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台湾は「魅力を伝えたくなるパワーを持つ島」=在住ライター・片倉真理さん

2018-05-26 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2018/05/25 11:44
(台北 25日 中央社)「台湾は魅力を伝えたくなるパワーを持った島なのではないか」。そう語るのは台湾在住ライターの片倉真理さん。台湾に魅了された“台湾好き”の中には、台湾で見たことや知ったことなどをブログやSNSなどを通じて詳細に発信する人も少なくない。台湾を紹介するガイドブックも増加する中、片倉さんは情報そのものというよりも、台湾の土地を理解する“ヒント”を与えようと紀行ガイド「台湾探見 Discover Taiwan」を先月出版した。「いろいろなところに行って、現地の人とコミュニケーションをとってもらいたい」と台湾の楽しみ方を提案している。
片倉さんは、同じく台湾の情報を発信する作家、片倉佳史さんとの結婚を機に、1999年に台湾に移住。住み始める前から台湾を好きだったが、当時は台湾の歴史や日本語教育を受けた人の存在などについてはあまり知らなかったという。実際に来てみると当時のことを語ってくれる人が多く、「衝撃的だった」と振り返る。
台湾在住歴は今年で19年になる。台湾の人から「飽きないか」と聞かれることもあるというが、「あんまり飽きない」と笑う。「知れば知るほど面白くなる土地」と台湾の魅力を語る。
同書では、これまでの取材を通じて知った台湾各地の風土や歴史などをまとめた。台南のアップルマンゴー(愛文)の開発秘話や台湾原住民(先住民)サイシャット族の祭りなどから、嘉義や台東など地方都市まで、台湾の知られざる一面が紹介されている。
同書の執筆を通じてより好きになった都市は南部・嘉義。「行く度に発見がある」と片倉さんは話す。七面鳥を使った「火鶏肉飯」やマヨネーズをかけた涼麺など独自の食文化があるほか、古い建物も多く残り、「街歩きが面白い街」と太鼓判を押した。
片倉さんは台湾の良さについて、失敗したことよりも挑戦を褒め称える土壌がある点を指摘する。「日本では新しいことに挑戦しにくい。台湾には新しいことに挑戦しようと思える周りの空気がある。それが台湾の魅力」と語った。 (名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201805250002.aspx

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上川アイヌ認定 周遊ルート設け魅力発信へ /北海道

2018-05-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年5月25日 地方版
 「日本遺産」の今年度の認定結果が24日発表され、道内では旭川市や富良野市など大雪山系周辺の上川、十勝地域の2市10町(事務局・上川町)が申請した「カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界」が選ばれた。今後PR活動を展開し、アイヌ文化の体験や大雪山の魅力を満喫できる観光周遊ルートの設定などに着手して地域振興を図る。
 認定されたのは、美しい大雪山系の自然と、その中にカムイ(神)を見いだして共に生きてきた上川アイヌの文化を紹介する内容。アイヌの儀式や舞踊、旭川市にあるアイヌの伝統家屋「チセ」などの文化財、伝説の舞台となった石狩川沿岸の景勝地、神居古潭(かむいこたん)などもストーリーに組み込んだ。
 申請に協力した川村カ子トアイヌ記念館(旭川市)の川村久恵・副館長は「アイヌ文化が評価されたことは喜ばしい。維持・伝承していく責任を感じる」と歓迎。「旭川を中心としたこの地域のアイヌは移住・移転を強いられ、土地を奪われる厳しい時代を経験してきた。これを機に、行政と協力しながら、文化や観光だけでなく、こうした歴史や食文化なども発信していければ」と話した。
 道内では、このほか「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落」に小樽市と石狩市が追加認定された。
 一方、標津町を中心とする根室地域の1市4町が連携して申請した「メナシ(東方の地)を継ぐ人々の物語~根室海峡沿岸地域の農漁村景観とそのルーツ」は今回は選ばれなかった。
 日本遺産は、全国各地の有形、無形の文化財群にまつわる地域の歴史的魅力や特色を語るストーリーを文化庁が認定するもの。【横田信行、本間浩昭】
https://mainichi.jp/articles/20180525/ddl/k01/040/104000c

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<第4部 幌別かいわい>座談会(上)幌別の現状、可能性は 積み重ねた歴史 魅力に

2018-05-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/25 09:20
地域に暮らす人々の営みを紹介する連載「まちのものがたり」の第4部では、登別市の中心として栄えた幌別地区を取り上げた。連載に登場した複合商業施設アーニス理事長の亀谷和人さん(53)、登別市自然体験施設「ネイチャーセンターふぉれすと鉱山」の運営を委託されているNPO法人「モモンガくらぶ」事務局長の吉元美穂さん(39)、登別市教育委員会学芸員の菅野修広さん(41)の3人に、幌別の現状や魅力、今後の可能性について語ってもらった。座談会は室蘭報道部次長、坂東和之が進行役を務めた。2回に分けて紹介する。
■古さの中にも新しい風 登別市教育委員会学芸員・菅野修広さん(41)
■旧鉱山小中校舎が遺産 NPO法人モモンガくらぶ事務局長・吉元美穂さん(39)
■駅から続いたにぎわい 「銘菓本舗かめや」社長、複合商業施設アーニス理事長・亀谷和人さん(53)
 坂東 まずは連載の感想を聞かせてください。
 亀谷 幌別地区で活躍する人たちを知ってもらえたことがうれしかったですね。(複合商業施設の)アーニスもそうですが、商売人は生き残りをかけ、いろいろな工夫をしています。
 菅野 胆振管内唯一のプラモデル専門店「アポロ」や、独学で学んだ二代目が奮闘するミシュランガイド掲載の「寿司政(すしまさ)」、元自衛隊員が店主の「バー司」といった新しいお店が登場しましたね。初回の刈田(かった)神社のように古い歴史だけではなく、新しい風、今の活躍を見ることができました。
 吉元 私は地域の活動を紹介することが仕事なので、電柱を作っている「ドーピー建設工業」や、NPO法人「ゆめみーる」が運営する地域食堂が印象に残りました。自分自身、地域の魅力を見つけきれていなかったと気づきました。
 坂東 幌別は昔と比べて変わりましたか。
 亀谷 変わりましたね。小学校低学年のころ、幌別駅は富士製鉄(現在の新日鉄住金室蘭製鉄所)の社宅の人たちが列車通勤に使っていて、朝夕、人がいっぱいでした。まだ蒸気機関車でね。それに伴って、今のアーニスがある幌別銀座通り商店街もにぎわった。
 坂東 学生さんも多かったのですか。
 亀谷 登別大谷高(2013年に道大谷室蘭高と統合)、登別高(07年閉校)があり、学生も多かったですね。僕は登別大谷高出身で、よく銀座通りの喫茶店でたむろしていましたよ。今は車社会で、幌別駅の利用者もだいぶ減ったと思います。昔は駅から「歩く」ことで、にぎわいが創出されていたように感じます。
 坂東 幌別の歴史は古いですね。
 菅野 幌別の名は江戸時代から残っていて、明治時代に仙台藩の片倉家や四国からの入植があり、さらに縄文時代から知里幸恵(ちりゆきえ)、知里真志保(ましほ)へと続くアイヌ民族の文化など、いろいろな人たちの歴史が重なって今があります。名字一つとっても「ああ、この人の先祖は四国だ」と分かり、過去と現在のつながりが実感できるんですよ。いろんな歴史的要素がちりばめられている。そこが魅力です。
 坂東 鉱山の歴史もおもしろい。幌別鉱山小中学校の校舎はよく残しました。
 吉元 (市の自然体験施設)ふぉれすと鉱山が現在、使用していますが、校舎は取り壊す予定だったんですよ。それが比較的新しい建物だったので、鉱山の歴史を伝える遺産という意味もあり、残すことになった。鉱山に住んでいた70~80代の方が訪れ、懐かしんでお話をされることが今もあります。お父さんが教師だった、おじいさんが工場長だった、トロッコに乗って遊びに行ったとか。タケノコを採ってお小遣いにしたという話も聞きます。
 菅野 タケノコを採る休みがあったそうです。
 亀谷 本州の太いのとは違う細竹。あと、鉱山はキャンプでよく行ったな。
 吉元 ふぉれすと鉱山がオープンした当初は、古い建物に文句もありましたが、今となっては残しておいて良かったと思いますね。
 坂東 ふぉれすと鉱山に対する期待も大きい。
 吉元 期待されているという感じはあります。地域資源を活用し、どんなことができるのかという期待感ですね。(構成・池田静哉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/192857

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「日本遺産」全67カ所に「チャームポイント次々出てくる!」

2018-05-26 | アイヌ民族関連
tokyoheadline5/25(金) 15:15配信
 平成30年度「日本遺産」の認定証交付式が24日、都内で行われ、北は北海道、南は宮崎まで、新たに13カ所が認定された。認定式では宮田亮平文化庁長官が各代表に認定書を手渡した。
「日本遺産」大使のなかから料理人の村田吉弘と三國清三、歌舞伎役者の中村時蔵、ギタリストのマーティ・フリードマンの3名も登壇した。
 新たに認定された地域の印象について聞かれると、マーティは「どの場所も、珍しくてユニーク(2つとないという意味)、美しい」。なかでも「山梨県の絵(風景)を見て、すごい感動しました。写真撮り放題という感じ!」と興奮気味のコメント。インスタグラムなど写真を使った表現が世界で注目を集めていることにふれ、「絵的にあまりに美しい。チャームポイントは次々に出て来ると思います」と話し、「日本遺産」のさらなる広がりを予測した。
 三國と村田は料理人視点からのコメント。
 三國は「北海道出身でアイヌの食文化の広報大使もしているので、アイヌの文化が広く認められたことに誇りに思います」としたうえで、沖縄での新たな動きについて触れながら「まだ(「日本遺産」に)沖縄が入っていないのでバックアップしていきたい」とコメント。
 村田も「今までは、観光は観光、食は食と、一緒になってアピールすることが少なかった。旅行者にしてみると、そこにいって何が食べられるかは旅行に行く大きな楽しみ」とし、「いろんな食べ物があるので(各地に)興味がある。そこに行って、おいしいものを作っていきたいと思う」と、話した。
 歌舞伎役者の中村時蔵は、岡山県の桃太郎伝説を例に「歌舞伎にも日本遺産を舞台にしたものがある」と話し、今後も日本遺産を舞台にした歌舞伎ができたらと抱負を語った。
「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーを「日本遺産」と認定することで、文化財群を活用する取り組みを支援するもので、認定が観光や産業、地域の活性化につながることを期待して行われている。平成27年度にスタートし、本年度の13を加えて67のストーリーが認定された。2020年までに100の認定を目標としている。本年度は、300を超える市町村から76件の申請があった。
 認定式では、モデルの冨永愛がそれぞれのストーリーを読み上げた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180525-00010001-theadline-ent

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「上川アイヌ」地元歓喜…日本遺産、道内3件目

2018-05-26 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年05月25日
日本遺産に認定された大雪山系の紅葉風景(昨年9月)
 文化庁が24日発表した2018年度日本遺産に、上川町や旭川市、上士幌町など12市町にまたがる「カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~」が認定された。道内関連の認定は3件目。地元関係者からは喜びの声が上がった。
 認定された「カムイと共に生きる上川アイヌ」は、上川地方のアイヌ民族に伝わる魔神と英雄神が戦った伝説や、大雪山系を神々が遊ぶ庭と考えた信仰が対象となった。
 認定を受け、上川町など関係自治体は、旭川市の神居古潭かむいこたんや、同市嵐山のチセ(アイヌ民族の伝統的住居)といった文化財、大雪山系周辺に看板を整備するなどし、情報発信を図る方針だ。6月下旬をめどに新たな協議会を発足させ、観光客向けのスマートフォン用アプリの開発やアイヌ文化が体験できるVR(仮想現実)装置を使った仕組みについても話し合う。
 上川町の佐藤芳治町長は「上川町、旭川市のアイヌ団体、関係自治体などに多大な協力をいただき達成できた。認定は、今後の地域活性化に大いに意義のあることだと考える」と談話を出した。上川アイヌ協会の伊沢一浩会長(49)は「北海道150年を迎える年に認定を受けたのは感慨深い。道内全体にアイヌ文化の理解も広がっている。これを機に認定を受けた現地に足を運んでもらえるようにしたい」と語った。
 日本遺産は文化・伝統を物語る「ストーリー」を認定し、有形・無形の文化財群を通じた情報発信により地域の活性化を図るため、15年度に創設された。20年東京五輪・パラリンピックに向け、国内外に日本の魅力を伝える狙いがある。今年度は76件の申請があり、13件が認められた。
 この日の発表では、17年に山形県酒田市や函館市、松前町など11市町で認定された「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に、小樽市と石狩市なども追加認定された。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180525-OYTNT50055.html

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辺野古移設 基地問題、若者も意見を 県民投票求め署名

2018-05-26 | ウチナー・沖縄
毎日新聞2018年5月24日 14時10分
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画に対する賛否を問う県民投票に向け、学生や弁護士らでつくる「『辺野古』県民投票の会」が実施に必要な署名集めを23日からスタートさせた。「ウチナーンチュ(沖縄の人間)として、自分たちの島のことは自分たちで決めたい」。会のメンバーの一人で沖縄国際大職員の大城章乃さん(27)は、そんな思いで県民投票の実施を呼びかけている。
 那覇市生まれだが、高校時代の大半は父の転勤でシンガポールで暮らした。帰国して明治学院大に入学。米ロサンゼルスに1年間、交換留学していた時、沖縄にルーツを持つ各国の若者たちが集まる大会があった。「私よりも沖縄の文化を大切にしているウチナーンチュが海外にたくさんいることに驚いた」
 大学卒業後に沖縄に戻り、2015年に奨学金による人材育成プログラムでハワイ大大学院に入った。県人会メンバーらと交流する中で沖縄の歴史に関心を持ち、「ウチナーンチュとしての自分」を考えるようになった。
 古里では県民の反対を押し切って政府が辺野古移設を進めていた。一方、ハワイでも先住民の人たちが少人数ながらも街でプラカードを掲げ、米軍による土地使用などに抗議していた。自らの意見を堂々と主張する姿に「うらやましい」と思った。だが、沖縄に戻って同級生との集まりに出ると、自分も多くの若者と同じように基地や政治の話を出す勇気が出てこなかった。
 そんな時に誘われたのが県民投票を求める活動。「そんな大規模な運動が成功するの?」と最初は疑問に感じたが、「やってみるしかない」と今は思う。「政治や基地の問題を語るのは格好悪いことではないと同世代に思ってほしい」。さまざまな意見があり、県民投票が実現するかは不透明だ。それでも「基地のことで意見を言い合える。県民投票の運動をそんな沖縄の雰囲気づくりのきっかけにしたい」と考えている。【遠藤孝康】
https://mainichi.jp/articles/20180524/k00/00e/040/314000c

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