昨年に続き、オール九州コンテストにQRP 5W CW マルチバンドで参加しました。
QRPでやるのには理由がありまして、一つはQRPでも国内どころかDXでも結構出来るので中々楽しいのです、それともう一つは20mと15mバンドSSBでPCのスピーカーとラジオへのインターフェアーの問題です。CWでは200W出しても問題ないのですが、用心のためにマルチバンドで参加する場合には殆どQRPでやっています。幸いにも6mと10mは200W出してもインターフェアーは無いのが唯一の救いです。
今年は昨年の実績をもとにバンドスケジュールを決めて開始しました。21時スタート後は160m/80mを中心に40mも同時にチェックしていました。160と80mはタワードライブとスローパーを使用しており、タワーにはエレベターが乗っていますので、このレールとタワーの部分の接触具合でアンテナの動作が変わるようです。実際には他の部分に接触不良があるのかもしれませんが。この様な状況でSWRのふらつきがあったのでチューナーを入れて強制的に振れを抑えていましたので効率は悪そうです。結局160/80mは昨年の半分も出来ませんでした。ただ、参加局が少なかった様な印象もあります。他の6エリアの局もその様なコメントしていました。23時頃には諦めて寝ました。
翌日は6時頃からボチボチ始めて、7時頃から40/20mが賑わい始めました。昨年はこの2バンドは別系統のアンテナでしたのでSO2Rが出来たのですが、今回は40/20/15/10m用のRDPを使用しましたので出来ずに、タイマーで2分から3分程度呼ばれないと、バンドを切替て運用しました。40mはこの10mちょっとのRDPなのですが、感触的には上手く動作してくれている様です。他のアンテナと同時に比較してはいませんのと呼ばれる側ですので、参考にはならないかな?
15時の終了まで、調子よく局数を積み上げたのですが、それでも昨年の半分でした。昨年の20mは5エレでしたが今年はRDPですので歴然とした差でしょう。
15mは関東以北、10mは北海道付近も開いているのですが、気付いている局は少ないようでした。常勝のマルチバンダーだと気付いてくれる局が居るのですが、今回は少なかったです。
IC-7700 IC-7610 (5W) 160mタワードライブ、80mスローパー、40/20/15mRDP, 10m6ele
ロギングソフト N1MM
バンド毎の交信数、縦軸は時間でUTC表示
CQ出して交信Run/Trueと 呼び周りFalse
おまけ
バンドによってはSO2Rでやっていましたが、ご存知の様にIC-7610は異なったバンド同時に聞けます(見れます)ので運用しながら別のバンドをチェックできます。例えば40/20/15/10m用のマルチバンドダイポール等のアンテナを使用して、40m運用中にウォーターフォールによって15mや10mのオープンを知ることが出来ます。勿論バンド別にアンテナが揃っていれば言うことなしです。ですのでもう一台のIC-7700は20mにセットでSO3Rモドキにもなっています。
この画像は80mを運用しながら6mもチェックしています。受信音は出さずにウォーターフォールだけで確認できます。
そういえば、今回は6エリアが呼ばれる側だからか、交信終了時に自局のコールサインは送出せずにQRZだけを送出する局は殆ど聞きませんでした。
呼ばれてもいないのに数回QRZを送出して、呼ばれないと、やっとコールサインを送出する局がいます、効率を考えているのかもしれませんが、あまりカッコいいものではないですね。終了時に TU QRZだけを送出するならば、TU JF6YMEだけでも、待っている局があれば呼んでくれます。3文字多いだけです。これだけでなく、ランニングの仕方、呼び方と色々と親しんだ方法、慣れ、癖があります。私もありますが、それを変えることは、呼んでくれないのでは?取ってくれないのでは?と不安も浮かぶかもしれませんが、コンテストですので冗長なく適切な内容で効率的な運用方法がリズミカルで楽しいかもしれません?
国内外のペディションでも同じです。