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先住民族関連ニュース

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アイヌ民族への理解促進、学校教育が重要 国立アイヌ民族博物館が教員向け研修会

2021-08-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/02 21:53 更新
国立アイヌ民族博物館が学校教諭向けに初めて開いた研修会
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の国立アイヌ民族博物館は2日、初めて小中高校などの教諭向けの研修会を行った。アイヌ民族への正しい理解の促進や差別解消につなげるのが狙い。小中高校で順次採用されている新学習指導要領でアイヌに関する記述が拡充されたり、新たに盛り込まれたりしたことを踏まえた。
 初の研修会は小中学校と特別支援学校の教諭が対象となり、同管内の43人は現地を訪れ、全道各地の33人はオンラインで参加した。博物館の佐々木史郎館長が「アイヌ民族への理解を深めるための学校、博物館の役割」と題して講演した後、文化庁職員がアイヌ民族への差別の歴史を授業で取り上げる際の注意点を解説した。
 参加した登別市立西陵中の社会科教諭高橋孝平さん(28)は「誤った認識が差別につながった経緯を知り、正しい理解の必要性が分かった。今後の指導に生かしたい」と話した。
 研修会は今のところ道内の教諭向けに開く方針で、道教委の研修に博物館職員を派遣することも計画している。これとは別に全国の学校現場で来年度から活用してもらうため、動画教材の制作も進めている。
 小学校の学習指導要領には昨年度から「先住民族であるアイヌの人々には独自の伝統や文化があることに触れるようにする」と明記され、中学、高校も同様の内容が盛り込まれた。しかし、差別問題を授業でどう扱うかは触れられておらず、現場に判断が任されている上、教師の理解度にも差があるのが現実だ。
 さらに、ウポポイ開業後、ネット上でアイヌ民族への差別的な投稿が相次いだほか、日本テレビ系列の情報番組で差別表現が放送されたことも問題となった。
 博物館教育普及室は「差別の背景にはアイヌ民族の歴史と文化に関する教育や理解の不足がある。学校教育の重要性は高まっている」と指摘している。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/574135

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木彫技術 後継者育てる

2021-08-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/02 16:00
阿寒湖温泉で制作事業 柱状彫刻、刀剣、壁飾り
 【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉地区で「アイヌ工芸技術後継者育成事業」による木彫作品の制作が行われている。昨年度から始まり本年度で2年目。地元木彫作家の指導により、柱状の木造彫刻「カムイニ」や儀礼用の刀剣「エムㇱ」、丸木舟などの木彫技術が次世代に継承されている。(伊藤美穂)
 同事業は国のアイヌ政策推進交付金を活用。自治体が事業の計画を国に申請し、認められると事業費の8割が交付される。事業費は昨年度が1292万円(決算額)、本年度が6160万円(予算額)。木彫作品の制作は市が阿寒アイヌ工芸組合に委託している。
 昨年度はカムイニ3本、エムㇱ2本、木製壁飾り6枚を制作。阿寒湖アイヌコタンの木彫家の指導により、実際に作品を制作することで技術伝承を行った。
 トーテムポールのような大型木彫りのカムイニは、米マツの丸太を使い、高さ約11メートル、直径約50センチの3本を異なるデザインで完成させた。それぞれに魔よけと守りのアイヌ文様を入れ、動物などを彫刻し、塗装。昨年度、8人に指導した美術家沢井和彦さん(57)は「指導できる人材を増やし、阿寒湖でしか学べない技術を外に広めてもらいたい」と話す。来年度までに計10本を完成予定。設置場所は今後関係機関が協議して決める。
 エムㇱは男性が儀礼の際に肩から提げて着用するもので、彫刻は鞘(さや)と柄の部分に施された。指導者1人が2人に制作技術を継承。完成品はアイヌ古式舞踊などを上演する劇場「阿寒湖アイヌシアターイコㇿ」(阿寒湖温泉4)での踊りなどで活用されている。
 壁飾りは伝統的なアイヌ文様を繊細な技術で彫刻し、塗装。1枚当たり縦40センチ、横60センチで指導者と後継者で3枚ずつ計6枚作った。本年度も数枚制作し、アイヌコタン内のアイヌ文化伝承創造館「オンネチセ」などに飾る予定という。
20年ぶり丸木舟「工程は映像に」
 本年度の目玉は阿寒湖地区で約20年ぶりとなる丸木舟の制作だ。弟子屈町内で7月12日に高さ24メートル、直径96センチのカツラの大木を伐倒し、14日に同地区に運搬した。本年度中に新しい1艘(そう)を作り、来年度に阿寒湖畔で開かれる各種催しなどでの活用を計画している。指導役は約20年前に先人たちに丸木舟造りを教わった床州生(とこしゅうせい)さん(55)で、今回は7人の木彫作家に教える。
 参加する平良秀晴さん(53)は「大型木彫はなかなか作業する機会がないので楽しみ。いい経験で、学んだことを若い人たちにも伝えていきたい」と意気込む。床さんは自身の技術力や道具の進歩で20年前に比べてできることが増えたといい、「観光用に活用する舟なので見て楽しめるよう、美術品のようにアイヌ文様を彫り込んでいく。制作工程を映像で残すなどしっかり引き継いでいきたい」と話している。
 阿寒湖アイヌコタン近くの旧阿寒湖温泉除雪ステーションでは、アイヌ文化の伝承と技術を継承をするための拠点施設「阿寒アイヌクラフトセンター(仮称)」の整備も始まった。市阿寒湖アイヌ施策推進室は「阿寒湖は指導者も後継者もいて、観光地としてアイヌ文化を活用している地域。道東地域の交通の要衝としての『ハブ機能』も持つ」と強調。本年度は施設の利活用策を具体化する検討委員会を4回開き、大型木彫を作る作業施設への改修を先行する計画だ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/573933

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カスティージョ大統領が誕生、就任演説で憲法改正を求める(ペルー)

2021-08-03 | 先住民族関連
ジエトロ 2021年08月03日
ペルー独立記念日の7月28日に、ペドロ・カスティージョ氏は議会において新大統領としての宣誓を行い、第51代大統領に就任した。就任式には、スペイン国王のフェリペ6世のほか、ボリビアのルイス・アルセ大統領とエボ・モラレス元大統領、エクアドルのギジェルモ・ラッソ大統領、チリのセバスティアン・ピニェラ大統領、コロンビアのイバン・ドゥケ大統領、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領ら諸外国の要人も参列した。
就任演説でカスティージョ大統領は、自身のルーツであるケチュア族などのペルー先住民に加えて、アフリカ系住民のほか、華僑系ならびに日系移民に対して敬意を表した。その上で、スペインの植民地時代から続く先住民に対する差別的な(第2カテゴリー国民と表現)扱いを強く批難した。
政策面では、新型コロナウイルス対策に継続して優先的に取り組み、2021年内にワクチン接種率を70%に引き上げることを目標とすると述べた。さらに、医療の享受を国民の権利として、5,000ほどの包括的地域支援チームを編成し、自身の任期中に各地域の医療インフラの充実を図り、全ての国民が医療サービスを受けられるようにすることを約束した。
一方、経済面では、選挙公約でもある「100万人の雇用創出」を目指すために各地の公共事業の促進を通じて臨時雇用を創出するほか、パンデミックによって最も打撃を受けたとする農業、中小企業、観光業、運送業に優先的に政府貸付金返済の期限延長や新たな融資制度を適用することを明らかにした。
教育関連では、過疎地や貧困地域を中心に基礎教育と高等教育の充実を図るために教育関連予算を倍増することや、2022年上半期を目標に対面授業を再開させるために教職員へのワクチン接種を促進することなどを発表した。
科学技術イノベーション分野については、カスティージョ大統領は同分野における自国の遅れを指摘し、そのため新たに科学技術イノベーション省の設立と研究者の育成に取り組むことに言及した。
国の天然資源については、国営石油会社のペトロペルー(PETROPERU)に石油や天然ガスの探鉱、開発、流通および販売におけるさらなる権利を与え、民間企業が不当な利益を上げることを防ぐと約束した(注)。また、その他の鉱物資源も含めて全ての天然資源における国の主権の回復を主張し、外国企業による投資契約内容の多くは現行憲法によって保護されているため、それらの見直しをするための憲法改正を訴え、国民による制憲議会の招集を求めた(その他演説内容については添付資料参照)。
(注)ペトロペルー(PETROPERU)は、上流から下流に至るまでの実際の事業の実施会社としてペルー国内の多くの製油所、パイプライン、一部の鉱区を保有。一方で、同部門の管理監督を所管し、外国企業を含む民間企業との契約交渉および締結に当たるのはもう1つの国営企業であるペルーペトロ(PeruPetro)となっている。今回は両社を含めての発言とみられる。
(設楽隆裕)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/df90813dea490655.html

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差別と闘った 谺さんしのぶ 草津のハンセン病「重監房資料館」に文庫開設 元原告団協議会長の蔵書1400冊

2021-08-03 | アイヌ民族関連
東京新聞 2021/08/02 07:47
 二〇一四年に八十二歳で亡くなった草津町の国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」の元患者で、国に強制隔離などの責任を認めさせたハンセン病違憲国賠訴訟の全国原告団協議会長を務めた谺(こだま)雄二さんの蔵書「谺文庫」が、同園に隣接する重監房資料館に開設された。さまざまな差別や人権に関する本など約千四百冊。中には谺さんが文章に線を引いた本もあり、手に取って故人をしのび、人間形成の軌跡も実感できる。(菅原洋)
 「強制収容所ではたいていの人が、今に見ていろ、私の真価を発揮できるときがくる、と信じていた」
 第二次大戦時、ナチスがユダヤ人を大量虐殺した強制収容所を告発したフランクルの不朽の名作「夜と霧」。この言葉に、谺さんは線を引いた。谺さんが強制隔離されてきた療養所と、強制収容所を重ね合わせた心情がうかがえる。差別と闘い続けた、記者が知る生前の谺さんの人柄もにじみ出ている。
 被差別、戦争、沖縄、慰安婦、アイヌ、水俣病、冤罪(えんざい)、ホームレス、関東大震災時の朝鮮人虐殺と在日差別…。蔵書からは、谺さんが幅広い社会問題を踏まえた上で共闘し、活動していたと分かる。療友の著作も多く、哲学書や詩と短歌を含む文学作品もある。
 蔵書は約二千冊あり、資料館が谺さんの没後に遺志をくんで収蔵庫に保管。今春までに傷んだ本などを除き、本に引かれた線を確認するなどして整理し、レクチャー室の書架に並べ、その後に公開できるようにした。貸し出せないが、職員の了承を得て閲覧できる。
 資料館の黒尾和久部長(学芸員)は「本を手に取ると、谺さんと触れ合い、身近にいるように感じられる。谺さんも喜んでくれていると思う。この文庫に接し、谺さんを忘れないでほしい」と呼び掛けている。
 一方、資料館では名称の由来となり、戦前から戦後にかけて患者たちが監禁された園内の懲罰施設「重監房」をテーマにした企画展「重監房を報道した男 関喜平展」を開いている。
 故・関さんは重監房問題に注力した元全国紙記者。関連する書籍類、資料、遺品など計二十二点を展示している。関さんの孫で、栃木県の足利市立美術館の江尻潔次長(学芸員)は「私が十八の時に祖父は亡くなったが、新聞記者の仕事の大切さと、ハンセン病が当時からうつらない病気であることを教えてくれた」と述懐した。
 企画展は九月二十六日まで。入館無料。新型コロナウイルス感染防止のため、入館は九人まで。原則月曜休館。
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-121206.html

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落合陽一が創る見る、嗅ぐ、食べるクラシック音楽会とは?写真展と合わせ8月11日(水)開催

2021-08-03 | アイヌ民族関連
IMA 8/2(月) 17:24
メディアアーティスト落合陽一と日本フィルハーモニー交響楽団が共演するクラシックコンサート「醸化する音楽会」が8月11日、サントリ―ホールで上演される。落合は同楽団と聴覚だけではない演奏会を2018年から企画。奏者の演奏に身を委ねる通常のクラシック演奏会ではなく、聴衆も能動的な所作を必要とするこのシリーズは、五感を取り入れ新しい音楽体験を追究する。5回目となる今年は、落合撮影の写真展「オーケストラと質量」も同時開催。詳細はいかに?落合に聞いた。
文=IMA
写真=松栄憲太
落合と日本フィルは「テクノロジーによりオーケストラを再構築する」というテーマのもと、あるときは紙やすりを削り、あるときは振動する球体と振動し、あるときはARでモンスターが出現と、聴覚だけではない音楽体験を探究してきた。5回目の今回は「醸化する音楽会」と題し、「五感、解禁。」と謳う。“醸化(じょうか)”は造語で、コロナ禍により移動が制限される中で、ローカルで“発酵”したものを見せたかったとのことから、この字を当てたという。
「演奏プログラムは西洋と東洋の対比となっていて、1960年代から我々日本人が歩んできた文化とは何か?その発酵性を考えるのがテーマです」
曲目は、前半に黛敏郎『オリンピック・カンパノロジー』、伊福部昭『土俗的三連画』、和田薫『交響曲 獺祭~磨migaki~第2楽章“発酵”』と日本人作品が並び、後半はJ.シュトラウスII世『シャンパン・ポルカ』、バルトーク『ルーマニア民俗舞曲』、ペルト『カントゥスーベンジャミン・ブリテンへの哀悼歌』、ムソルグスキー『展覧会の絵よりバーバ・ヤガー~キエフの大門』とヨーロッパの作品が演奏される。
東西の対比というように、よく見ると前後半で鏡像のような構成になっている。和田とシュトラウII世は酒、伊福部とバルトークは民俗性というように対応する。黛が日本の名刹でサンプリングした鐘の音に対し、ムソルグスキーではキエフの鐘楼が鳴り響く。演奏会ではオーケストラの演奏に連動し、リアルタイムレンダリングによる映像を投影し、視覚でも表現する。
「例えば、アイヌがテーマの伊福部の作品はアイヌの刺繍文様が流れ、バルトークではルーマニアの刺繍文様が流れます。黛とムソルグスキーでは東西の死生観を表現。キエフの大門で召されて、臨死体験のようなアンコール曲につながるんです」
このように音楽も映像も呼応し、聴覚と視覚の融合を図る。ただ今回は視聴覚のみに留まらない。
「過去4回、聴覚・視覚・触覚を用いるコンサートを行いました。今回はそこに味覚と嗅覚を加えたいと構想しています。1年半にもわたるコロナ禍で、皆さん家でライブ配信を視聴するのに疲れてきたと思います。映像と音だけでは到達できたない身体性を回復するために、味覚・嗅覚まで取り入れ、五感を総動員させたいたいんです。前回コロナ禍では8Kで配信しましたが、やはり生のオケの音には敵いません」
音と映像の協奏は、ロシアの作曲家スクリャービンによる色光ピアノを用いた管弦楽曲『プロメテウス 火の詩』を想起させる。また、スクリャービンは未完の神秘劇にて光、香り、舞踏など五感を用いた総合芸術を構想していたが、本演奏会もそれに近い印象だ。スクリャービンは共感覚があったといわれている。
「このプロジェクトはどう共感覚を追求するかなんです。メディアアートは音と光の共感覚。それをずっと私は研究してきました。メディアアート黎明期から共感覚をテーマとしたものはあったんですが、最近技術の進歩で音に合わせてCGをリアルタイムで生成できるようになったことは表現しやすくなりましたね」と落合は説明する。
落合は写真家としての一面も持ち、愛用のライカで撮った写真を自身のインスタグラムやホームページで発表している。今回の演奏会では、自ら収めた5回にわたるプロジェクトの舞台裏を、サントリーホールのブルーローズ(小ホール)にて展示。演奏会の夜のみのエキシビションとなるのでとても貴重な機会だ。
「普段ライカのM型か中判を使って撮っています。メディアアーティストにとって写真は、物質に変換するという点が面白い。メディアアートは壊してなくなるじゃないですか。このコンサートのセットだってなくなる。これをどう記録・記憶するのか。他のフォトグラファーに撮影させるとその人の印象で残ってしまいます。それは嫌なので自分で撮るんです。印刷設備も事務所に構えています」
いままでの作品はスナップが主だったが現在進行しているのがヌードフォト。人の撮影は珍しい印象だが、
「コンサートが身体性だったのでその関連もあります。人を撮るのは面白い。身体にはその人の歴史が刻まれているし、どんな人なのか?とほぐしながら撮影するのも面白いですね」とこちらも身体性に意識が向いているようだ。
当日は写真展だけでなく、サントリ―ホール入り口前のカラヤン広場の滝に落合のインスタレーション作品『醸化するモノリス』も設えられる。彼を代表するモチーフである蝶や錆びた金属などが出現する作品で、数日にわたり一般公開される予定だ。
「オケも映像も当日のコンディションによって何もかも変わることが面白い。照明当て過ぎても音は変わるし。生はめっちゃ解像度感じると思います」
その場の体験に勝るものはないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dce4589e3094b223aa41df203d30cc23a1a53c7e

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『ゴールデンカムイ』285話“新選組最強”永倉新八が豹変「最高かよ、たぬきジジイ!」

2021-08-03 | アイヌ民族関連
まいじつエンタ 2021年8月2日
『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)
7月29日発売の『週刊ヤングジャンプ』35号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第285話『最終決戦』が掲載された。作中では元新選組二番隊隊長・永倉新八が〝本性〟を現すシーンがあり、読者たちを大興奮させているようだ。
※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています
アイヌの宝を追い求める中で、ついに「土地の権利書」と金塊の存在を知った杉元佐一たち。さっそく「五稜郭」を探索するも、想定より早く鶴見中尉率いる第七師団が到着してしまう。第七師団は駆逐艦を使用し、遠距離砲撃によって一行を追い詰める…。
そんなピンチの最中、永倉は単身で鶴見中尉の元へ。そして土下座しながら、「権利書と引き換えに皆の命を保証してほしい」と交換条件を持ち掛ける。さらに土方歳三が〝喧嘩〟に囚われていることを説明し、彼を投降させてみせると誓うのだった。
ところが永倉は、権利書を盾に砲撃を封じ込める作戦だったようだ。鶴見中尉はそれを見抜くと、「永倉新八こそ最後に喧嘩がしたくて疼いている頭のいかれた新選組の生き残り」と言い放ち、永倉は顔を伏せたまま殺気に満ちた表情を浮かべる──。
狂気をひた隠しにしてきた永倉新八
これまでさまざまな狂気を抱えたキャラクターが登場してきたが、永倉は唯一常人らしい振る舞いをしていた。しかし、物語が最終章に突入した今回のエピソードにて、満を持してその本性がむき出しに。まるで別人のような姿への変貌に、読者たちは《途中まで感動しながら読んでたのに、最後の顔で一変した。最高かよ、たぬきジジイ!》《永倉のあんな目、初めて見たわ。老いてなお、恐るべし…!》《撃たれるのかとヒヤヒヤしたけど、永倉かっこいいな》《永倉さんもイカれた奴だったか(良い意味で)》《今週の永倉新八死ぬほど好き。ああいうのたまらん》とエキサイトしている。
ちなみに史実における永倉新八は、新選組最強というウワサもあったほどの人物。二番隊隊長と剣術師範を兼任するほどの実力を持ち、かの有名な「池田屋事件」では負傷しながらも、落ちていた刀で4人を討ち取ったという伝説を残している。しかも最期は戦闘で命を落としておらず、死因が虫歯だったという説も囁かれているようだ。
そんな虫歯以外には無敵の男が、易々と敗北を認めるはずもない。もし永倉の最強説が作中に反映されているのであれば、第七師団に致命的な一撃を食らわせる可能性も出てくるだろう。
文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)
https://myjitsu.jp/enta/archives/93457

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先住民族、基礎疾患のある十代前半にワクチン認可

2021-08-03 | 先住民族関連
日豪プレス 2021年8月2日
ハント連邦保健相、「8月9日よりファイザー接種開始」
 8月2日付ABC放送(電子版)は、グレッグ・ハント連邦保健相の発表として、「8月9日よりワクチン接種計画に変更があり、12歳から15歳までの先住民族および基礎疾患のある少年(性別を問わない)もファイザー・コロナウイルス・ワクチンを受けられるようになる」と伝えている。
 この変更は、このグループがコロナウイルス・ワクチン計画のフェーズ1bに繰り込まれたことによる。
 また、この変更により、ファイザー・ワクチンを受けられる少年は全国で約22万人にのぼる。基礎疾患としては、重度の呼吸器系、神経系、免疫障害などが挙げられている。
 この措置は、先週に豪医薬管理局(TGA)の勧告を受けてワクチン専門家諮問グループのAustralian Technical Advisory Group on Immunisations(ATAGI)が決定した。
 ハント大臣は、「ATAGIは当初より少年への接種は2段階にわたって拡大するとしていた。ATAGIは、免疫障害のある者、基礎疾患のある者にとってコロナウイルスが大きなリスクを伴っていると判断した。また、12歳から15歳までの年齢層からさらに広げることについても各国の証拠資料を審査しており、今後の拡大を否定していない。また、12歳から15歳までの年齢層全体に広げるかどうかは今後4週間から6週間の間に決定するとしている。
 マイケル・キッド副主席医務官は、「その年齢層内で優先順位を決める条件には様々な要因があって、基礎疾患には重度の喘息、糖尿病、先天性循環器系障害を伴う肥満、神経発達障害、てんかん、21トリソミー(ダウン症候群)、あるいは免疫障害などもある。もちろん、アボリジニ、トーレス海峡諸島人の児童もウイルスに対して脆弱だ」と語っている。
 ファイザー・ワクチンは12歳以上に接種が認可されているが、基礎疾患のない少年はまだしばらく待たなければならない。
■ソース
Indigenous children and those with underlying conditions aged 12 to 15 now eligible for Pfizer COVID vaccine
https://nichigopress.jp/ausnews/209382/

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