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北海道・二風谷でアイヌ文化伝えたい 萱野さん、故郷に夢の宿

2018-05-18 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2018年5月17日 
 北海道平取町二風谷に今春、ゲストハウス「yanto(ヤント)」がオープンした。経営するのは、アイヌ初の国会議員だった故・萱野茂さんの孫公裕さん(29)。「アイヌ文化を通じて、二風谷の良さを伝えたい」と意気込む。
 ヤントはアイヌ語で「宿」を意味する。平屋で4部屋あり、1人1泊3240円から(4~10月)で最大16人の宿泊が可能。アイヌ民具や世界の先住民族の絵画などを展示する萱野茂二風谷アイヌ資料館に隣接している。
 公裕さんは苫小牧高専を卒業後、神奈川県の設計事務所に就職。年に数回、帰省するたびに「いつか二風谷でアイヌ文化の担い手になりたい」という夢を膨らませた。低予算で個人旅行する趣味のバックパッカーをヒントにゲストハウスを思いつき、25歳で会社を辞めて4年がかりで準備した。昨年4月に結婚した妻りえさん(30)は資料館の受付も手伝っている。
 2泊3日で滞在した千葉大大学院修士課程2年、渡辺香織さん(30)は「将来、アイヌ語を教えたいと思って二風谷に来た。新鮮な教材がたくさんあった」と感激していた。
 公裕さんは「地域を挙げてアイヌ文化を残そうというのが、二風谷の魅力。地域が潤う宿にしたい」と胸を張った。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20180517/ddr/041/040/003000c

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チャシ跡群今年もツアー客続々 本年度第1陣、大阪から17人 「根室訪れるきっかけに」

2018-05-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/18 05:00
 【根室】国指定史跡「根室半島チャシ跡群」に、今年もツアー客が続々と訪れている。2006年に日本城郭協会(東京)の「日本100名城」に選定されて以来、来訪者は年々増えており、市観光協会は「チャシが根室を訪れる一つのきっかけになれば」と期待を寄せている。
 チャシはアイヌ語で「柵囲い」や「とりで」などを意味し、祭祀(さいし)の場などとして使われていたとされる。市内には32カ所あり、うち24カ所が根室半島チャシ跡群として国指定史跡になっている。100名城選定の翌年から始まった各城を巡るスタンプラリーで訪れる人が目立ちはじめ、5年ほど前からは積雪期を除く5~11月に旅行会社のツアーも行われるようになった。
残り:338文字/全文:640文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/190499

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アイヌ文化PRへ人気アニメ活用 道など 「聖地巡礼」観光客増も狙う

2018-05-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/17 17:00
 道と北海道観光振興機構は来月から、アイヌ民族の少女らが明治期の北海道を舞台に活躍する人気のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」を活用したキャンペーンを始める。「北海道はゴールデンカムイを応援しています」と銘打ち、専用のロゴマークを制作。各種広報誌などに掲載するほか、道内外の観光イベントなどでPRし、アイヌ文化への理解や道内の周遊観光につなげる狙いだ。
 ゴールデンカムイは日露戦争の帰還兵やアイヌ民族の少女らが金塊を探し、道内を旅する壮大な冒険物語。原作漫画は2014年から集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、16年にマンガ大賞を受賞した。今年4月からテレビアニメ化され、札幌テレビ放送(STV)で毎週火曜日の午前1時44分から、BS11で午前1時から放映されている。
 道は本年度予算で、国が20年4月に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の誘客に向けた事業費として約4億円を計上。このうち約3600万円をゴールデンカムイのキャンペーンにあてる。
 ロゴマークは、北海道の地図やアニメの登場人物を配したものなど数種類を制作。自治体や企業・団体も道内への誘客を目的とした観光チラシ、パンフレットなどに使用できる。申請方法は6月から同機構の会員専用サイトで公開する。
 各種イベントでは仮想現実(VR)映像でアニメの舞台となった小樽や札幌、旭川などを紹介。釧路市阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌコタンや日高管内平取町の二風谷アイヌ文化博物館など道内のアイヌ関連施設を紹介するスマートフォンアプリも開発する。アニメの舞台となった地域をファンが巡る「聖地巡礼」につなげたい考えだ。
 キャンペーン専用サイトも立ち上げる予定で、北海道観光振興機構誘客推進事業部の田中洋一次長は「象徴空間のオープンに向けアイヌ文化を核とした広域観光を形づくり、若者や女性など幅広い層の誘客を実現したい」と話している。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/190342

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アイヌ民族研究者ピウスツキの没後100年で慰霊式

2018-05-18 | アイヌ民族関連
HTB北海道テレビ 2018/05/17(木) 19:11 掲載
https://www.youtube.com/watch?v=6IgCp4p9k5Q
 ポーランドのアイヌ民族研究者、ブロニスワフ・ピウスツキの没後100年の慰霊式が、ポーランド大使館の領事も参加して胆振の白老町で行われました。
 ピウスツキは初期の蓄音機・蝋管を使ってアイヌ民族の肉声を録音するなど世界的なアイヌ研究者として知られています。白老町にもひと月ほど滞在したことから胸像が建てられていて、没後100年の命日にあたる17日は、伝統舞踊などカムイノミの儀式を行い、慰霊をおこないました。
https://www.htb.co.jp/news/archives_1377.html

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