先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

盗まれたアイヌの遺骨 足元の歴史を知る=梯久美子・ノンフィクション作家

2020-04-26 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2020年4月26日 東京朝刊
 新型コロナウイルスの影響で、美術館や図書館、博物館など文化施設の多くが休館している。4月24日に予定されていた北海道白老町のアイヌ文化施設「ウポポイ」(正式名称は民族共生象徴空間)のオープンは5月29日に延期された。ここの慰霊施設に納められている、ある遺骨の話をしようと思う。
 今から141年前の1879年、あるドイツ人によって、札幌のアイヌ墓地から男性の頭骨が盗み出され、アイヌの骨を欲しがっていたベルリン大学の医学者、ルドルフ・ウィルヒョウに寄贈された。
 当時の形質人類学では、頭骨のサイズと形状に人種の違いがあらわれるという前提で研究が行われていた。背景にあったのは、人種間に優劣をつけ、植民地支配を正当化しようとするイデオロギーである。
この記事は有料記事です。
残り1378文字(全文1701文字)
https://mainichi.jp/articles/20200426/ddm/002/070/066000c

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共生の社会づくりへ 障害者就労支援施設開設目指す-白老

2020-04-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2020.04.25

NPO法人を立ち上げて就労支援施設の開設を目指す田村さん(右)と手塚さん
 白老町社台でコミュニティーカフェ「ミナパチセ」を経営する田村直美さん(48)と同町地域おこし協力隊員の手塚日南人さん(24)が、NPO法人を立ち上げて町内で障害者就労支援施設を運営することを計画している。軽度障害や発達障害のある人たちに、白老に根付くアイヌ民族の精神性を取り入れた商品作りなど働く場を提供し、経済的自立をサポートする。2人は来年4月の開設に向けて準備を進めており、「誰もが手を取り合って生きる共生の社会づくりに挑みたい」と意気込む。
 アイヌ民族の血を引く田村さんと、林業支援担当協力隊員の手塚さんは、アイヌ語を生かした楽曲のCDを出すなど音楽活動に取り組んでいる。2人が活動のテーマにしているのは共生社会。「人種や性別、世代、障害の有無など関係なく、誰もが手を取り合い、自分らしく生きられる優しい社会の実現」を目指しているという。  就労支援施設の開設は、2人のそうした思いを具現化する一環。軽度障害や発達障害などで、一般事業所への就労に結び付かない人たちを受け入れ、働く機会を提供する「A型就労支援事業」を予定している。
 計画では、施設の利用者がアイヌ文様刺しゅうの商品などを生産。インターネットや観光インフォメーションセンターなどで販売し、賃金を得て経済的自立を図る。施設には支援員3人を置き、利用者がさまざまな町民と交流できるよう町中心部に開設したい考えだ。田村さんは「健常と障害のグレーゾーンの中で生きづらさを抱き、苦しむ人もいる。そうした人たちに寄り添い、共に生きていく場にしたい」と言う。
 施設の運営母体となるNPO法人ウテカンパ(アイヌ語で手をつなぐという意味)は、5月に道の法人認可が下りる見込みで、田村さんが理事長、手塚さんが理事に就く。伝統刺しゅう「刺し子」の高品質な商品作りで知られる就労支援施設トモスカンパニー(宇都宮市)代表の飯島亮さんも理事に加わる予定だ。
 ウテカンパは施設運営のほか、刺しゅうや木彫りなどアイヌ民族の伝統技術を生かした商品開発にも取り組む。手始めに、先住民族の伝統織物を施したアウトドア用バッグの世界的メーカー・エスノテック社と提携し、アイヌ文様刺しゅうを取り入れたバックパックを開発する計画だ。今年夏には試作品が出来上がり、同社が世界に向けて販売する。手塚さんは「アイヌ文化を国際的に発信し、共生社会を目指して世界の先住民族との関わりもつくりたい」と話す。
 一人ひとりの違いを認め合う社会を願うウテカンパの活動に理解を深めてもらうため、夏にはポロトの森で1泊キャンプのイベントを考えているという。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/17011

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アイヌ関連本続々刊行 南極探検秘話など

2020-04-25 | アイヌ民族関連
産経新聞 2020.4.24 16:27

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、24日に予定していた北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業と一般公開が5月29日に延期されたが、出版界ではアイヌ関連書籍の出版が相次いでいる。
 火付け役となったとみられるのは、今年1月に直木賞を受賞した川越宗一さんの「熱源」だ。近代日本の中で独自の文化とアイデンティティーを守ろうとするアイヌたちの姿を大きなスケールとともに描いた作品だが、川越さんが「時とともに薄れゆく記憶を、読みやすい筆致で現代に伝えてくれる名著」とたたえたのが佐藤忠悦著「南極に立った樺太アイヌ 白瀬南極探検隊秘話」(青土社)。明治時代の偉業である南極探検にはそり犬係として2人のアイヌ隊員が同行し、探検を支えていた。熱源との併読がおすすめだ。
 現代文明の中で、アイヌの精神性に光を当てるのは「大地よ! アイヌの母神、宇梶静江自伝」(藤原書店)だ。昭和8年生まれの宇梶さんはアイヌ伝統刺繍(ししゅう)の技法をもとに古布絵作家として活躍、平成23年に吉川英治文化賞を受けた。カラー口絵の古布絵は、優しさに満ちた祈りともいえる。
 英国人医師マンローの記録を編集したのは「映し出されたアイヌ文化」(吉川弘文館)。今に伝える貴重なコレクションだ。
https://www.sankei.com/life/news/200424/lif2004240067-n1.html

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『カムイの世界 語り継がれるアイヌの心』=堀内みさ、堀内昭彦・著

2020-04-25 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2020年4月25日
(新潮社 とんぼの本・2200円)
 新千歳空港からも遠くない白老(しらおい)に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」というアイヌ文化へ人々を導く博物館が完成した。四月二十四日に開館の予定だったのにこの疫病のせいで延期になった。ではこの本で一足早くカムイたちに会いに行こう。
 もっぱら儀式や行事を撮った美しい写真とそれに添えられた周到な文章から成る。そこからアイヌの世界観が展望される。自然の事物・事象の背後にはカム…
この記事は有料記事です。
残り308文字(全文513文字)
https://mainichi.jp/articles/20200425/ddm/015/070/021000c

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政府、アイヌ文化伝える「民族共生象徴空間・ウポポイ」の開業を5月29日に延期

2020-04-24 | アイヌ民族関連
観光経済新聞-2020年4月24日
 政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月24日に予定していた「民族共生象徴空間・ウポポイ」(北海道白老町)の開業を5月29日に延期することを決定し、このほど正式に発表した。菅義偉官房長官らが出席して4月18日に開催する予定だった開園記念式典も5月23日に延期となった。
 ウポポイは、アイヌ民族の歴史・文化に対する理解を深める拠点として、国が2017年から同町ポロト湖畔10.6ヘクタールの敷地に総工費約200億円をかけて整備。
 中核施設の国立アイヌ民族博物館をはじめ、アイヌ文化の体験交流ホール、体験学習館、工房、コタン(集落)などの施設が完成し、収蔵資料の展示や文化体験メニューの準備も順調に進んでいる。
 ウポポイは、年間来場者100万人を目標としており、地域の活性化や観光振興に対する期待が大きい。
 道や白老町では、引き続き全国の状況を注視しながら、関係機関と連携して5月開業に向けた情報発信などの取り組みに力を入れたいとしている。
 また、ウポポイの運営主体となるアイヌ民族文化財団も、「来場者の皆さんが安心して楽しんでもらえるよう、ウイルス対策にも万全の準備をしていきたい」と話している。
 赤羽一嘉国土交通相は7日の閣議後の記者会見で、ウポポイの開業が延期となったことについて触れ、「新たな開業日までの間を『攻めの準備期間』と位置付け、ウポポイのさらなる認知度の向上、また、新たな開業に関する情報発信など、本格開業後の来場を一段と加速する取り組みをしっかり進めていく」と強調した。

開業を待つ中核施設の国立アイヌ民族博物館
https://www.kankokeizai.com/政府、アイヌ文化伝える「民族共生象徴空間・ウ/

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「よそ者が変えた!」北のアイヌ観光の町に小さな変化

2020-04-24 | アイヌ民族関連
櫻田弘文・クエストリー代表取締役
毎日新聞 2020年4月24日
 北海道白老(しらおい)町は札幌市から車で南に1時間あまりの距離で、苫小牧市と登別市の間に位置する人口1万6500人ほどの自然豊かな町だ。JR白老駅近くで同町内に少なかった宿泊施設を新たに営業し始めた“よそ者”がいる。その動きは地域活性化の観点から興味深い。
 白老町は、白老駅近くのポロト湖畔に5月29日、国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園などからなる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」がオープンする予定で注目を集める。
 白老駅から南西に徒歩数分のところに2019年4月にオープンしたのが「haku hostel+cafe bar」(ハク)だ。町内に設立した株式会社hakuが運営する。社長の菊地辰徳さんは1976年に千葉県で生まれ、17年に白老町に移住してきた“よそ者”だ。
この記事は有料記事です。
残り1683文字(全文2022文字)
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20200421/biz/00m/020/006000c

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アイヌ・マイ・ボイス ‘-アイヌ民族の現代の闘争に焦点を当てたドキュメンタリー

2020-04-24 | アイヌ民族関連
ラベルオンライン-04/23
日本のすべての先住民族の中で、アイヌは間違いなく、日本人と国際社会の両方の間で最もよく知られています。
日本列島出身の古代民族であるアイヌは、何千年も後に国にやってきた弥生人とは対照的な独特の文化を発達させました。アイヌは約16、500年前に日本に住んでいた縄文人(狩猟採集民)の子孫であると考えられています。
かつて、アイヌはほとんどの日本に住んでいたが、紀元前300年の間に弥生人が日本に移住した後、アイヌは北東に北海道、そして日本列島カラフト(サハリン)とチシマ(千島列島)に押しやられた。明治維新と近代社会の北への急速な拡大の後、アイヌ文化は消滅し始め、北海道の島にはポケットしか残っていませんでした。
『アイヌ・マイ・ボイス』は、女性のエンパワーメント・ドキュメンタリー・シリーズ「フューチャー・イズ・マイン」の1つとして、3MINUTE Incとファッション誌MINEが制作した短編ドキュメンタリー。このプログラムは、現代のアイヌの女性と現代の生活とアイヌのアイデンティティとの間のバランスを見つけようとする現代のアイヌの女性、カヤノリエの闘争に焦点を当てています。
https://label-online.jp/アイヌ・マイ・ボイス-アイヌ民族の現代の闘争/

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<北の事始め 発祥の地あれこれ>捕鯨 戦後、国内有数の漁場に 室蘭に残る神楽の舞

2020-04-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/23 05:00
 クジラの舞う神楽を室蘭八幡宮(室蘭市)のお祭りで見ました。岸に流れ着いたクジラを売ったお金で明治期に神社が建てられたという由緒にちなむものです。北海道には古来、クジラと縁のある地域がたくさんあります。漁具を用いてクジラを捕る捕鯨は、5~9世紀にかけてオホーツク海沿岸などに広がっていたオホーツク文化期には行われていました。
 根室市の弁天島貝塚竪穴群で出土したオホーツク文化期の鳥骨製針入(はりいれ)に、捕鯨の様子が刻まれています。綱でつながったクジラと舟、舟の先に立って銛(もり)を突く人、クジラに突き刺さった4本の銛…。根室市歴史と自然の資料館の猪熊樹人学芸員(43)は「7~8世紀ごろを中心に、根室沖に浮かぶ弁天島に暮らしたオホーツク人が刻んだものです。櫂(かい)をこぐ人など捕鯨の編成も分かり、躍動感が伝わってきます」と話します。
 その後、アイヌ文化期となり、「巨大な食料であるクジラが頻繁に岸に打ち上がったことは、“寄り鯨”にちなむアイヌ語地名が各地に残されていることが裏付けています」と語るのは、北海道博物館の水島未記学芸員(52)です。
 しかし、伝統文化として積極的にクジラを捕っていたという確実な記録や証拠はないといいます。ただ、「『噴火湾アイヌの捕鯨』(名取武光著)によると、少なくとも明治の中頃くらいまで道南の噴火湾沿岸では、小舟でオットセイなどの漁に出てたまたま沖でクジラを見つけて捕らえることはあった」と水島さん。捕獲法はトリカブトの毒を塗った銛を何本も打ち込み、弱って打ち上がるのを待つというものでした。
 これら道内での捕鯨に対し、本州以南では16世紀後半から捕鯨が産業化を遂げました。「古式捕鯨」と呼ばれ、多数の手こぎ舟で一斉に出漁。クジラを追い立てて、行く手に張った網にからませ、動きを鈍らせて銛などで仕留めます。
 19世紀に入り、幕府はロシアの南下に伴い、国防も兼ねて択捉島などで古式捕鯨を試みます。だが、多額の費用が掛かることなどから本格的な実施には至りませんでした。一方、日本近海では米国など西洋の捕鯨船が多数操業し、幕末に箱館が開港すると欧米の捕鯨技術の移入も試みられました。
 捕鯨砲で銛を発射して仕留める「近代捕鯨」は、道内では1912年(明治45年)に、絵鞆村(現室蘭市)に本州の捕鯨会社が進出してから普及しました。
 厚岸町海事記念館(釧路管内厚岸町)の熊崎農夫博(のぶひろ)専門員(61)は「厚岸町は31年から。戦後は食糧難などを背景に46年から69年までの24年間で1万1652頭を捕獲しました。大型のシロナガスクジラやマッコウクジラなどです」と話します。50年代には釧路市と釧路管内浜中町を加えた3市町で全国シェアの半数以上を占め、北海道沖は国内有数の漁場でした。
 その後、鯨資源の減少や捕獲規制により、道内での大型捕鯨は行われなくなりました。さらに、日本も加盟する国際捕鯨委員会(IWC)は82年に商業捕鯨の一時停止を決め、88年に日本は商業捕鯨から撤退しました。IWCの対象外であるツチクジラの捕鯨は網走市などで行われてきました。
 昨年、日本は1WCを脱退し、31年ぶりに商業捕鯨を再開しました。「日本捕鯨史 概説」の著者で長崎県の平戸市生月町博物館・島の館の中園成生学芸員(57)は「近代捕鯨には“捕り得”といった感覚が強かったのではないでしょうか。歴史を振り返ると、アイヌ民族の捕鯨や古式捕鯨にはクジラに対する感謝と資源保護の考え方がありました」と指摘します。
 室蘭の神社で奉納されたクジラの舞の勇ましさにも、生き物へのリスペクトを感じました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/414772

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アイヌ文化の魅力を伝えたい ひるまえナマら!北海道

2020-04-24 | アイヌ民族関連
NHK 2020年4月23日(木)午前11時45分
「トークSP」は札幌大学の教授、本田優子さんとトークを展開!本田さんはアイヌ文化を40年近く研究し、アイヌ文化の担い手を育成するプロジェクトを手がけている。今回はアイヌ文化の魅力を、どのような形で未来につないでいくのか、本田さんが力を入れている活動と、その思いを伺う!▽「わたしの1枚」「おうちでの楽しい過ごし方」番組HP・FAX011-208-1575で受付!
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/program/12e1/7e47c65ec/

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<北海道>コロナの影響 道東の観光地は今…(動画)

2020-04-24 | アイヌ民族関連
HTB4/22(水) 18:37配信
 道東の観光地で何が起きているのでしょうか。 多くの外国人観光客で賑わっていた店舗は、いま厳しい状況に置かれています。
 新型コロナの感染拡大が収まるよう地元住民とともに祈りを捧げるアイヌの人たち。
 弟子屈町屈斜路古丹アイヌ文化保存会 豊岡征則会長「きょうのお祓いは50年に1回、100年に1回やるかやらないか。コロナウイルスの神様になんとかお鎮まりくださいと(祈った)」
 摩周湖や川湯温泉など観光名所が集まる弟子屈町。外国人観光客のお目当てだったのが厳選した道産の豚ロース肉で作る「摩周の豚丼」。わずか3カ月前、多くの客で賑わっていた店は…
 佐藤裕樹記者「いまは土曜日のお昼時だが、お客さんの姿はありません。出前とテイクアウトのみの営業に限定しています」
 3月の売り上げは2019年より7割も減少。緊急事態宣言を受けて店内の営業を自粛し弁当だけを販売しています。
 ぽっぽ亭 菅原慎也店長「ツアー客は5月6月の予約もキャンセルになっている。だんだんと戻ってくると思うが厳しい状況が続いています」
 影響は、温泉街にも。川湯温泉で最大の部屋数を誇ったホテルが3月倒産。ほかのホテルも苦しい状況に追い込まれています。
 観光協会によりますと弟子屈町内の宿泊施設は3月の売上が2019年より6割も減少。2月から4月までの損失は少なくとも6300万円にのぼるということです。
 川湯観光ホテル 中嶋康雄社長「リーマンショックも東日本大震災も経験したが、これだけ状況が長期化するのは初めて。まずはコロナの期間あまずは生き延びたい」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000008-htbv-hok

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これ、なんて読むの…? 全国の難読地名5選

2020-04-24 | アイヌ民族関連
バイクのニュース4/22(水) 9:00配信
初見ではほぼ解読不可能? 全国の難解地名たち
●神居古潭(北海道旭川市)
 こちらは「かむいこたん」と読み、アイヌ語の「カムイコタン(神の住む場所)」の意訳となっています。
 北海道はアイヌ語を語源とした難読地名の宝庫です。そして、アイヌ語がもととなって現在の地名となった場所も多く存在します。例えば、札幌はアイヌ語の「サッ(乾く)・ポロ(大きい)・ペッ(川)」が、小樽は「オタ(砂)・ル(とける)・ナイ(川)」が語源となっています。ちなみに、アイヌ語で多く使われる「ペッ」や「ナイ」は川の意味を持っており、それほどアイヌ民族が川を交通路として依存していたことが分かります。
 諸説ありますが、石狩川は急に川幅が狭くなり流れが激しいためアイヌ民族にとっては最大の難所であり、無事に通過できることを神に祈っていたことから神の住む場所の意味を持つ神居古潭という地名になったともいわれています。
そのため現在はパワースポットとしても人気があります。
 1969年に廃止となった線路はサイクリングロードとなり、有形文化財に指定されている旧神居古潭駅舎は休憩所として利用されています。秋は紅葉の名所と知られた観光スポットとなっていますので、北の大地をツーリングで訪れる際は、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。続きあり
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00010000-bikeno-bus_all

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星を数える

2020-04-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/22 16:00
 「父は貧しい人の味方のような人でした」。登別市の掛川至さん(72)は振り返る。
 至さんの父、源一郎は伊達高教諭を務めながら、北海道の人や風景を撮った室蘭出身の写真家。
 漁村、開拓農家、アイヌ民族の暮らし、ポリオの子どもたち、伊達火発建設の反対運動、そして有珠山噴火―。2007年に亡くなるまで94年の人生で、撮影した写真は実に幅広い。
 アイヌ民族の歌人で、故郷の伊達で晩年を過ごしたキリスト教伝道者、バチェラー八重子を写した作品群もその一つだ。
 八重子との出会いは1954年、伊達市の有珠聖公会バチラー夫妻記念堂でのこと。源一郎は、八重子が8年後に78歳で亡くなるまで、その日常を写した。理由をこう記す。
 「同胞の救済に生涯を賭け、闘い、疲れ、今はただ祈ることに魂の平安を求めているこの特異な、同時に極めて平凡なお婆さんの人間像を描きたい」
 写真に見る八重子の姿からは温かな人間像が伝わる。幼い頃、一緒に花見に行った至さんも「やさしい人だった」と話す。
 源一郎は八重子の没後、彼女の短歌を収め、2人共著の形で写真集「若きウタリに」を出版した。そのなかに、日曜学校を詠んだ作品があった。
 <空にのみ 星ありとすな 人の世の 星を数(かぞ)へむ 良き子集めて>
 星とは、希望や幸せだろうか。
 今は人の世を重苦しさが覆うが、八重子にならい、星を数えてみたい。(田中秀実)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/414666

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道産せっけんでウポポイPR

2020-04-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/22 05:00
アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)をPRする新パッケージのせっけん
 北海道電力の子会社「ほくでんアソシエ」(札幌)は、保湿性の高い道産カラマツのエキスを配合したせっけん「唐松石鹸(せっけん)」を、5月29日に開業予定のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)をPRする新パッケージ=写真=で同日から販売する。
 同社は、国から障害者雇用促進法に基づく「特例子会社」に認定されており、従業員37人中18人が障害者。主力商品である唐松石鹸の箱詰めや販売業務に5人の障害者が携わっている。
 パッケージは全4種あり、ウポポイのイメージキャラクター「トゥレッポん」などをあしらった。ウポポイ内のショップのほか、登別温泉や定山渓温泉の一部宿泊施設などでも購入できる。
 1個30グラムで、価格は308円。同社の本田浩文取締役管理部長は「道内企業としてウポポイの知名度向上に役立ちたい」と話す。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/414480

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アイヌ民族舞踊や民具デザイン 日本郵便 ウポポイ記念切手発売

2020-04-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/21 22:41

アイヌ民族の民具や舞踊がデザインされたウポポイの記念切手(日本郵便提供)
 日本郵便(東京)は21日、開業が5月29日に延期となった胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の記念切手シートを発売した。10枚セットで840円。全国の郵便局や郵便局のインターネットショップで購入できる。
 アイヌ文様を彫り込んだマキリ(小刀)やイクパスイ(木製の捧酒べら)などのアイヌ民具、伝統楽器のムックリ(口琴)、民族衣装のルウンペ(木綿衣)、アイヌ古式舞踊の様子など10種類をデザインした。シートの背景には、ウポポイの完成イメージ図をあしらった。
 1枚84円でも販売し、500万枚を発行。問い合わせは、日本郵便お客様サービス相談センター(電)0120・232886へ。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/414463

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私のふるさと

2020-04-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/21 05:00
 今月24日に胆振管内白老町にオープン予定だったアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が、新型コロナウイルスの影響で5月29日に開業延期になった。17年前に亡くなった父が元気でいたら、きっと「ウポポイができるからみんなでおいで」と言っただろう。
 今から23年前の10月、突然父は、白老へ移り住んだ。十勝から出たことのない母が毎日、行きたくないと言うかたわらで、父は着々と準備を進めていた。
 父は十勝管内で教員として勤務していたが、大病をきっかけに早期退職し、四六時中、温泉に入れる家を白老に建てた。自然豊かで、「元気まち」と言われるお年寄りにもやさしい白老に大満足だった。
 そして転勤して歩いた人生を振り返り、私と姉、弟の3人の子供たちに「ふるさとをつくってあげたかった」と言っていたのを思い出す。遊びに行くと、父は孫たちを楽しませようと流しそうめんをしたり、庭の畑でイチゴや野菜の収穫を体験させたりしてくれた。
 数えきれないほどの峠を越え、道東道を通って十勝から通ったが、年々、車の運転もきつくなる。1年前に母も亡くなり、父のつくってくれた「ふるさと」は遠く感じるようになった。
 今年、白老の家を手放すことを決めた。お父さんごめんね。生まれ育った十勝が私のふるさとだわ。新型コロナが落ち着いたら、ウポポイに行くよ。
谷村洋永(たにむら・ひろえ 66歳・無職)=帯広市
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/414084


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