先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

旭岳山開き 神々に祈る安全 アイヌ民族ら儀式

2023-06-20 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年6月19日 22:22

旭岳の麓で登山者の安全を神々に祈るヌプリコロカムイノミ
 【旭岳温泉】アイヌ民族が「カムイミンタラ」とあがめる大雪山系の旭岳の麓で、神々に祈る儀式「ヌプリコロカムイノミ」が行われ、登山者の安全を祈願した。新型コロナウイルスの影響で一般向けの披露は4年ぶり。
 儀式は山開きとなる17日の「旭岳 山のまつり」で、旭川チカップニアイヌ民族文化保存会のメンバーが中心に実施した。午後7時半に始まり、山の神や火の神など七つの神に祈りをささげた。その後はあいさつの踊りなどの古式舞踊や、伝統楽器の演奏を披露。最後には保存会のメンバーや来場者が大きなたき火を囲んで輪踊りをした。
・・・・・・ 
(和泉優大)
※「カムイミンタラ」の「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/864232/

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樺太アイヌ民族遺族らが墓前祭 江別

2023-06-20 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年6月19日 22:02

市営墓地で行われた樺太アイヌ民族の犠牲をしのぶ墓前祭
 【江別】明治時代に樺太(サハリン)から対雁(現江別市)に強制移住させられた樺太アイヌ民族を慰霊する墓前祭が、江別市営墓地で行われた。
 実行委が主催し、明治期に建立された「対雁の碑」前で毎年行っている。今年は17日に実施し、4年ぶりにコロナ禍による参加者の制限が無かったため遺族や関係者約50人が出席した。
・・・・・・ 
(土門寛治)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/864216/

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先祖思い「イチャルパ」 新ひだかアイヌ協会が伝統儀式

2023-06-20 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年6月19日 19:14(6月19日 20:06更新)

ヌサに供え物をして先祖を供養するイチャルパ
 【新ひだか】新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)は、先祖供養の伝統儀式「イチャルパ」を町静内真歌の伝統家屋チセで行い、先祖の安らかな眠りを祈った。
 11日に実施し、今年で35回目。静内霊園の無縁納骨堂に眠る2695人の先祖を供養するため、毎年行われている。町内ではアイヌ民族の無縁墓地が点在して荒廃していたため、1989~99年度に静内霊園に改葬した。
 ・・・・・
(杉崎萌)
※イチャルパの「ル」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/864043/

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フクロウやヒグマをモチーフに アイヌ文化の木版画作品展 北海道・札幌市(動画)

2023-06-20 | アイヌ民族関連
STV6/19(月) 6:24配信

アイヌ文化を表現した木版画の作品展が、札幌市内のデパートで開かれています。
大きな羽を広げたフクロウにヒグマをモチーフにした作品も。
大丸札幌店で開かれているアイヌ民族のアーティスト、結城幸司さんの作品展です。
アイヌ民族の神話をもとに作成した木版画や木彫の作品およそ30点が展示・販売されています。
訪れた人「ちょっとしたユーモアと何かを問いかけているような対話を楽しませてくれる感じがいいなと」
作家 結城幸司さん「自然の中にこんな物語があると感じてくれる人がいれば、そういう世界観を見てくれたら最高ですね」
この作品展は今月20日までの開催です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/97a601a1dec0506fc077e449934ebaa9a62fa1e2

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「ゴールデンカムイ」“宇佐美のホクロ君マスク”プレゼント企画&最終話のキャスト出演同時視聴会が開催

2023-06-20 | アイヌ民族関連
アニメ!アニメ!2023.6.19 Mon 23:30
TVアニメ『ゴールデンカムイ』第四期の第四十八話「発射」の放送を記念して、「宇佐美のホクロ君マスク」のプレゼントキャンペーンが開催される。さらに、6月26日には第四期の最終話となる第四十九話が放送されることに伴い、キャスト出演の同時視聴会が行われる。

TVアニメ『ゴールデンカムイ』の第四期が、毎週月曜日に放送中だ。このたびその第四十八話「発射」の放送を記念して、オリジナルデザインの「宇佐美のホクロ君マスク」のプレゼントキャンペーンが開催されることがわかった。さらに、6月26日には第四期の最終話となる第四十九話が放送されることに伴い、キャスト出演の同時視聴会が行われる。
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルが「週刊ヤングジャンプ」で連載したマンガを原作とする、アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル。原作マンガはコミックス全31巻のシリーズ累計が2,400万部を突破しており、足かけ8年にわたる連載が終了した今もなお多くのファンの心をつかみ続ける。
2023年4月よりスタートしたTVアニメ第4期では、極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが再会を果たした後からの物語が描かれている。北の大地を舞台に再び加熱していく一攫千金サバイバルが目が離せない展開を見せる。
このたびそんな本作が、両頬にあるホクロが特徴の大日本帝国陸軍第七師団上等兵・宇佐美上等兵が活躍する第四十八話「発射」の放送を記念して、公式 Twitter上にて「宇佐美のホクロ君マスク」を抽選で100名にプレゼントするキャンペーンを開催する。
応募は公式 Twitter アカウントをフォローのうえで、6月19日23時30分頃に投稿の対象ツイートをリツイートすることで完了する。期間は7月2日23時59分までで、当選者への賞品の発送は8月以降が予定されている。宇佐美上等兵からの愛を込めた贈り物を見逃さないようにしたい。
さらに6月26日には第四期の最終話となる第四十九話が放送されることを記念して、キャスト出演の同時視聴会も行われる。第四期最終話(第四十九話)「消えたカムイ」をキャストとともに同時視聴するもので、杉元佐一役の小林親弘、アシ(リ)パ役の白石晴香、白石由竹役の伊藤健太郎が出演する。第四期のフィナーレをキャストとともに楽しみたい。
TVアニメ『ゴールデンカムイ』の第四期は、毎週月曜日に放送中だ。
https://animeanime.jp/article/2023/06/19/78036.html

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<ゴールデンカムイ>三上哲が“街を切り裂く凶刃”マイケル・オストログに 「もだえ苦しみながら」

2023-06-20 | アイヌ民族関連
まんたんウェブ6/19(月) 18:00配信

「ゴールデンカムイ」の第4期に登場するマイケル・オストログ(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された野田サトルさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」の第4期に声優として三上哲さんが出演することが分かった。三上さんは“街を切り裂く凶刃”マイケル・オストログを演じる。
【写真特集】「ゴールデンカムイ」 第48話「発射」 衝撃?カット続々
 三上さんは「(マイケル・オストログは)シルクハットの紳士?ですが、しかしやっていることは……そのはざまで文字通りもだえ苦しみながら演じさせていただきました。出来上がりがどうなっているのか僕自身も楽しみにしています。これだけ濃い人物たちが登場する物語の中で少しでも印象に残る役になれたらと思います」とコメントを寄せている。
 「ゴールデンカムイ」は、2014年に「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、2022年4月に約8年にわたる連載に幕を下ろした。かつて日露戦争で活躍した“不死身の杉元”が、北海道で死刑囚が隠した埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描く。
 テレビアニメ第1期が2018年4~6月、第2期が同年10~12月、第3期が2020年10~12月に放送された。第4期は2022年10月に放送をスタートし、11月以降は休止していたが、4月に放送を再開した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b07c123d2e5e35354872eb743ca5efb2a7ebee

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進化する「アバター」ワールド“史上屈指の映像美”で描かれる生命力あふれた動物や家族愛

2023-06-20 | 先住民族関連
ザ・テレビジョン6/19(月) 7:10配

映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」がディズニープラスで配信中
ジェームズ・キャメロン監督が手掛けた映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が6月7日より配信開始した。日本では国内興行収入42億9676万円、動員数236万2731人を記録し、全世界では興行収入が22億9370万7227ドルに達するなど、大ヒットを記録した同作。歴代興行収入でもキャメロン監督の代表作「タイタニック」を抜いて3位に。「第95回アカデミー賞」では作品賞を含む主要4部門にノミネートされ、「視覚効果賞」を受賞。その奥行きと深みのある映像の美しさは、まさしくその賞に値するものだった。そんな映画史に名を刻む「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の魅力について検証してみたいと思う。(以下、一部ネタバレを含みます)
【写真】まさに“生きている”…!ジェイクら“サリー家”の絆を感じる家族ショット
■前作から13年の時を経て公開
前作「アバター」が公開されたのは2009年12月。「ターミネーター」シリーズや「エイリアン2」「タイタニック」といったヒット作を手掛けるキャメロン監督が、思い描いていた構想を表現できる映像技術が出来るまでおよそ10年寝かせたというだけあって、それまでの映画作品とは一線を画した、全く新しい映像作品を作り上げることに成功した。映像技術は常に進化し続けているが、「アバター」の公開によってその進化がより加速することとなった。
「アバター」は、アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマス最大の衛星“パンドラ”を舞台にした物語。“アンオブタニウム”という希少鉱物がこの星の地下に多く眠っているということで、地球のエネルギー問題を解決するために採取しようとするが、そこにはナヴィ族という先住民族が住んでいて、どんな条件を出しても頑として譲らず、手を出せない状況となっていた。
そこでスタートしたのが“アバター計画”。地球人とナヴィのDNAを掛け合わせた人造生命体を作り、神経を接続して操作する人間の意識を憑依させた“アバター”を送り込み、ナヴィ族と接触を図るというものだった。言うなれば、おなじみの“青いアバター”とリンクして遠隔操作をするという方法。
■元海兵隊員がナヴィ族の考えに共鳴
前作の見どころは、元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)が亡くなった兄の代わりにアバターを使ってナヴィ族と接触を図り、ナヴィの狩猟部族の族長の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と出会い、ナヴィ族の生き方を教わり、死生観を含めた自然への関わりや経緯に感銘し、考えがどんどん変化していくところを挙げることができる。
グレース・オーガスティン博士(シガニー・ウィーバー)や人類学者のノーム・スペルマン(ジョエル・デビッド・ムーア)といったナヴィと友好的に交渉しようとする“味方”もいるが、元海兵隊の大佐マイルズ・クオリッチ(スティーブン・ラング)のように力づくでアンオブタニウムを奪おうとする者もいて、兵器などを多く所有し、腕力に勝るクオリッチ側の方が体勢的にも有利な状況だ。ジェイクも最初はクオリッチに報告することを命じられていて、内通者(スパイ)的なこともさせられていたが、途中から改心。そういう経緯もあって、クオリッチから執拗に攻撃される羽目になってしまうわけだが。
森の中の表現がとても美しく、リアル。サイやクロヒョウに似た凶暴な動物や、巨大な翼竜トゥルークなども生命力が感じられるほどで、作品への没入感は桁違い。そんな中で、地球人とナヴィの信頼関係と絆の構築をジェイクとネイティリを通して見せていくストーリーも秀逸。物語として、映像作品として見ごたえのあるものとなった。
■最新作では映像美とリアルさがさらに進化
第1弾から13年後に公開された「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」。前作でも驚かされたが、映像美とリアルさがさらに進化しているのを見始めてすぐに痛感した。物語は前作から10年後の“パンドラ”が舞台。ジェイク・サリーは晴れてオマティカヤ族の一員となり、ネイティリと結ばれ、息子のネテヤムとロアク、娘のトゥク、オーガスティンのアバターから生まれた養女キリ、クオリッチ大佐の息子・スパイダーと一緒に平穏な暮らしを送っていた。
しかし、人類は地球人とナヴィを融合させたアバターを生み出し、そこにクオリッチ大佐らの人格を植え付け、パンドラに舞い戻ってきたことでジェイクたちの生活は一変。部族の他の者たちに迷惑を掛けないために、ジェイクは一家で別の土地に移ることを決意した。
ジェイクとクオリッチの対決というのは前作「アバター」と同様だが、今作では“家族のため”という思いがあり、そこが新たな作品的魅力になっている。
■森の部族から水の部族へ
ジェイクたちが新たな居住地にしようと思ったのは海洋民族“メトカイナ族”のいる集落。しかし最初はよそ者扱いされ、仲間とは認めてもらえない状況が続く。リーダーのトノワリ(クリフ・カーティス)は理解を示し、一族の者に言い含めるが、妻のロナル(ケイト・ウィンスレット)は快く思っておらず、子どもたちもネテヤム、ロアク、キリを快く思ってなくて、尻尾の細さや指の数の違いで差別したり、“悪魔の血が混じっている”という暴言も口にしている。しかし、娘のツィレヤだけは偏見なく友好的に接してくれていた。
あまりいい環境ではないかもしれないが、そこで生きるためにジェイクたちは水の多い環境に慣れようと努力。元々“地球人”だったジェイクが、ナヴィの生活に溶け込むために危険な目に遭っても頑張ってきたので、頑張れば環境に適応できるというのを信じ、自身が努力する姿を見せることで子どもたちの模範になろうとしていたのだろう。そういった一家の中の絆というのが今回の大きなテーマであり、見どころだと言える。
ジェイクとネイティリは地球人とナヴィという壁を超えて結ばれた。優秀な兄ネテヤムにトラブルメーカーの弟ロアクはコンプレックスを抱き、キリは父親を知らず、スパイダーは父親を嫌っているなど、それぞれ抱えるものがあったが、それでも“一家はいつも一緒”という気持ちで強い絆を作ってきた。“家族”“親子”というテーマが、多くの人たちを感動させた要素となったのだろう。
ジェイク・サリー役のサム・ワーシントンとネイティリ役のゾーイ・サルダナは前作から続投。養女キリを演じているのは前作でグレイス・オーガスティン博士を演じたシガニー・ウィーバー。「エイリアン」シリーズでリプリーを演じた彼女が今作では14歳の少女に。これは「アバター」シリーズだからこそ出来ることの一つと言える。
そしてメトカイナ族のロナル役でケイト・ウィンスレットが出演。「タイタニック」のヒロイン“ローズ”役でスターとなった彼女がキャメロン監督作品に帰ってきた。こういうつながりも分かると、この作品をより楽しめるのではないだろうか。
ディズニープラスで配信中の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」本編を見た後に、制作の様子を収めたドキュメンタリー「アバター ディープ・ダイブ」もチェックしておきたいところだ。
◆文=田中隆信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e97065a374c76a639e42b8508bed9a8bd5ee1d9

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米国のウラン開発、現場に落ちる影 ㊤身近すぎる鉱山<デジタル発>

2023-06-20 | 先住民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年6月19日 14:00
 大量の核兵器を保有し、多くの原発が稼働する米国。しかし米政府はウラン調達のほとんどを輸入に頼っています。西部ユタ州の辺りには、かつて多くのウラン鉱山がありましたが、安価で質のいい外国産に代わっていったのです。鉱山の多くは休眠状態になっています。現地を訪ねると、周囲にはウラン精製の際に出た鉱滓(こうさい)が山積みにされ、先住民族をはじめとする現地の人たちは、健康や環境への不安を抱えながら暮らしていました。昨年、輸入先の一つであるロシアがウクライナに侵攻したことで、アメリカ国内でのウラン生産にも再び注目が集まっています。ウラン政策に翻弄(ほんろう)されてきた歴史をたどりました。(西部ユタ州で広田孝明、写真も)

ユタ州南部の観光地メキシカンハットの近くにあるウラン鉱滓の処分場。表面は放射性物質の飛散を防ぐ処理をした上で50センチほどの採石で覆われている
■小学校の校庭のそばにウラン鉱山 ラ・サル鉱山群
 見渡す限り赤土の荒野が続くユタ州南東部。かつてこの辺りには多くのウラン鉱山が開発されていました。
 ユタ州の州都ソルトレークシティーから車で約4時間ほど南東に進むと荒野の中にラ・サル鉱山群が現れました。ここでは、地下に広がる鉱床からウランとバナジウムを採掘していましたが、2012年10月に商業生産を終え、現在は休眠状態になっています。
・・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/862726

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太平洋教会協議会総幹事 国連の気候変動会議で訴え「今こそ化石燃料不拡散条約を」 

2023-06-20 | 先住民族関連
キリスト新聞2023年6月19日

 ドイツのボンで6月5日から15日まで開かれていた国連の気候変動会議(SB58)で、化石燃料を終わらせるための地球規模の呼びかけを始めようと、太平洋教会協議会(PCC)総幹事のジェームズ・ブハグワン牧師は15日、記者会見を行い、地球規模の行動が持つ緊急の必要性と、太平洋が置かれている危険な状況を強調した。PCCがフェイスブックで伝えた。
 「まず、化石燃料不拡散条約を呼びかけている国家や政治指導者、都市、地方政府、科学者、学者、保健機関、ノーベル賞受賞者、宗教共同体や団体が増えつつあるのを認めることから始めたいと思います」とブハグワン総幹事は述べた。「何十年もの間、人々や社会は、石炭や石油、そしてガス産業が持つ危険性について、地球規模で警鐘を鳴らしてきました」
 ブハグワン総幹事は、19年前の2004年、キリバスの首都タワラで、太平洋の教会指導者たちが「オシン・タアイ宣言」で、化石燃料の主要な生産者や消費者たちに対し、より炭素集中型でない経済への移行や、エネルギー利用の削減、そしてよりクリーンで再生可能なエネルギー源の開発を支持するための最初の呼びかけを行ったと述べた。
 同宣言文によると、オシン・タアイとはキリバスの言葉で、希望の象徴である日の出を意味する言葉。同宣言文には、英語で「気候変動に関する太平洋の教会会議からの声明と勧告」という副題が付いている。
 当時、この会議に日本から参加した元PCCリサーチインターンの雀部真理さんが、新教出版社の月刊誌『福音と世界』2004年7月号で、「キリバスの人々の生活にふれて――オシン・タアイ宣言と私たちの責任」との記事を著している。
 「私が話しているこの時にも、グアムの人たちは台風マワールの後始末をしており、インドやパキスタンの人々はサイクロン『ビパルジョイ』に備えていますが、それは上陸する沿岸に2~3メートルの高潮をもたらすと予想されています」と、ブハグワン総幹事は注意を促した。
 「世界中で、人々は化石燃料産業に対して反撃しています。私たちは全ての化石燃料からの急速で公正かつ公平な段階的廃絶を強く求めており、そして私たちは大きな石油・石炭及びガス会社が責任を負って自らが引き起こす害について支払うよう要求しています」と、ブハグワン総幹事は続けた。
 「UNFCCC(国連気候変動枠組み条約)はこの地球とその人々が緊急に必要としていることを未だに果たし損ねています。だからこそ、本当の進歩を達成するための気候に関するリーダーシップがこの会議場の外ですでに台頭しつつあるのです」と、ブハグワン総幹事は付け加えた。
 ブハグワン総幹事によると、気候危機に対する責任が最も小さい、太平洋諸国のような回復力のある国々が、この危機からの唯一の具体的な抜け道としての化石燃料条約のための、交渉の権限を正式に求めている、推進派の国々からなるブロックの先頭に立っているという。
気候変動の影響を軽減するための活動がゆっくりとはいえ現在進行中である一方で、「私たちはこの気候危機がもつ根本原因に取り組む意味ある動きが欠けているのを無視できません」とブハグワン総幹事は述べた。
 「これは気候変動と共存するということではなく、これは気候変動によって引き起こされる生態系と人道上の危機を止めるということなのです」と、ブハグワン総幹事は付け加えた。
 「この気候危機の最大の原因は化石燃料なのです」とブハグワン総幹事は指摘した。「気候危機の責任は石炭、石油とガスの産業にあり、それらは人々や地球の生命の網に危害を及ぼす、略奪的で破壊的な経済システムを推進しては、気候の崩壊の火に油を注いでいるのです」
 「化石燃料は気候や生態系、私たちの民衆。私たちの健康、私たちの民主主義、そして私たちの経済にとって悪いものなのです」とブハグワン総幹事は主張した。「太平洋の指導者たちはすでに気候変動がこの地域で唯一、安全保障上の最大の脅威であるとしているのです」
「科学は明確です。つまり、世界には、化石燃料から効率的で公平かつ公正なエネルギーや経済システムへの、急速で公正な移行が必要だということです。クリーンなエネルギー源に基づき、自然に対する畏敬の念と先住民族がもつ主権者の権利をもって生産されるシステムです」と、ブハグワン総幹事は説明した。
 ブハグワン総幹事は、「今年9月、世界の指導者たちがニューヨークの国連に集まる時、世界中の何百万人もの人たちが、化石燃料の急速で公正かつ公平な終わりを要求するために街へ繰り出します」と述べ、同月17日に環境保護団体などの連合体「民衆 対 化石燃料」が計画しているデモ行進に言及し、次のように訴えた。
 「最大の汚染をしている国々の指導者たちに対し、素早くて公正な化石燃料の段階的廃絶を実施しそれに資金を地球規模で提供するよう求めます」
 さらに、ブハグワン総幹事は、太平洋の人口の80%をなす信仰共同体の代表者として、各国政府に対し、宗教指導者たちからの次の呼びかけを改めて述べた。
 「化石燃料不拡散条約を発展させ実施するための交渉を緊急に開始し、拘束力ある地球規模の計画を策定すること。それは『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』や国連環境計画によってその概略が示された最善の利用可能な科学に沿って、いかなる新たな石炭・石油あるいはガスの生産の拡大をも終わらせるため。
 化石燃料に対する各国の依存やそれらが移行する能力を考慮に入れつつ、公正かつ公平な形で化石燃料の既存の生産を段階的に廃絶するため。
 再生可能エネルギーの100%の利用への地球規模で公正な移行を地球規模で確実にし、化石燃料に依存する経済諸国がそれから多様化していくのを支援し、そしてグローバル・サウスはもちろんのこと全ての人々や社会が栄えることができるようにするため」
 この記者会見での演説の最後に、ブハグワン総幹事は、「私たちは自らが現在持っている自己中心的な態度を犠牲にしなければなりません」と発言。「私たちは今こそ、正しく公正なことを行う意志と、より大きな善のために直近の利得を慎む先見の明、そして私たちが受け継いだよりもっと良い世界を私たちの子どもたちに継承できる希望を、自らの中に見つけ保たなければなりません」と述べた上で、こう結んだ。
 「世界には化石燃料不拡散条約が必要なのであり、そしてそれが必要なのは今なのです」
(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)
http://www.kirishin.com/2023/06/19/60885/

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豪、先住民巡り国民投票へ 年内実施、賛否は拮抗

2023-06-20 | 先住民族関連
東京新聞2023年6月19日 19時40分 (共同通信)

 国民投票実施が決まり、拍手する上院議員=19日、オーストラリア・キャンベラ(AP=共同)
 【シドニー共同】オーストラリアで暮らす先住民の意見を議会に反映しやすくする憲法改正の是非を問う国民投票が年内に行われることが19日決まった。アルバニージー首相が就任以来、最も力を入れる目玉政策だが、主要野党は「分断を招く」と反対。世論調査でも賛否が拮抗している。
 アボリジニなどの先住民は、英国人がオーストラリア大陸に入植した18世紀以降、殺りくや迫害、白人同化政策に苦しんできた。現在は全人口の3・2%を占める。世帯収入や平均寿命、教育水準で非先住民との格差が解消されていない。
 議会上院がこの日、国民投票を行うための法案を可決した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/257666

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豪、改憲国民投票へ 先住民地位巡る発議案可決

2023-06-20 | 先住民族関連
時事通信6/19(月) 10:28配信

イベントで煙を使った儀式を行うオーストラリアの先住民=2015年7月、シドニー(AFP時事)
 【シドニー時事】オーストラリア上院は19日の本会議で、先住民の地位確立のための憲法改正発議案を与党・労働党などの賛成多数で可決した。
 発議案は5月末に下院を通過していた。アルバニージー首相は記者会見で、10~12月に国民投票を行う方針を示し、「歴史をつくるのは国民だ。今度はあなたの番だ」と述べた。
 改憲案は、先住民のアボリジニとトレス海峡諸島民を「最初の豪州人」と認め、議会や政府に意見具申できる代表機関を創設することを定めている。上院の採決結果は賛成52票、反対19票だった。最大野党・自由党は改憲案には反対だが、国民の意思表明の機会を確保すべきだとして、大半が発議に賛成した。
 先住民は過去に白人から迫害を受け、現在も非先住民との経済的格差に直面している。アルバニージー政権は改憲を「和解と国民統合の機会」と位置付け、国民投票での実現を目指す。これに対し、自由党などは「代表機関の設置は国民の分断を招く」と批判し、改憲阻止を訴えている。
 国民投票の実施は、共和制移行の改憲案が否決された1999年以来。改憲が成立するには、国民投票で賛成が全国規模で過半数となり、かつ6州中4州以上で過半数となる必要がある。最近の世論調査では反対意見が伸びており、一部調査では賛成を上回っている。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b1724f12f3a17efe434c4276e7ee34b4779b3d1

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大権現にささぐ 異文化の調べ 2日公開、永光寺で慈善演奏会

2023-06-20 | アイヌ民族関連
中日新聞2023年6月20日 05時05分 (6月20日 05時08分更新)
豪の先住民楽器など 拝観料、鐘突き堂修繕に
 羽咋市酒井町の名刹(めいさつ)、曹洞宗永光寺は七月二日午前十時から、昨春に続き、普段非公開の白山妙理(みょうり)大権現の木像を、本堂で公開する。大権現の前で、有志がオーストラリア先住民の楽器ディジュリドゥや弦楽器ライアーなどでチャリティーコンサートを開く。特別拝観料千円は、傾いた鐘突き堂の修繕費に充てる。 (松村裕子)
 企画したのは五年ほど前から寺で演奏奉納している金沢市のディジュリドゥ講師小坂隆之さん(65)。昨春拝観した大権現からエネルギーを感じ「もう一度拝観したい」と希望すると同時に「もらったエネルギーで演奏して寺に恩返ししたい」と思い付いた。県内外の弟子や知り合いのライアー、インドギターなどの奏者も加わり、読経に合わせてディジュリドゥを吹くなど、多様なセッションを繰り広げる。小坂さんが教える女性が、自ら作詞作曲した大権現の歌を歌う。
 知人の金沢中日文化センター書道講師で金沢市の書家西田裕美さん(50)も、小坂さんが廃棄される琴から作った小型琴に琴の名を書いた縁で出演。琴などの演奏に合わせて書を披露する。「鐘突き堂の修繕に協力したい」と張り切る。
 小坂さんは「めったに公開されない大権現を拝んでほしい。各楽器の一流奏者ばかりなので聴いてほしい」と来場を促す。「少しでも修繕費を集めたい」と、出演者も特別拝観料を納め、志を寄せる。屋敷智乗住職(70)は「ボランティアの熱意にほだされた。たくさんの浄財が集まるといい」と話す。大権現の公開は午後三時まで。(問)永光寺0767(26)0156
https://www.chunichi.co.jp/article/712753?rct=k_ishikawa

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2万人の来場者、日本と台湾の友好をお祝いする

2023-06-20 | 先住民族関連
アラブニュース19 Jun 2023 03:06:15 GMT9

東京:この週末に、台湾愛好者協会(台湾を愛する会)は、第9回目を迎える台湾祭りを開催し、台湾と日本の友好関係を祝った。 
このお祭りの運営側によると、約2万人の来場者が参加し、台湾の伝統的なノスタルジックに富む踊りと歌を聞きながら、台湾ライチ等の多くの地元産食品を味わっていた。
台湾西部の台中出身の「ナイン・ヘブンス・フォーク・クラフト」の一団は、歌、踊りそして伝統的なドラムの演奏を披露した。
台湾で2番目に人口が多い都市・台中には、中国人や日本人が現在の地域に定住する前から存在していた先住民タイヤルの本拠地である。あるタイヤル民族団が、邪気を追い払うといわれる踊りを通じて、台湾独自の文化を再現した。
運営側によると、このフェスティバルは2014年から始まり、台湾ファンの数を増やし、平和な精神で台湾食品を発見することが目的だと、言う。
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_93573/

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