先住民族関連ニュース

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<生誕10周年記念 とまチョップのおともだち>トゥレッポん=白老町 オオウバユリ愛らしく

2021-08-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/09 22:14
 白くて丸いボディーを揺らして歩く姿が愛らしい「トゥレッポん」は、昨年開業したアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPRキャラクターとして活躍中だ。「オオウバユリ」という少し聞き慣れない植物がモチーフのその姿には、アイヌ文化を知ってもらうためのさまざまな工夫が詰まっている。
 名前の由来はユリ科の多年草オオウバユリを意味するアイヌ語の「トゥレプ」から。シカやサケに並ぶ貴重な食料で、アイヌ民族はでんぷんを取り出して保存食や薬として活用していた。種子から花を咲かせるまで10年近くかかることから性格はのんびり屋さん。右手にはでんぷんをとった残りの繊維を乾燥させてつくる保存食「トゥレプアカム」、左手にはトゥレプの茎を持っている。
 ウポポイの体験プログラムでは、アイヌ民族の暮らしや自然の関わり方を職員と一緒に紹介している。写真を撮られるのが大好きで、プログラムの前後や園内を散歩しているときは写真撮影ができる。ウポポイで販売しているピンバッジなどのグッズもお土産として人気だ。
 作者の札幌の絵本作家そらさんは「初めて見たときに『これは何だろう』と興味を引くようなデザインにした」と話し、「トゥレッポんを知ることでアイヌ民族の文化について関心を持ってもらうきっかけになってほしい」と期待している。(斎藤佑樹)
<とまチョップの一言> まだあったことはないけど、しろくてま~るいボディーのトゥレッポんちゃんにとってもしんきんかんがあるの☆とまチョップもウポポイにあそびにいってみたいなー!あそびにいったときは、ぜひウポポイをあんないしてね♪いっしょにあそべるひをたのしみにしてるよ~☆
※「トゥレプ」の「プ」、「トゥレプアカム」の「プ」と「ム」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/576660

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世界に届けたいアイヌの思い 五輪で伝統舞踊を披露 差別、いじめに苦しみ“嫌いだった自分”を救った舞

2021-08-10 | アイヌ民族関連
HTB 8/9(月) 19:05

 東京オリンピックの舞台で躍動したのは、アスリートだけではありませんでした。マラソン・競歩が行われた札幌で、全道から集まったアイヌの人たちが、伝統的な踊りや歌を披露。世界に届けたかった思いとは?
 帯広から参加した酒井学さん。本番前日、大通公園に作られた会場に初めてやってきました。酒井学さん:「今までとはまた違う緊張感があって、いよいよ本番なんだなと、かみしめています」。妻の真理さんと、高校2年生の息子、心さんと3人で、オリンピックの舞台に臨みます。学さん:「一生に一度あるかないかのことだから光栄です。息子だしね、失敗しないか緊張の方が勝っているから、親心の目線で見てしまいますよね」。長男・心さん:「まあでも、失敗はしないかと思いますね」。学さん:「大きく出たな」。真理さん:「自信あるね」。
 実は、学さんがアイヌ舞踊を始めたのは、30歳近くになってから。それまでの人生は、今とは違いました。小さいころから、いじめや差別に苦しみました。長い間、アイヌの自分が嫌いだったと言います。酒井学さん:「背後からけりが入ったりとか。何か物を取って、おれに付けて、そこら辺に投げて『きったねえ。アイヌが触ったから、もう使えないべや』って投げたり。そういうことが日常茶飯事でした。隠せないんだけれど、やっぱり自分がアイヌだということを隠して生きてきて。自殺も考えたことがあったからね」。
 オリンピックでの披露を目指し、アイヌ舞踊のチームが結成されたのがおよそ3年前。選抜メンバーに抜擢され、厳しい練習を重ねてきました。酒井学さん:「たぶん、まだアイヌ民族が差別の対象なんだよね。それをかっこいいとか、素晴らしいと見方を変えられたらなって」。
 アイヌ語で「唄いましょう。踊りましょう。」と題された舞台。道内各地に伝わる踊りなど、15の演目を披露しました。「この世の中に、意味のない存在なんてひとつもない」という、アイヌの精神に基づくメッセージが込められています。感染拡大で無観客となりましたが、インターネットを通じ全世界に生配信されました。
 4日間で5回の舞台。のべおよそ200人で演じました。その最後のステージも終わりを迎えた時、思いがあふれました。酒井学さん:「踊りを踊ってこんなに感動することはないとうか、良い経験をさせてもらいました。小さいころの自分に会って『いまはどん底だけど大丈夫』と言いたいですね。これからは自分の踊りもそうだけれど、いろんな人に踊りを教えて、1人でも踊りが楽しいと思ってくれたらありがたいと思います」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf0a13f5406f954e3d4cee731e3afe801f13e12b

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道民はみんな食べたことある?北海道にきてはじめて出会った「日本一の野菜」

2021-08-10 | アイヌ民族関連
北海道Likers 2021/08/09 20:30
出典: niyan / PIXTA(ピクスタ)
北海道といえば、酪農王国・農業王国といったイメージがありますよね。スーパーには北海道産の食べ物が多く並んでおり、筆者は新鮮な野菜や果物を食べられる幸せを日々かみしめています。
今回は、北海道にきてはじめて出会った野菜、『ラワンぶき』をご紹介します。
「ラワンぶき」ってどんな野菜?
『ラワンぶき』は足寄町の螺湾(ラワン)地域に自生しているアキタブキの仲間です。
注目すべきはその大きさ! なんと、高さ2〜3m、太さが10cmにも育ちます。日本一大きなフキです。
大きく育ちますが、そのままの大きさで売っているわけではありませんのでご安心を。
筆者は、短くカットされ、水煮されたものを購入しました。一人暮らし用の小さなキッチンでも十分に扱えますし、水煮されているので調理も簡単。筆者のように、野菜が不足しがちな一人暮らしの方にはとくにおすすめです。
どこで採れる?
名前の通り、『ラワンぶき』は足寄町の螺湾地域で採れます。6月上旬〜7月上旬が収穫期です。
ちなみに、2001年10月に北海道遺産に選定されており、苗や種の足寄町以外への持ち出しは禁止されているんです。筆者が本州で『ラワンぶき』を見かけなかったのは、このためかもしれませんね。
また、北海道に昔から伝わるアイヌ伝説によると、フキの下には幸運を呼ぶ神様“コロポックル”が住むといわれています。会ってみたいですね。
おすすめの食べ方
『ラワンぶき』はシャキシャキとした食感とくせのないフキの香りが特徴です。
筆者は、『ラワンぶき』を小さく切ってちくわや豚肉と一緒に炒め、醤油などで和風の味付けにしていただきましたが、ほかにもいろいろな食べ方がありそうです。足寄町のホームページには、肉詰めや中華サラダ、天ぷらなどの調理法が紹介されていました。
味や香りの主張が強いわけではないのでどんな料理にも使えそうですが、フキの香りを生かすにはあっさりした味付けが合うように感じました。調理法については、筆者もまだまだ研究中です(笑)
北海道足寄町の特産品である『ラワンぶき』。近くのスーパーなどで見かけた際には、ぜひ買ってみてください!
【参考】
ラワンぶき / あしょろ観光協会
ラワンぶき / JAあしょろ
【画像】niyan、gontabunta / PIXTA(ピクスタ)
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaidolikers/region/hokkaidolikers-20210809-42424.html

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漫才で原爆「さすがに無理」 それでも伝える意味 長崎で初披露 アイヌ、特攻隊も手掛けた道産子

2021-08-10 | アイヌ民族関連
西日本新聞 8/9(月) 9:13
 被爆から76年の夏、吉本興業所属のお笑いコンビが原爆を題材にした新作漫才を長崎市で初めて披露する。被爆地の惨状など新たな伝え方を模索していた被爆2世の呼びかけで制作。極めて重いテーマと笑いをどう組み合わせるか-。ネタの書き換えは13回。「伝えたいテーマの軸がぶれなければ、笑いは人に何か伝えるときにとても有効」と話す2人。託された思いも胸に舞台に立つ。 
 演じるのは「アップダウン」の竹森巧さん(43)と阿部浩貴さん(44)。ともに北海道出身。2018年にアイヌ民族を取り上げた音楽劇を、19年に鹿児島県・知覧の特攻隊に焦点を当てた2人芝居を手掛けた。面白いだけの笑いに限界を感じ、社会性のあるテーマを表現する形にたどり着いた。
 「舞台が記憶に残れば、若い人にも関心を持ってもらえる」。長崎被災協・被爆二世の会・長崎の山崎和幸会長(68)が19年末、創作を依頼した。
 「さすがに原爆は無理」と当初は戸惑った2人。引き受けたのは、被爆者らの思いに触れたから。「これからの伝え方は暗いだけでなく、希望がないといけない。被爆地にゆかりがないからこそ、戦争を知らない人と同じ目線で伝えられる」と励まされた。
 2人は昨夏以降2度、長崎に出向き、被爆者の体験談や被爆2世の活動を取材。最も胸に刺さったのは、被爆しながら救護活動を続けた永井隆博士の手記だった。人々の心を壊し、むしばむ痛ましさを知った。「生き残った人たちの後悔や自身を利己的だと感じる心の傷は、現代人にも通じる」と竹森さん。
 試行錯誤を経て完成した約35分の漫才。前半は制作依頼を受けた際の話などを笑いを交えて紹介する。後半は広島や長崎の原爆を描いた「原爆の図」の解説文を朗読し、永井博士と家族を亡くして心に深い傷を負った少年の話を演じる。「想像し、思いやりの心を持つことで争いごとは減る」と2人は言う。
 上演は11日午後1時半と午後6時半、長崎市の長崎原爆被災者協議会地下講堂。山崎さん=090(7581)9794。 (岡部由佳里)
https://news.yahoo.co.jp/articles/972d1bd5dbd888d560eed1991d3341e793910bbe

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伝統儀式で祖先しのぶ アイヌ碑先祖供養祭 白老アイヌ協会

2021-08-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/8/9
 白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は8日、白老アイヌ民族記念広場で第17回白老アイヌ碑先祖供養祭を行った。民族衣装に身を包んだ関係者が伝統の儀式で祖先をしのんだ。  協会員や来賓ら約50人が参加。同協会の新井田幹夫さんが祭司を務めて儀…
この続き:311文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/55036/

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今日は、国連が定めた「世界の先住民族の国際デー(仮訳)」

2021-08-10 | 先住民族関連
note 2021/08/09 15:55 曽我美穂
Photo by cosmopolitan0527
日本では、今日8月9日は長崎に原爆が落とされた日として、毎年、黙とうがささげられるが、国際的には他の記念日でもあることを、仕事のリサーチ中に見つけた記事で知った。今日8月9日は "International Day of the World's Indigenous Peoples" 世界の先住民族の国際デー(仮訳)なのだ。
記事はこちら。英国のThe Guardianのウェブ記事で、ニューギニアの先住民族の数字の数え方に関するクイズが載っている。(私はこういうなぞなぞが苦手なので、解けなかった…)
この日は、国連で定められており、国連のウェブサイトには、2021年のテーマは下記にする、とかkれ手ていた。
“Leaving no one behind: Indigenous peoples and the call for a new social contract.”
「Leaving no one behind(誰一人取り残さない)」は、SDGs目標でも使われている言葉だ。「 call for a new social contract(新しい社会契約の呼びかけ(仮訳))」というのは、そのあとの説明によると、これまで自分たちの土地を追い出され、文化や言語を抑圧され、社会から疎外されてきた先住民族が多くいることを再認識し、今、再度、政府や社会と、社会契約を結びなおそう、という呼びかけになっている。
詳しくはこちらへ↓
https://www.un.org/en/observances/indigenous-day
おそらく…だが、この呼びかけの背景には、ここ最近大きな話題となった、カナダで先住民族の子どもを収容していた寄宿学校の跡地近くから墓標のない墓が多数、見つかった事件等、これまでの弾圧の歴史の関連もあるだろう。
詳しくはこちら↓
https://www.afpbb.com/articles/-/3356542
こういったニュースは、日本も他人事ではない。Yahoo!ニュースの記事は、こんなことが書かれている。
明治以来、「研究目的」としてアイヌの遺骨が持ち出されることもあり、そのなかには大学の研究室などに保管され続け、遺族のもとに戻っていないものもある。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20210608-00241882
"International Day of the World's Indigenous Peoples" 世界の先住民族の国際デー(仮訳)をきっかけに、私たちひとりひとりが、少しずつ、先住民族を取り巻く状況を知ること。それが、国連で提唱されている「新しい社会契約の呼びかけ」につながっていく。そう、信じている。
https://note.com/indigenous/n/n304c0488fa40

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