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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

フランスの温泉町に日本の彩り 東京五輪を機に交流図る

2021-08-02 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/31 17:23 更新
大学施設の入り口に展示された、アイヌ文様を用いた動物画のステンドグラスの再現作品=7月、フランス・ビシー(共同)
 【ビシー共同】欧州の「温泉町の女王」と呼ばれるフランス中部ビシーで、東京五輪開催を機に日本を紹介するイベントが始まった。日本のステンドグラスアートを再現した作品が町並みに彩りを添え、市長は「温泉などをテーマに日本と交流を図りたい」と意欲を示す。
 ビシー市などによる「ビシー・ジャポン2021」は日本の文化や芸術、料理、スポーツなどを紹介、体験する多数の行事を12月まで開催。日仏両国の温泉に関するシンポジウムや経済関係のイベントも予定される。
 市内には「クレアーレ熱海ゆがわら工房」(静岡県熱海市)が制作し、日本の駅や空港に設置されている大型のステンドグラス作品を、透過シートなどを使って再現して展示した。漫画「キャプテン翼」のキャラクターやアイヌ文様を用いた動物画などが大学の入り口や市場の外壁を飾る。
 フレデリック・アギレラ市長(46)は、東京五輪を開く日本への理解を深めようと企画したと説明。温泉という文化的な共通点もあり「日本との対話に強い関心がある」と話す。
 長い歴史を持つビシーなど欧州の11の温泉町は7月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録が決まった。19世紀のフランス皇帝ナポレオン3世が度々訪れ、優美な建築が並ぶビシーの雰囲気は、湯煙などを特徴とする日本の温泉町とはかなり異なる。
 アギレラ氏は「同じ温泉でもフランスでは医療目的が主で、湯との付き合い方は日本と違う。しかし過去数十年来レジャーの要素が加わり、似た点も生じている」と指摘する。関係強化に向け、これまで結んでいない日本との姉妹都市提携にも「前向きだ」と語った。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/573374

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台湾原住民族の日 蔡総統、五輪選手の活躍称賛も「固定観念」超越に期待

2021-08-02 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 8/1(日) 17:37
蔡総統のフェイスブックページより(中央社フォーカス台湾)
(台北中央社)台湾原住民(先住民)族の日に当たる1日、蔡英文(さいえいぶん)総統は、東京五輪での台湾原住民選手の活躍をたたえつつ、台湾原住民族はスポーツだけではなく、各界に優秀な人材を輩出しているとし、固定観念にとどまらず、各民族や集落の歴史、文化も理解しようと呼び掛けた。
原住民族委員会はこの日、記念式典を開催。開会に際し、東京五輪に出場した重量挙げ女子の郭婞淳さん(アミ族、59キロ級金メダル)や柔道男子の楊勇緯さん(パイワン族、60キロ級銀メダル)らが祝福のビデオメッセージに登場した。
蔡総統も式典にビデオメッセージを寄せたほか、フェイスブックも更新。教育者や軍、産業界、医療従事者などにも優秀な台湾原住民がいることに触れ、「原住民の勇士」や「スポーツが得意」のような単純なラベリングにとどまるのではなく、多様な交流や理解を促進していこうと訴えた。
先住民の呼び方を巡っては、1994年8月1日公布の憲法改正条項により、差別的な意味を持つ「山胞(山地同胞)」から「原住民」に改称された。記念日の制定はこれに由来する。(張雄風、葉素萍/編集:楊千慧)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db806b08a854753118b22b32ab590a2b56eb50d

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【超稀少動物】アイヌの人々に神と崇められた「十字狐」!

2021-08-02 | アイヌ民族関連
ベストカー 7/31(土) 18:00
 北海道留萌市在住の写真家・佐藤圭さんが撮影した貴重な動物、風景写真をお届けする週末連載。
 第29回は、北海道に住む人でもほとんど見たことがないという「十字狐」です。
 おなじみのキタキツネとは違う黒い毛のキツネですが、アイヌの人々の伝承には「神」として、猟師さんたちの言い伝えにはちょっとコワい動物として登場します。
 写真・文/佐藤圭
「人に危機の到来を告げる神」
 「北海道を代表する動物は何?」と聞かれたら、キタキツネと答える人が多いのではないでしょうか。観光で訪れて、見かけた人も多いと思います。
 キタキツネといえば、鮮やかなオレンジ色ですが、北海道には黒いキツネも棲んでいるのをご存じでしょうか?
 黒いキツネは、背中に十文字の模様があるのが特徴で、「十字狐」と呼ばれています。キタキツネに比べて数が少ないということもありますが、とても警戒心が強いので、めったに見ることができない、とても珍しいキツネです。
 「十字狐」を知らず、初めて見た人は、犬だと思うようです。三毛狐と呼ばれることもあります。
 「十字狐」は、その昔、キツネの毛皮が高値で売買されていた頃、養狐場に千島列島などから連れて来られたキツネの子孫だと考えられています。
 「十字狐」は、背中に十文字の美しい模様があるため、その毛皮は特に高く売れたそうです。
 より綺麗な十文字を出すために、赤いキタキツネと「十字狐」の交雑が行われました。
 突然変異で出た稀少な色の毛皮は、やはり高く売れたようです。そのため、「十字狐」は、真っ黒な個体、キタキツネのような明るい色の部分が多い個体などさまざまな色の個体がいます。
 毛皮が売れなくなり、養狐場が衰退すると、養殖されていたキツネたちは、こっそりと山に放されました。
 そうして、野生にかえって交配を繰り返し、現在もたくましく生き延びていると考えられています。
 ただ、そういう説とは別に、アイヌの伝説にも黒いキツネが出てきます。
 アイヌの人々に「シトゥンペカムイ」と呼ばれる黒いキツネは、「人に危機の到来を告げる神」とされ、崇められてきました。
 だから、僕は、養狐のために連れて来られる以前から、黒いキツネは北海道に存在したのではないかと思っています。
 北海道の猟師さんの間にも「十字狐」に関する伝承があります。
 その昔、黒いキツネを見つけた漁師が、その後を追って山に入ったそうです。キツネは、猟師との距離を保ち、木に隠れたり現れたりしながら、山の奥へ進んでいきます。
 もう少しで追いつけそうなので、猟師は夢中になって追っていきました。そして、気付いたときには、自分がどこにいるのかわからなくなり、遭難してしまったそうです。
 そのため、「黒いキツネを追うと命を奪われる」と言い伝えられていたそうです。
 こんな言い伝えがあるくらいですから、とても頭がいいんでしょうね。
 僕も、黒いキツネ「シテゥンペカムイ」を追うときは、慎重に行動し、深追いはしないように気をつけています。
 佐藤 圭kei satou
 1979年、北海道留萌市生まれ。動物写真家。SLASH写真事務所代表。MILLETアドバイザー。
 日本一の夕陽と称される留萌市黄金岬の夕陽を撮影するために写真家の道に入る。北海道道北の自然風景と野生動物を中心に撮影を続け、各地で写真展を開催し、企業や雑誌、新聞などに写真を提供している。
 2018年、エゾナキウサギの写真「貯食に大忙し」で第35回『日本の自然』写真コンテスト(主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会)で最優秀賞受賞。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4502f73602b2694f821ce8770200acd214279b67

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