助)と、囚人の刺青人皮を再現したものが2種、アシリパのバンダナにあるアイヌ文様が1種となっています。
 「ゴールデンカムイ」は明治の北海道を舞台に、隠された金塊を見つけるため、その暗号となる刺青が彫られた囚人たちを探し求める物語。ややグロテスクでインパクトのある「刺青人皮」がミニタオルとして携帯できるのはシュールですし、ガチャで引き当てるのも杉本一行の刺青探しとシンクロしそうで、何かとそそられるアイテムです。アシリパさんの文様も普通におしゃれ……!
 サイズは200ミリ×200ミリ、綿・ナイロン製。価格は1回300円です。(黒木貴啓)
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/26/news101.html

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ここを押さえれば完璧!トロント旅行でゼッタイ外せない観光スポット5選(初心者向け)

2018-05-02 | 先住民族関連
地球の歩き方 (プレスリリース) (ブログ)2018年04月30日

五大湖の一つ「オンタリオ湖」に面したトロント
カナダ最大の都市にして、商業、金融、経済の中心地でもあるトロント。また、映画や演劇など芸術文化も盛んで、特に、毎年9月に行われるトロント国際映画祭(TIFF)が有名です。トロントとは、先住民族(ヒューロン族)の言葉で「出会いの場所」という意味で、その名前の意味する通り、トロントではさまざまな国からの移民者に出会えます。また、トロント周辺には湖や大小の美しい公園が点在し、自然と都市が融合しています。今回は、トロント旅行でゼッタイ外せない観光スポットを5つ紹介します。
トロントのランドマーク「CNタワー」は、1976年にカナディアン・ナショナル鉄道が建設した電波塔(CNとはCanadian Nationalの略)。高さは553.33メートルで、4つの展望台があり、トロントで一番人気の観光スポットです。開業から2011年までの32年間、自立式電波塔としては「世界で一番高い建築物」でした。2018年現在、日本の東京スカイツリー(634メートル)、中国の広州塔(600メートル)に次いで第3位です。
CNタワーの見どころは、何といってもダイナミックな眺望です。高速エレベーターでまず到着するのは、地上346 メートルにある「ルックアウト(LookOut)」。展望デッキからは、トロントの街並みを360度、堪能することができます。
また、一階下(地上342メートル)にある「グラス・フロア」(Glass Floor)では、ガラス張りの床の上から、足がすくむようなスリリングな景色を眺めることができます。ここに寝そべって記念写真を撮れば、思い出に残ること間違いなし。さらに、地上447メートルの「スカイポッド(SkyPod)」からの眺めは格別。天気がよければ、ナイアガラやアメリカのバッファローまで見渡せます。
もっとスリルを味わいたい方にオススメなのが、地上356メートルの展望台の外、幅わずか1.5メートルの縁(エッジ)の上を歩く「エッジ・ウォーク」。世界一高い遊歩道で、命綱とインストラクターを頼りに6人1組で行なう約30分のアクティビティは、ハラハラドキドキの連続です。
■CNタワー(CN Tower)
・住所:301 Front St W, Toronto, ON M5V 2T6, Canada
・最寄駅:地下鉄TTC Union駅
・URL:http://www.cntower.ca/en-ca/home.html
2. トロント市民の台所「セント・ローレンス・マーケット」
「セント・ローレンス・マーケット」は、200年以上もの歴史があるマーケットです。建物はメインの南棟(The South Market)と、週末に朝市やアンティーク市が開かれる北棟(The North Market)の2つに分かれています。ここでは120軒ほどのお店が営業しており、肉、魚、野菜、果物などの生鮮食品や、チーズやデリ等、良質の食材が売られています。まさに「トロント市民の台所」といったところです。
メインの南棟(The South Market)では、地元の新鮮な野菜や果物、肉や魚、チーズやパンなどの食料品や、カナダのおみやげに喜ばれるメープルシロップやクッキー、アクセサリーやキッチン雑貨など、ぶらぶらと見て歩くだけでも楽しめます。
ここにはイートイン・スペースもあるため、手軽に美味しい食事がとれます。筆者のイチ押しは 、「カルーセル・ベーカリー(Carousel Bakery)」のサンドイッチ。なかでも、カナダ名物の「ピーミール・ベーコン」(ショルダーベーコンにコーンミールをつけたもの)を挟んだサンドイッチは、この店の名物です(写真左)。また、「バスターズ・シー・コーブ(Buster's Sea Cove)」のカラマリ・フライやフィッシュ・アンド・チップス、魚のサンドイッチもおいしい(写真右上)。
そのほか、地下にある「クレープ・イット・アップ・カフェ(Crepe It Up Café)」のクレープもおすすめ(写真右下)。フルーツやチョコレート、アイスクリームなどが入った甘いクレープから、野菜や卵、チーズなどを入れた甘くないものまでさまざま。また、同じく地下にある「エブリデー・グルメ(Everyday Gourmet)」のコーヒーは、キメが細かく風味豊かです。
■セント・ローレンス・マーケット(St. Lawrence Market)
・住所:92- 95 Front St East Toronto, Ontario, M5E 1C3, Canada
・最寄駅:地下鉄TTC Union駅、King駅
・URL:http://www.stlawrencemarket.com/
3. トロントの歴史地区で現代アートに触れる「ディスティラリー地区」
「ディスティラリー地区」の赤レンガの建物は、元は1832年にウィスキーの醸造所だったもの。当時の石畳の通りやビクトリア時代の外観はそのままに、2003年、内装を新たに「ディスティラリー・ディストリクト(Distillery District)」として再開発されました。北米では最大かつ保存状態の良い産業建築物として、大変貴重な歴史地区です。現在では、ブティックやギャラリー、カフェやレストラン、ワークショップなどが集うおしゃれなスポットとして人気です。
なかでも、モダンで洗練されたハンドクラフトやジュエリーのワークショップは必見。また、トロントのチョコレート店「ソーマ チョコレートメーカー(SOMA chocolatemaker)」や、自家醸造ビールの「ミルストリートブリュワリー(Mill Street Brewery)」、北米初の日本酒醸造所「オンタリオスプリングウォーターサケカンパニー(The Ontario Spring Water Sake Company)」など、ディスティラリー地区ならではの専門店めぐりもオススメ。
■ディスティラリー地区(The Distillery)
・最寄駅:地下鉄TTC Union駅、ストリートカーCherry Street Loop駅
・URL:http://www.thedistillerydistrict.com/
4. トロントのダウンタウンの人気デパート「イートンセンター」
トロントでショッピングを楽しみたい方におすすめなのが、ここ「イートンセンター」。トロントのダウンタウンに位置し、TTC地下鉄2駅と直結しているので、アクセスも便利。衣類からアクセサリー、電化製品、薬局、フードコートなど、250店舗以上が集結した複合ショッピングモールです。頻繁にセールが開かれているため、日本では高いブランドがお手頃価格で手に入るかも?!
ここで、カナダ発の人気アパレルブランドをいくつか紹介します。まず、ヨガ好きな方におすすめなのが、バンクーバー発祥の「ルルレモン・アスレティカ (Lululemon Athletica)」。カラフルで、動きやすくお洒落なデザインの服は、ヨガウェアという枠を超え、普段着としてもトロントニアンに愛されています。
次に、トロント発祥の「ルーツ(Roots)」。ロゴのビーバーと楓が目印で、オリンピックでカナダの公式ユニホームに起用されたこともある国民的ブランドです。Tシャツやソックス、財布など、おみやげにも最適。
そのほかにも、カジュアルやアウトドア系で人気なのが「カナダグース(Canada Goose)」や「アークテリクス(Arc’teryx)」のジャケット、「ハーシェル(HERSCHEL)」のバックパックなど。また、女性にはマック(MAC)のコスメが人気があります。
■イートンセンター(Eaton Centre)
・住所:220 Yonge St, Toronto, ON M5B 2H1 Canada
・最寄駅:地下鉄TTC Dundas駅、Queen駅
・URL:https://www.cfshops.com/toronto-eaton-centre.html
また、多くのショップやレストラン、巨大な広告モニターなどに囲まれた「ヤング・ダンダス広場(Yonge-Dundas Square)」は、いつも多くの人でにぎわっています。夏には毎週末、何らかのイベントが行われ活気があります。さらに、この辺りにはラーメンの山頭火や、MUJI(無印良品)、ユニクロ、てつおじさんのチーズケーキ、パブロチーズケーキなど、日本の店も多いことから、近年では地元トロントニアンから「小さな東京(Little Tokyo)」と呼ばれることも。
5. 旅の目玉!ダイナミックな「ナイアガラの滝」鑑賞
タイトルを見て、「トロント観光なのにナイアガラの滝?!」と思われた方もいらっしゃるでしょう。けれども「トロント観光=ナイアガラの滝」と言っても過言ではない程、トロントを旅行する方の多くがナイアガラの滝を訪れます。
トロントからナイアガラの滝へは、バス、車、VIA鉄道などで約2時間。ナイアガラの滝のみの観光であれば、半日もあれば十分で、トロントから日帰りも可能です。
ナイアガラの滝は、冬もなかなか見ごたえがありますが、滝の周辺を散策する際はかなり冷えますので、防寒対策が大切です。また、冬季の間はナイアガラの滝で人気の遊覧船「ホーンブロワーナイアガラクルーズ(旧:霧の乙女号)」は運航しておらず、今年は3月28日(水)から11月30日(金)まで運行する予定です。やはり春から夏にかけてがナイアガラの滝観光のピークと言えるでしょう。
迫力ある滝を間近で見たいという方は、「ジャーニービハインドザフォールズ」というアトラクションがおすすめ。このアトラクションでは、滝を裏側から見ることができます。こちらは季節を問わず、1年中楽しむことができます。
ナイアガラの滝は世界三大瀑布のひとつで、カナダとアメリカの境にあり、轟音を立て流れ落ちる水しぶきを観光する旅行者は、年間1,500万人を超えるそうです。
ナイアガラの滝は3つに分かれており、落差58メートル、幅330メートルの「アメリカ滝(American Falls)」、アメリカ滝の右側にある「ブライダルベール滝(Bridal Veil Falls)」、カナダ側の「ホースシュー滝(Horseshoe Falls)」があります。
ホースシュー滝は通称カナダ滝とも呼ばれ、馬の蹄につける「蹄鉄」に似ていることから名付けられました。落差56メートル、幅675メートル、滝壺の深さ55メートルと、滝の高さ自体はあまり高くないものの、幅が広く、単独で流れる滝の水量では北米でもっとも規模が大きいそうです。これぞ「ナイアガラの滝」という感じです。
■ナイアガラの滝
・住所:Niagara Falls, NY 14303 U.S.A.
・最寄駅:VIA鉄道ナイアガラ・フォールズ駅
・URL:https://www.niagarafallstourism.com/
いかがでしたでしょうか。トロントには、たくさんの観光スポットがありますが、今回の「ここを押さえれば完璧!トロント旅行でゼッタイ外せない観光スポット5選(初心者向け)」では、どれもオススメな場所ばかりを紹介しました。トロントを観光される際には、ぜひ訪れてみてください。
https://news.arukikata.co.jp/column/sightseeing/North_America/Canada/TORONTO/202_621065_1523758137.html

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