北海道新聞 08/06 05:00

五輪成功などを祈り、古式舞踊を力強く舞う踊り手たち(星野雄飛撮影)
東京五輪の男子20キロ競歩の競技開始に先立ち、アイヌ民族らが5日、古式舞踊を札幌市中央区の大通公園で披露した。踊り手は選手への歓迎や五輪成功への祈りを込め、アイヌ民族が大切にしてきた多文化共生の精神を世界に発信した。
舞踊は五輪の公式プログラムで、国や道、札幌市などの主催。新型コロナウイルスの感染対策として、人が密集することを避けるため、周囲を見えないよう囲い、無観客で行った。
舞踊は「ウポポ ヤン リムセ ヤン(唄いましょう。踊りましょう)」と題し、男性が剣を持って厄災を払う「エムシリムセ」や、釧路地方に伝わる鶴の舞い「サロルンカムイリムセ」など15の古式舞踊で構成。道内各地から集まった76人の踊り手が伝統衣装に身を包み、力強く舞った。踊り手の岡本朋也さん(24)=日高管内平取町=は「世界中がコロナで大変な中だが、五輪の舞台で披露できて誇りに思う」と話した。
舞踊は5日の競技後の夜にも実施した。6日朝の男子50キロ競歩を除き、6~8日の各種目のスタート前にも披露する。各回、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の公式チャンネルで生配信される。(田鍋里奈)
(注)文中の「ウポポ ヤン リムセ ヤン」と「サロルンカムイリムセ」の「ム」は小さい字。「エムシリムセ」の「シ」と「ム」も小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/575469

五輪成功などを祈り、古式舞踊を力強く舞う踊り手たち(星野雄飛撮影)
東京五輪の男子20キロ競歩の競技開始に先立ち、アイヌ民族らが5日、古式舞踊を札幌市中央区の大通公園で披露した。踊り手は選手への歓迎や五輪成功への祈りを込め、アイヌ民族が大切にしてきた多文化共生の精神を世界に発信した。
舞踊は五輪の公式プログラムで、国や道、札幌市などの主催。新型コロナウイルスの感染対策として、人が密集することを避けるため、周囲を見えないよう囲い、無観客で行った。
舞踊は「ウポポ ヤン リムセ ヤン(唄いましょう。踊りましょう)」と題し、男性が剣を持って厄災を払う「エムシリムセ」や、釧路地方に伝わる鶴の舞い「サロルンカムイリムセ」など15の古式舞踊で構成。道内各地から集まった76人の踊り手が伝統衣装に身を包み、力強く舞った。踊り手の岡本朋也さん(24)=日高管内平取町=は「世界中がコロナで大変な中だが、五輪の舞台で披露できて誇りに思う」と話した。
舞踊は5日の競技後の夜にも実施した。6日朝の男子50キロ競歩を除き、6~8日の各種目のスタート前にも披露する。各回、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の公式チャンネルで生配信される。(田鍋里奈)
(注)文中の「ウポポ ヤン リムセ ヤン」と「サロルンカムイリムセ」の「ム」は小さい字。「エムシリムセ」の「シ」と「ム」も小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/575469