北海道新聞 04/01 05:00
国土交通省は31日、2020年度予算に盛り込んだ公共事業費の配分を発表した。総額は8兆8609億円(事業費ベース)で、道内分は前年度比1・2%減の5996億7400万円。このうち開発局の直轄事業は3200億800万円、自治体への補助事業は2796億6600万円となった。相次ぐ自然災害を受けた防災・減災事業に重点を置いた。
防災関連では、土砂災害などに備える河川の砂防事業で39カ所に計80億円を配分。このうち18年の胆振東部地震で土砂崩れが起きた日高幌内川など、胆振管内厚真町の厚真川水系3カ所で引き続き行う対策工事に22億円を計上した。
道路では、20年度に函館空港インターチェンジ(IC)―函館IC間を全面開通させる函館新外環状道路の整備に80億円を確保した。新規事業として、斜面崩落や高波を受ける危険がある留萌管内小平町の国道232号(3・7キロ区間)の安全対策に着手し、調査費5千万円を充てる。
24日開業を予定する胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」関連では、施設の維持・管理費として2億円を計上した。
新千歳空港の整備費は106億円。冬季の安定運航に向けた誘導路の増設などを進める。
北海道新幹線関連では、30年度末開業予定の新函館北斗―札幌間に930億円を配分。トンネルの掘削工事や用地買収を続ける。(山田崇史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/408095
国土交通省は31日、2020年度予算に盛り込んだ公共事業費の配分を発表した。総額は8兆8609億円(事業費ベース)で、道内分は前年度比1・2%減の5996億7400万円。このうち開発局の直轄事業は3200億800万円、自治体への補助事業は2796億6600万円となった。相次ぐ自然災害を受けた防災・減災事業に重点を置いた。
防災関連では、土砂災害などに備える河川の砂防事業で39カ所に計80億円を配分。このうち18年の胆振東部地震で土砂崩れが起きた日高幌内川など、胆振管内厚真町の厚真川水系3カ所で引き続き行う対策工事に22億円を計上した。
道路では、20年度に函館空港インターチェンジ(IC)―函館IC間を全面開通させる函館新外環状道路の整備に80億円を確保した。新規事業として、斜面崩落や高波を受ける危険がある留萌管内小平町の国道232号(3・7キロ区間)の安全対策に着手し、調査費5千万円を充てる。
24日開業を予定する胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」関連では、施設の維持・管理費として2億円を計上した。
新千歳空港の整備費は106億円。冬季の安定運航に向けた誘導路の増設などを進める。
北海道新幹線関連では、30年度末開業予定の新函館北斗―札幌間に930億円を配分。トンネルの掘削工事や用地買収を続ける。(山田崇史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/408095