先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ「象徴空間」開設へ2年

2018-04-25 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年04月24日
 白老町で建設が進むアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」の開設まで24日で2年となる。現地では慰霊施設に高さ約30メートルの巨大モニュメントが完成し、運営団体も設立された。一方、多くの来場者を集めるための仕掛け作りなどに課題もあがっている。
 象徴空間は、国立民族共生公園と国立アイヌ民族博物館で構成。公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市、アイヌ文化財団)と、3月に閉館したポロトコタンの一般財団法人アイヌ民族博物館(白老町)が今月1日に合併して発足した「アイヌ民族文化財団」が運営する。
 新たに研究員9人を採用し、アイヌ語やアイヌ文化の研究成果を発信する。国立博物館では閉館したアイヌ民族博物館が所蔵していた約8000点の資料に加え、新たに購入した民具などから約500点を選び、入れ替えながら展示する。
 アイヌ政策を担う内閣官房アイヌ政策推進会議は年間来場者100万人を目標に掲げる。会議の作業部会委員たちは、視察した米ハワイの先住民施設を参考に「アトラクションの要素を取り入れてはどうか」「巨額の税金をテーマパーク的な施設づくりに投じて理解が得られるか」など議論を重ねた。多くの来場者を呼び込むため、現在、施設の設計変更も検討している。
 北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(79)は「多くの人がアイヌ文化や歴史を正しく理解できる施設にしてほしい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180424-OYTNT50070.html

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アイヌの味、駅弁に…札幌駅

2018-04-25 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年04月23日
 札幌駅立売商会(洲崎昭光社長)は、北海道命名150年事業の応援企画として、伝統的なアイヌ料理を現代風にアレンジしたオリジナル駅弁「イランカラプテ(こんにちは)」を販売している。弁当の中身は、キビ入りご飯「アマム」やエゾシカの肉と長ネギのくし焼き、サケや大根の汁物「オハウ」をゼリー状にしたものなど。薄味が伝統だが、しょうゆやみそで現代風の味付けに調えた。
 監修したアイヌの女性グループ「アイヌ女性会議メノコモシモシ」の多原良子代表は「アイヌの食文化を堪能できる。弁当をきっかけにアイヌ文化に興味を持ってほしい」と話している。
 1食1200円(税込み)で、JR札幌駅構内の「弁菜亭」6店舗で今年9月まで販売する。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180423-OYTNT50326.html

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ヨシダナギ×NAKEDがコラボして魅せる体験型アート展「“Sing-Sing!”」が開催

2018-04-25 | 先住民族関連
4bouncy /24(火) 21:01配信

2018年4月19日から5月13日まで西武渋谷店で行われている体験型アート展「ヨシダナギ×NAKED “Sing-Sing!”」。ヨシダナギ氏の作品や撮影の過程を、音や光を用いた空間の中で「疑似体験」できる期間限定のイベントだ。アフリカをはじめとする世界中の少数民族を写真に収めるヨシダナギ氏の作品を全身で楽しむことができる「体感するアート展」とは?
豊かな色彩と迫力で引き込まれるヨシダナギ氏の作品
これまで45カ国で200を超える民族を撮影してきたヨシダナギ氏。作品を見ていると、鮮やかな色彩をまとってポージングをした少数民族たちが写真の枠から飛び出して迫ってくるような力強さを感じる。現地の人たちと同じ格好をして相手の文化に溶け込む撮影手法をとるヨシダ氏。被写体となった人たちとの距離感の近さが作品の魅力のひとつ。
現地の「旅の記憶」に入り込む体験を提供したい
ヨシダナギ氏が写真を通して表現する「現地の世界観」に、実際に入り込めるような体験ができないかとコラボレーションしたのが、これまで様々なインスタレーションを手がけてきたクリエイティブ集団「NAKED Inc.」。今回のアート展では、ヨシダナギ氏の体験を、「音」や「光」、「空間」を用いた様々な仕掛けで、訪れた人が作品の中に身を置いて「追体験」できる空間を手掛けた。
色、音、光が溢れた空間で「非日常体験」を楽しむ
4つのエリアに分けられた展示会場のなかでひときわ目を引くのが、メインエリアにある「Sing-Sing!」。鏡張りの空間には、日本ではなかなか目にすることがないアフリカなどの民族楽器が配置されていて、楽器を鳴らすと音に反応して空間全体に映像が投影される。映像はそれぞれの地域をイメージした原色の色が使われていて、民族楽器のエキゾチックな音色と様々な色が混じりゆく不思議な空間に身を置くことで普段の生活では感じることのできない非日常の体験が得られる。
ヨシダナギ×NAKEDが体験型アート展で伝えたいこと
今回、コラボレーションしたヨシダナギ氏と、NAKEDのアートディレクター・竹内沙也香氏に話を聞くことができた。
ーー今回、NAKEDとコラボレーションをした経緯は?
ヨシダ:写真展だと目で見る視覚でしかないんですけど、視覚だけでなく耳で聞こえるものがあると、より臨場感や現地の人たちのバックストーリーも自然に感じ取ってもらえるかなというのを私自身感じていました。そんな中、空間演出を手がけるNAKEDさんから何か出来ないかということで、共同してプロジェクトが始まりました。
ーーヨシダナギさんにとって、アフリカを中心とした少数民族の人たちから感じる魅力とは?
ヨシダ:最初に彼らと出会った時に感じたのは、彼らはすごく色あざやかで美しい「色」を持っているのに、その色を表現している写真表現はなぜ世の中に少ないのだろうという点です。
アフリカの少数民族やネイティブの先住民族の写真は、ドキュメンタリー調の土臭い写真が多くて、それを見ると距離感を感じてしまう人も多い。だから、もっと色鮮やかに彼らが本来持っている「色」をしっかり表現して写真を撮ることができれば、彼らの新たな魅力に気づいてくれるのではと思っています。
ーーNAKEDとコラボレーションして作品の幅の広がりは感じましたか?
ヨシダ:(NAKEDとコラボレーションして)私が今まで見てきた世界を噛み砕いて表現してくれたのかな、アフリカやパプアニューギニアなどの新しい一面を垣間見られる展示になっていると思います。
ーーヨシダナギさんとコラボレーションする上で、どんな点にこだわって演出をされたんですか?
竹内:ヨシダさんの作品に私たちが手を加えることで、邪魔してはいけないと思う一方で、ヨシダさんが写真に込められたメッセージが増幅して伝わる方法がないか、という点にこだわりました。
ヨシダさんは色にこだわって写真を撮られているので、色を映像として視覚化して表現しました。写真展では伝わらないものがたくさんあるので、目に見えないものを私たちのコンテンツを追加してもっと豊かに伝えられたかなと思っています。
・ ・ ・
日本に住んでいる人にとって、アフリカなどの少数民族に出会ったり、触れ合ったりする機会はほとんどないだろう。今回のアート展では、ヨシダナギ氏の写真とNAKEDが作り上げた空間が融合することで、現地の空間をより体感できる展示会になっている。会場に訪れてぜひ世界の民族たちの息吹を感じて欲しい。
「ヨシダナギ×NAKED “Sing-Sing!”」
開催期間/~5月13日(日)
開催時間/月~土10:00~21:00、日・祝日~20:00まで、最終日13日は~17:00まで
開催場所/西武渋谷店A館7階特設会場(東京都渋谷区宇田川町21-1)
料金/一般・大学生500円 ※高校生以下無料
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00010004-bouncyv-life

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ペルー先住民を射殺しリンチされた? カナダ人の遺体発見

2018-04-25 | 先住民族関連
AFPBB News4/24(火) 20:17配信

【AFP=時事】ペルー北東部ウカヤリ(Ucayali)州でカナダ人の男の遺体が発見され、検察当局はこの男がアマゾン(Amazon)地帯の辺境部で暮らす先住民のリーダーを射殺した後、リンチを受けて殺されたものとみて捜査を開始した。
【関連写真】男の遺体を掘り起こす警官ら(ショッキングな表現が含まれます)
検察当局がツイッター(Twitter)に投稿した内容によると、男の遺体は21日、警察によって発見された。検察は男の身元や死因については明らかにしていないが、当局者はリンチを受けたとみられると明かしている。
 検察は男の死が、アマゾンで暮らす先住民族シピボ・コニボ(Shipibo-Konibo)のリーダーで人権活動家のオリビア・アレバロ(Olivia Arevalo)さん(81)が殺害されたことと関連があるとみている。アレバロさんは19日、ウカヤリ州にある自宅付近で射殺された。
 地元の人権団体によると、外国なまりの男がアレバロさん宅を訪れ、ドアを開けたアレバロさんに至近距離から発砲し、バイクで逃走したという。警察はカナダ人の男が主犯とみていたが、事件翌日、現場付近で男の遺体を発見した。
 一方ソーシャルメディアでは、この男が抵抗する中、その首にロープを巻こうとするもう一人の男を捉えた動画が拡散しており、検察は男がアレバロさん殺害に関わったとの見立てを示すとともに、「遺体が動画に登場する殺された人物のものかどうか確認したい」と語っている。
 ウカヤリ州では2014年、アシャニンカ(Ashaninka)と呼ばれる先住民族のリーダー4人が、違法伐採や麻薬取引に携わる業者から脅しを受けた後に殺害される事件が発生している。【翻訳編集】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00000034-jij_afp-int

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<北海道>新ひだか町でアイヌ民族の遺骨返還を考える集会 (動画)

2018-04-24 | アイヌ民族関連
HTBニュース4/23(月) 18:50配信

 アイヌ民族が、先祖の墓が掘り起こされ大学などに持ち去られた遺骨の返還を求めている問題で、今後の取り組みなどについて考える集会が22日に日高の新ひだか町で開かれました。
 主催したコタンの会によりますと、日高管内で北大と札幌医大に保管されている遺骨は約300体。そのうち約200体が新ひだか町から持ち出されました。集会には町民や日高のアイヌの人々、研究者らが参加し、遺骨が不法に持ち去られた経緯や、胆振の白老町で建設中の民族共生象徴空間に持ち込まれたときの問題点などが指摘されました。コタンの会の葛野次雄副代表は「なぜ白老町の民族共生象徴空間に遺骨を持っていくことが、尊厳ある埋葬なのか、私にはわからない」と訴え、遺骨が持ち出された場所に返還するよう改めて求めました。集会では遺骨返還訴訟の経緯を追ったドキュメンタリー映画も上映されました。コタンの会では引き続き先祖の遺骨をどのように弔うのが良いのか、検討を続けたいとしています。
 またHTBではこの遺骨問題について、そして北海道命名150年についてアイヌの人々の目線で描いたドキュメンタリーを「聞こえない声」を制作しました。放送は23日深夜1時20分からです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180423-00000009-htbv-hok

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川村ゆきえさんが「広報大使」に  三重・松浦武四郎記念館

2018-04-24 | アイヌ民族関連
三重テレビ 4/23(月) 12:51配信

 北海道の名付け親・松浦武四郎の生誕200年をPRする広報大使に、タレントの川村ゆきえさんが任命され、20日、三重県松阪市の松浦武四郎記念館を見学しました。
 川村さんは北海道小樽市の出身で、博物館や記念館巡りが趣味ということから、松阪市が広報大使への就任を依頼しました。
 松浦武四郎記念館を訪れ、地元の園児たちの歓迎を受けた川村さんは、武四郎が残した地図やアイヌについて記した書籍などを見学し、現在も川村さんの祖母が暮らす離島にまで武四郎が訪れていることを知ると、感激した様子を見せていました。
 川村さんは「祖母が暮らすのは人口200人くらいの小さな島で、まさか武四郎さんに見つけてもらっているとは!北海道と名付けただけでない深い人物だったことを知ったので、広報大使として情報発信を頑張りたい」と話しています。
 川村さんは、約16万人がフォローするツイッターや、ブログなどを通じて、武四郎について発信するほか、関連事業にも出演します。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180423-00010002-mietvv-l24

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「ゴールデンカムイ」、第3話のあらすじ&先行カットを公開!

2018-04-24 | アイヌ民族関連
アキバ総研 2018年4月23日 18時43分
本日4月23日(月)より順次放送のTVアニメ「ゴールデンカムイ」より、第3話のあらすじ&先行カットが到着した。
「ゴールデンカムイ」は、野田サトルさんが週刊ヤングジャンプにて連載中の人気コミックで、明治時代末期の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金を狙う元陸軍兵・杉元佐一と、アイヌの少女・アシ(リ)パの冒険が描かれる。また、作中ではアイヌの文化や風習、料理などがリアルに表現されており、歴史エンターテイメントとしても楽しめる作品となっている。
TVアニメ版の監督は、「Fate/Grand Order -First Order-」の難波日登志さん、シリーズ構成が「黒子のバスケ」の高木登さん、キャラクターデザインは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」でキャラクター作画監督を務めた大貫健一さん。制作は「虐殺器官」のジェノスタジオが担当する。
⇒2018春アニメ一覧
今回、本日4月23日(月)より順次放送の第3話「カムイモシ(リ)」のあらすじと先行カットが到着したので、ご紹介しよう。
【第三話「カムイモシ(リ)」あらすじ】(※敬称略)
【スタッフ】脚本:高木登 絵コンテ:二宮壮史 演出:深瀬重 作画監督:徳岡紘平
森の中を進む杉元とアシ(リ)パは、ヒグマが冬眠に使う横穴を発見。穴の前でアシ(リ)パが語るヒグマの知識に感心しきりの杉元だったが、そのときアシリパが自分たちに向けられた双眼鏡の光に気づく。時を同じくして、彼らに向かって移動を始める陸軍第七師団の追っ手たち。ふたりは急いでその場を離れるが、スキーで移動する相手との距離はどんどん縮まっていくッ! 杉元はふた手に分かれてアシリパだけでも逃がそうとするのだが……。
【作品情報】(※敬称略)
■TVアニメ「ゴールデンカムイ」
・TOKYO MX:4月9日より毎週月曜23:00~
・読売テレビ:4月9日より毎週月曜25:59~
・札幌テレビ:4月9日より毎週月曜25:44~
・BS11:4月9日より毎週月曜25:00~
・時代劇専門チャンネル:4月13日より毎週金曜25:00~
・FOD:4月9日より毎週月曜23:30配信
<イントロダクション>
舞台は気高き北の大地・北海道!!
アイヌから奪われた金塊を巡る、生存競争サバイバル開幕ッッ!!!
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。
そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。名をアシ(リ)パというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?
<スタッフ>
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志(「Fate/Grand Order -First Order-」)
助監督:川越崇弘
シリーズ構成:高木登(「黒子のバスケ」)
キャラクターデザイン:大貫健一(「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」キャラクター作画監督)
メインアニメーター:羽山淳一
銃火器設定:渡辺浩二
プロップ設定:浅沼信也
動物設定:墨佳遼
美術監督:森川篤
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:戸澤雄一朗
CGディレクター:奥村優子/濱田康平
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
音楽:末廣健一郎
オープニングテーマ:MAN WITH A MISSION「Winding Road」
エンディングテーマ:THE SIXTH LIE「Hibana」
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作:ゴールデンカムイ製作委員会
<キャスト>
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
土方歳三:中田譲治
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
(C)野田サトル/集英社
>> 「ゴールデンカムイ」、第3話のあらすじ&先行カットを公開! の元記事はこちら
http://news.livedoor.com/article/detail/14619988/

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「アイヌ民族の権利保障を」市民団体が冊子

2018-04-23 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年4月23日09時25分

丸山博代表(右端)ら「アイヌ政策検討市民会議」のメンバー=16日、札幌市中央区
政策提言へ
 アイヌ民族の自決権に基づくアイヌ政策を実現させようと、アイヌの人たちや研究者らでつくる市民団体「アイヌ政策検討市民会議」(代表・丸山博室蘭工大名誉教授)が、現状の問題点と提言などを中間報告として冊子にまとめ発表した。今年の秋ごろまでに新たなアイヌ政策の提言をまとめる計画だという。
 同会議は2016年4月、国際人権法などの観点からアイヌ政策を検討し、国や道など関係機関に提示していこうと発足、これまで6回の会議を重ねてきた。
 冊子のタイトルは「世界標準の先住民族政策を実現しよう!」。アイヌ民族に対する強制移住や遺骨返還問題などについて歴史的不正義だとして批判。先住権侵害など不法行為に対する救済の必要性などを訴えている。16日に札幌市内で会見した代表の丸山さんは、「日本のアイヌ政策はアイヌ民族の権利が保障されておらず、ゆがんだ政策が行われている」などと指摘。樺太アイヌ協会会長の田澤守さんも「少数者に寄り添った政策を進めてほしい」と訴えた。
 冊子はA4判32ページで500部印刷。1部500円で販売する。申し込み・問い合わせは「さっぽろ自由学校『遊』」内の同会議窓口(電話011・252・6752)へ。 (芳垣文子)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1804230100002.html?rm=150

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スタバの覚悟 卓上四季

2018-04-22 | 先住民族関連
北海道新聞04/21 05:00
米国で黒人男性2人が、注文しないでスターバックスのトイレを使おうとしたところ、従業員から店を出るよう求められた。友人を待つため店内にとどまっていたら、警察官に逮捕されてしまった▼この様子を撮影した動画がネット上に広がり「人種差別だ」との批判が噴出した。不買運動も起きている。米国の黒人差別の歴史は古く根強い。ただその分、差別問題への意識も高いように感じる▼昨年、米プロフットボールの試合の国歌斉唱で、黒人差別に抗議し起立しなかった選手をトランプ大統領が侮辱した。反発は野球をはじめ他の競技にも広がり、選手が国歌斉唱で膝をついたり腕を組んだりして差別反対を訴えたことも記憶に新しい▼日本でも在日コリアンやアイヌ民族に対する差別が後を絶たない。多様なルーツを持つ人が増えているにもかかわらず、差別に無自覚な人が思いの外存在するのが現実か▼スタバは最高経営責任者が差別を認め、謝罪した。さらに8千を超える直営店を半日休業し、17万5千人の従業員に人権教育を行うと発表した。巨額の売り上げと引き換えに―だ。PR的な側面もあろうが、一従業員の「間違い」を組織全体で反省する姿勢は評価できる▼残念ながら差別はなかなか無くならない。ならば問われるのは、こうした事案が起きたとき、どんな対応をとるかだろう。スタバの覚悟から学ぶことは少なくない。2018・4・21
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/182175

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吉田正仁の地平線を追って

2018-04-22 | 先住民族関連
毎日新聞2018年4月21日 地方版

 ナバホ族の自治領へ入ると赤茶けたテーブル状の岩山が見られるようになった。私がイメージしていたアメリカの景色そのものだ。そしてこの地で暮らす先住民ナバホ族は日本人とよく似た外見で親近感がわく。
 ある夜、テントの外に袋が置かれている事に気付いた。そこには水と果物が入っていて、誰かが何も言わず置いていってくれたようだ。その後も連日差し入れをいただき、「乗っていくか?」とドライバーに尋ねられる事が何度もあった。彼らの親切に対して英語でお礼を伝えていたが、ここはナバホ族の地。彼らの言葉でお礼を伝えるのが礼儀ではないかと考え始めた。氷点下のある朝、「ちょっと待って」とパジャマ姿の女性が駆けてきて、水を渡してくれた。その際、ナバホ族の言葉でありがとうは何と言うのか尋ねてみると「アフェフェ」と返ってきた。「アヘヘ?」「違う。アフェフェ」。発音を何度か矯正してもらい、「グッド」とお墨付きをいただく。それ以来、「アフェフェ」を多用したが、英語で感謝の気持ちを伝えるよりも心が通った気がする。
 その後ナバホ族の聖地モニュメントバレーに着いた。日没頃、テント設営場所を探し歩いていたら「うちに泊まりにこい」と男に誘われた。家の場所は「この道をまっすぐ」という大雑把なものだったが、言われた通りに道を直進する。しかし点在する家々は道路から離れており、彼の家を探すのは不可能に思えた。すっかり暗くなり、吹雪きはじめ、私は戻る事を決意した。「たどり着けるわけないだろ」。彼に悪気があったとは思わないが、無駄に時間を費やしてしまった事にいら立つ。しかしこんな状況下でもナバホ族は優しい。わずかな間に5回も「大丈夫か?」と声をかけられ、彼らの優しさを再確認。いら立ちはすぐに消え去った。
 クリスマスイブの夜はテント入り口を開けたまま眠っており、朝起きると喉の痛みと鼻水。素敵なクリスマスプレゼントをいただいた。ひどいクリスマスになるところだったが、夕方、ナバホ族のサンタクロースが現れ「メリークリスマス」と赤い長靴を渡してくれ、その中にはたくさんの食べ物が入っていた。
 ナバホ族の自治領では彼らの優しさに何度も胸を打たれ、「なぜこんなにも優しいのだろう」と自問を繰り返した。彼らの赤い大地を出たばかりだというのにすでに恋しくて、またいつか戻ってきたいと強く思う。クリスマスの孤独なテントの中で「アフェフェ」とつぶやいた。=次回は5月中旬ごろ掲載します
 ■人物略歴 よしだ・まさひと
 1981年、鳥取市生まれ。2009年から徒歩でリヤカーを引き中国・上海をスタートし、ユーラシア、北米、オーストラリアを踏破。県が創設した「栄光のチャレンジャー賞」第1号受賞者。その後もアフリカ大陸、南米大陸を縦断し、16年10月に五大陸約6万3300キロを歩ききった。
https://mainichi.jp/articles/20180421/ddl/k31/070/428000c

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国立アイヌ民博 建設工事開始 来年11月に完成予定-白老・象徴空間

2018-04-22 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/4/21

来年11月の完成を目指し、国立アイヌ民族博物館の工事が始まった
 国が2020年4月、白老町ポロト湖畔に開設する「民族共生象徴空間」で、中核施設となる国立アイヌ民族博物館の建設工事が始まった。アイヌ民族の歴史や文化を紹介する施設で、道内初の国立博物館となる。19年11月の完成を予定している。
 象徴空間は、アイヌ文化復興拠点として、ポロト湖周辺の約10ヘクタールの土地に整備。17年度に用地の造成工事がスタートし、今年度から同博物館の他、工芸家の実演などを行う「工房」、古式舞踊などを披露する「体験交流館」、団体客を受け入れる「体験学習館」など主要施設の建設工事が進められる。
 同博物館は、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上3階建てで、延べ床面積は約8600平方メートル。アイヌ民族の歴史や文化に関する資料を総合的、一体的に展示する。展示室ロビーはガラス張りとなり、ポロト湖を一望できる構造。言葉、伝統の営み、信仰、歴史などテーマ別の資料展示スペースやシアター、最新の調査研究に関する特別展示室などを設ける。
 建設業者が施設の用地に大型重機を投入し、今週から基礎のくい打ちの準備などを進めている。5月いっぱいまで基礎工事を続け、6月から建物の建築に入り、来年11月の完成を目指している。
 象徴空間は、公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市)が運営主体となり、白老事務所で開設に向けた準備を行っている。
https://www.tomamin.co.jp/news/main/13649/

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広報大使に川村ゆきえさん 松阪市、武四郎生誕200年記念

2018-04-22 | アイヌ民族関連
中日新聞 2018年4月21日

 松阪市は二十日、松阪出身の探検家で北海道の名付け親、松浦武四郎が生誕二百年を迎えたことを記念した広報大使に、北海道小樽市出身のタレント川村ゆきえさん(32)を任命した。
 川村さんは二〇〇三年に芸能界デビュー。雑誌モデルで活躍し、NHKの連続テレビ小説「どんど晴れ」などに出演している。短文投稿サイト「ツイッター」では十五万人が発言をフォローしている。
 この日、川村さんは松阪市内の市武四郎記念館を訪ね、三雲北保育園の園児の歓迎を受けた。この後、山本命主任学芸員(42)から武四郎がアイヌ民族と交流し、九千八百の蝦夷地の地名を地図に書き残した功績などについて説明を受けた。
 川村さんは「武四郎は絵も描き、歌も詠んだ。名付け親だけでおさまらない深い人だと思う。大使として全国に発信したい」と話した。任期は来年二月末まで。生誕二百年記念事業への参加も検討中という。
 (作山哲平)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180421/CK2018042102000028.html

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森林管理協、伊豆ネットに国際認証

2018-04-22 | 先住民族関連
伊豆新聞 4/21(土) 13:26配信
 持続可能な森林管理の証しである森林認証を、伊豆半島森林認証ネットワークが取得し20日、伊豆市で伝達式が行われた。同ネットワークは伊豆森林組合、田方森林組合、伊豆市、河津町、静岡県(東部農林事務所、賀茂農林事務所)で構成。今回、国際基準である森林管理協議会(FSC)の森林管理(FM=フォレスト・マネジメント)認証を取得した。
 森林認証は、違法伐採や違法労働などに伴う世界的な森林面積の減少を背景に、適切な管理による持続可能な森林を第三者機関が認証する制度。
 近年の五輪・パラリンピックでは、適正に管理された森林から供給される森林認証材が使用されている。また、森林認証製品が国内大手企業の商品パッケージに採用されるなど、一般消費者に向けた動きも目立っている。
 FSCの認証は(1)合法性(2)労働者の権利(3)先住民族の権利(4)地域社会との関係(5)森林からの便宜(6)環境(7)管理計画(8)モニタリング(9)高い保護価値(10)管理活動―の10の原則と70の基準に基づき審査される。下草の状態やシカ対策、農薬の使用状況なども審査基準に含まれる。
 同ネットワークは、2016年12月に発足。国際基準に基づく森林管理計画を作成し、事前審査を経て昨年11月29日から3日間にわたりFSC森林認証審査員の白石則彦さん(東京大大学院教授)の審査を受けた。適正な森林づくりを進めるため、実務担当者会議や作業員の研修会などにも取り組んでいる。認証森林面積は5団体が管理する1564ヘクタール。
 伝達式では、ネットワークの土屋勝利会長(伊豆森林組合長)が「伊豆の山を適切に管理・整備し、次代へ引き継ぐとともに、災害防止、憩いの場として地域に貢献していくことが大事。みんなで協力し『伊豆の山は素晴らしい』と言われるよう努めていく」とあいさつ。白石さんから登録証の伝達を受けた。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20180421iz3000000005000c.html

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<世界紀行>紛争の地「コソボ」は想定外の発展

2018-04-22 | 先住民族関連
毎日新聞 4/21(土) 9:30配信

 「コソボ」と聞くと日本人には激しい紛争を繰り返した地というイメージがある。いま現状はどうなっているのか。地域エコノミストの藻谷浩介氏が歩いた。【毎日新聞経済プレミア】
 ◇驚くほど栄えていた首都プリシュティナ
 旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国は「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称しながら1990年代初頭に解体した。だがセルビア南部コソボ地域に住むアルバニア人と、彼らが話すアルバニア語は、五つの民族にも四つの言語にもカウントされていなかった。1999年のコソボ紛争を経て、「コソボ」は2008年にセルビアからの独立を宣言したが、今はどうなっているのか? 行ってみなければわからない。
 16時半にマケドニア共和国の首都スコピエを出たミニバスは、狭い2車線道を北上すること30分で、コソボとの国境に差し掛かった。通る人もなかったボスニアからモンテネグロへの国境とは違って、自家用車が列を作っている。バス優先車線もなく、乗客のパスポートチェック含め通過に30分少々の時間を要した。
 そこからしばらく石灰岩質の崖がむき出しになった山地を走ると、コソボ盆地の田園地帯に出た。以降、首都プリシュティナまでの1時間ほどの間に、「予想に反して」というべきなのか、あるいは「薄々予感していた通り」と言うべきなのか、道路整備状況はみるみる良くなり、沿道の家はどんどん新しく立派になっていった。
 19時前に、プリシュティナ市街の南西外れにあるバスターミナルに着く。明朝は6時半発のバスに乗るので、ホテルはターミナルの近隣にとっていた。どんな場末の宿かと思っていたが、とてもおしゃれな建築で、向かいのレストランの芝生の庭では、新興富裕層らしき人たちが派手に音楽をかけて野外パーティーをやっている。想定外の事象に会うのに慣れている筆者も、さすがに驚いてしまった。
 ◇クリントン通りとブッシュ通り
 幸いまだ明るいので、都心がどんな感じなのか探索に出かける。モンテネグロ・ポドゴリツァやスコピエと同様に、プリシュティナにも市電はなく、市内バスの有無すらよくわからない。当時はスマホも持っておらず、見当をつけて歩いていく。
 緩やかに傾斜した大きな街路を北東に上がる。外装に赤茶色のレンガを多用したおしゃれな建物が並び、見るからに貧しかったスコピエとは空気が違う。後々確認したら、ビル・クリントン大通りという名称だった。コソボ紛争時にNATO(北大西洋条約機構)の介入を主導してセルビアに手を引かせたのは、米国大統領2期目も終わりに近い彼だったのだ。
 ひとしきり進むと、左方向に歩行者専用の商業街路が分かれていた。これまた後日調べると、ジョージ・ブッシュ通り。コソボ独立時の米国大統領だ。水と油のようなクリントンとブッシュが並んでいるところが当地らしい。奇麗な並木が続き、オープンカフェや広場、子供の遊べる噴水などがそこかしこに設けられ、驚くほどの人出がある。真新しい高級ホテルや銀行が並び、サラエボより平和で、ザグレブよりも金持ちそうで、ベオグラードよりも楽しそうだ。
 もっと庶民的な空間を探して、その先の旧市街に足を踏み入れると、ようやく狭い街路や古びた建物が出てきた。しかし依然として人通りは多いし、子供の遊ぶ公園もあって、危なそうな暗がりはない。国民の9割以上がアルバニア人のムスリム国のはずなのだが、頭に何かかぶった女性は一人もおらず、総じて“小奇麗なイタリア”という感じだ。
 ◇コソボだけが「南スラブ人」ではない
 ネットでコソボを検索すると、「北部にゲリラ活動がある」とか、「国外出稼ぎ者からの送金に頼る欧州最貧国」といった情報ばかりが出てくる。そもそも、セルビア、マケドニア、アルバニア、モンテネグロという小さくもややこしい国だけに囲まれた、人口180万人の新興独立国が、しかもセルビアとは断交状態で、経済好調になるわけがない。しかるにこの金回りの良さそうな雰囲気は一体何か。復興援助バブル以外にはありえないだろう。
 旧ユーゴスラビアの六つの共和国の唯一の共通点は「南スラブ人の国」ということだったのだが、コソボに住むアルバニア人はスラブ人ではなく、イタリアのラテン人や、オーストリアのゲルマン人でもない。古代ローマ以前のバルカン半島の先住民族・イリュリア人の末裔(まつえい)であると言われ、その言語アルバニア語は、インド=アーリア語族ではあるが周囲から孤立している。コーカサスで紹介したアルメニア語と同じ立場だ。
 彼らの顔つきはしかし、陽気なイタリア人そのもので、陰鬱なスラブ系セルビア人とはおよそソリが合いそうもない。しかもアルバニア人の多くの宗教はトルコ支配時代に改宗したイスラム教で(ボスニア同様見かけからはわからないが)、正教ではない。それが、トルコなど中近東などからの手厚い支援を呼んでいるのではないだろうか。
 そんなことを考えながら旧市街地を歩いていたら、民家にセルビアの双頭の鷲(わし)の旗が掲げられていて、「セルビア系コソボ人の団体の本部」という表示があった。横に「コソボ政府によるセルビア系住民の弾圧に断固抗議する」と書いてある。コソボ紛争前には、当地の人口の6分の1はセルビア系だったのだが、その後20万人ものセルビア人が去った(追い払われた?)と言われる。残った7万人は国民の4%に過ぎない。
 ◇中世セルビア王国建国の地
 このコソボ盆地は、中世セルビア王国建国の地であり、オスマントルコとの死闘・コソボの戦いの故地でもある。決死のセルビアはここでトルコ皇帝を死に至らしめたのだが、戦場で即位したその子供に敗北、以降500年間近くも支配されるに至った。日本を舞台に設定した架空の話になぞらえれば、「大坂夏の陣で、真田幸村が家康を倒すのに成功したにもかかわらず、秀忠が優秀で豊臣方を倒した」というような話である。
 ちなみにその新帝は後に、中央アジアから遠征してきた英雄ティムールに敗れて捕虜となったのだが、その子供がさらにまた優秀で、帝国を復興したばかりか東ローマをも滅ぼした。
 19世紀末、セルビアは執念の再独立を果たすが、発祥の地コソボは、トルコ施政下で移民してきたアルバニア人の土地になってしまっていた。これまた日本を舞台に設定した架空の話になぞらえれば、「元朝に征服された日本人がゲリラ戦を続け、500年後に再独立したが、その間に大和盆地は中国人移民の居住地になっており、“ヤマト国”と名乗って日本からの分離独立を宣言した」というような話である。誰がどう裁いても“妥当な結論”にならない、あまりにもつれた事態だ。
 裏通りの庶民的なレストランでトルコ風挽(ひ)き肉料理をいただき、ユーロで代金を払う(当地はモンテネグロと同じく、経済通貨統合に参加しないままの「勝手ユーロ」国である)。21時過ぎに宿に歩いて戻って就寝。明日は早い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180421-00000009-mai-bus_all

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国連で「琉球独立」主張 先住民会議、米基地問題も

2018-04-22 | ウチナー・沖縄
岐阜新聞 2018年04月21日 15:50
 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で開催中の先住民問題の会議に、沖縄独立を掲げる「琉球民族独立総合研究学会」のメンバーが参加し、日本政府は固有の文化を持つ沖縄の人々を「先住民」と認めるべきだと主張、在日米軍基地が沖縄に集中している問題の解決を訴えた。
 会議は毎年開催される「先住民問題常設フォーラム」。今年は16〜27日の日程で開かれ、世界中の先住民や支援団体が参加。学会理事で沖縄大非常勤講師の親川志奈子さん(37)は「多くの人から『もっと知りたい』と声を掛けられ大きな手応えがあった」と話した。
 親川さんらは19日の全体会合で発言し、琉球はかつて独立国だったが1879年に日本に「侵略」され、今も「植民地化と軍事化」に苦しんでいると主張。1920年代に研究者が沖縄の墓地から人骨を採取して県外の大学へ持ち去ったとして、返還を求めていることも紹介した。
 全体会合では続いて日本政府の担当者が、アイヌ民族を先住民と認め、固有の文化の再活性化などに努めていると表明。政府は沖縄の文化と伝統を尊重するものの「沖縄の人々が先住民だという広い認識は日本にはない」と反論した。
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042131781154.html

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