移動運用用14MHzモービルホイップの試作
試作のきっかけと目的は、自宅でのアンプI対策でちょっと疲れ気味になったので、気分を変えて運用したく、走行中の使用ではなく、ロケーションの良い場所でちょっとやりたい時に既存の車のアンテナ基台を利用でき、エレメント長も出来る限り短縮せずにロスの少ないアンテナ。半日とか本格的な移動運用だと小型のタイヤベースにグラスファーバーのマストを立ててロングワイヤーやワイヤー系のアンテナを展開すれば、それほど大げさな準備は不要なのですが、これだと、ある程度の場所も確保が必要で何処でもちょっと車を停めてと言うわけには行きません。
普段の走行時には14MHz21MHz28MHzと第一電波のHF20FX HF15FXとかサガ電子のセンターローディングタイプのホイップを使っています。これが全長で1.2mから1.5m程度、結構使えますが、これをフルサイズにしたらどれ位の差がでるのだろうか?という興味あったので
エレメントの保持には3.6mのグラスファイバーの釣り竿を利用しています。これだと1200円程度で釣具屋で手に入ります。本当は5.4m(14MHz1/4λ)にしたかったのですが根元が細いのが見つからずに、取りあえず試作なので21MHzフルサイズを作ってみることに
加工は画像の通りで、あるBLOGでMP-10の内径が12mmで釣り竿の内径が12mmなので、12mmのアルミパイプ等で補強を兼ねて繋げばMP-10に釣り竿がそのまま差せるということ、12mmのパイプはアンテナの残骸で結構ありますので、これを利用
接続用のアルミパイプは5cm程度に切断、これをMP-10に差し込んでその上から釣り竿を差し込むと取りあえず形になります。それからMP-10に2mm程度の穴を開けてビスでアルミのスペーサーと固定します。ビスが少し長くてMP-10内部に突き出る部分が長くなりそうな時には一度ビスを締め付けて、抜いて、先っぽを電工用ペンチで切り取ります。同じように釣り竿も穴を開けてアルミのスペーサーに固定します。エレメントはアルミスペーサーに重なりより少し上に2mm程度の穴を開けて、エレメントを通してMP-10の心線側に半田付けします。この作業はMP-10 アルミスペーサー、釣り竿を固定する前にやった方がエレメントの線を通しやすいです。エレメントの取り出し口にはキボシ端子を取り付けました。これで釣り竿に添わせるエレメントの取り換えも可能になります。あとは竿がエレメントの重さで垂れないように1.2mm程度の電線を釣り竿に3.6m添わせて加工は終了です。
これをモービル基台に取り付けて調整です。私の場合には、ここで上手く行かず、共振点が上手く見つかりませんでした。ボディアースとの関係でリアクタンスがゼロに近い部分(共振点)見つかりませんでした。見かけ上のSWRは最低で1.7程度です。最初リグの接続部で測定していたので、ケーブルの長さが影響して正確な数値が測定できていないのかも?と短いケーブルを作って測定してみましたが、結果は同じです。そこで市販のホイップを取り付けて測定すると、希望の周波数でSWR下がってリアクタンスもゼロに近いのです。もしかしたら釣り竿にカーボンが含まれているのかとも思いましたが、100%グラフファイバーと記載しているし。丁度同じ時期にホイップを設置している局から給電部のリアクタンスが邪魔しているので、バーチカルアンテナを設置するときの様に給電部でエレメントとアース側に並列にコンデンサを入れて打ち消すと良いよと聞いたので、次はそれをやってみようと思っていました。
でも、21MHzはまだコンディションがイマイチなので14MHzがやりたかったので、この状態でセンターローディングコイルを入れて14MHzに合わせてみることに、センターローディングコイルの挿入位置は何も考えずに釣り竿の1段目のトップ近くに、これだと強度もあるし縮めても邪魔にならないし、実験なので直径6cm程度のペットボトルに安直に5.2m-3.6m=1.6m程のテフロン線を巻きました。実際には解析ソフト等で必要なインダクタンスを計算してコイルを作って挿入するのでしょうが、取りあえず挿入して測定すれば、巻き数を増やすか減らす目安は判りますので、これも大雑把。
これで取り付けたら、偶然にも14.200辺りでリアクタンスがゼロ近くでインピーダンスも52Ωになっている。使える幅も広くて14MHz帯はオフバンドしても(笑)ストレスなしに使えるくらい。こここでコイルの形状が変わらないようにシリコンで固定しました。
次は市販のホイップとの比較です。正確に知るには同時にか瞬時に切り替えて比較しないと、何となくしか違いは分かりませんが、そこまで準備できていなかったので、VKのラグチューを聞きながらアンテナを取り換えて比較してみました。全体的に自作のホイップが信号が強くなる印象でした。ただ動画での比較を見てもらうと、この程度の違いなのか?という感想も、この程度の違いが重要なのかもしれません。八木とダイポールの比較でもないし
このアンテナを使って夜と夕方に見晴らしのいい公園で受信するとVKや近場のヨーロッパが結構聞こえています。暫く使ってみる予定です。
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全長3.6m 21MHz 1/4フルサイズモービルホイップ
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上の最初の試作アンテナの特性、共振点がつかめず
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HF20FXを測定中
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測定用に加工した30cm程度のモービル基台用ケーブル
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21MHzフルサイズホイップにローディングコイルを挿入
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14.190MHz付近で大凡のリアクタンス0.4でインピーダンス52Ωで合格
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14.222MHz SWR 1.05 測定スパーンは下側13.00MHz上側15.00MHz
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比較用動画はあとで追加します。
試作のきっかけと目的は、自宅でのアンプI対策でちょっと疲れ気味になったので、気分を変えて運用したく、走行中の使用ではなく、ロケーションの良い場所でちょっとやりたい時に既存の車のアンテナ基台を利用でき、エレメント長も出来る限り短縮せずにロスの少ないアンテナ。半日とか本格的な移動運用だと小型のタイヤベースにグラスファーバーのマストを立ててロングワイヤーやワイヤー系のアンテナを展開すれば、それほど大げさな準備は不要なのですが、これだと、ある程度の場所も確保が必要で何処でもちょっと車を停めてと言うわけには行きません。
普段の走行時には14MHz21MHz28MHzと第一電波のHF20FX HF15FXとかサガ電子のセンターローディングタイプのホイップを使っています。これが全長で1.2mから1.5m程度、結構使えますが、これをフルサイズにしたらどれ位の差がでるのだろうか?という興味あったので
エレメントの保持には3.6mのグラスファイバーの釣り竿を利用しています。これだと1200円程度で釣具屋で手に入ります。本当は5.4m(14MHz1/4λ)にしたかったのですが根元が細いのが見つからずに、取りあえず試作なので21MHzフルサイズを作ってみることに
加工は画像の通りで、あるBLOGでMP-10の内径が12mmで釣り竿の内径が12mmなので、12mmのアルミパイプ等で補強を兼ねて繋げばMP-10に釣り竿がそのまま差せるということ、12mmのパイプはアンテナの残骸で結構ありますので、これを利用
接続用のアルミパイプは5cm程度に切断、これをMP-10に差し込んでその上から釣り竿を差し込むと取りあえず形になります。それからMP-10に2mm程度の穴を開けてビスでアルミのスペーサーと固定します。ビスが少し長くてMP-10内部に突き出る部分が長くなりそうな時には一度ビスを締め付けて、抜いて、先っぽを電工用ペンチで切り取ります。同じように釣り竿も穴を開けてアルミのスペーサーに固定します。エレメントはアルミスペーサーに重なりより少し上に2mm程度の穴を開けて、エレメントを通してMP-10の心線側に半田付けします。この作業はMP-10 アルミスペーサー、釣り竿を固定する前にやった方がエレメントの線を通しやすいです。エレメントの取り出し口にはキボシ端子を取り付けました。これで釣り竿に添わせるエレメントの取り換えも可能になります。あとは竿がエレメントの重さで垂れないように1.2mm程度の電線を釣り竿に3.6m添わせて加工は終了です。
これをモービル基台に取り付けて調整です。私の場合には、ここで上手く行かず、共振点が上手く見つかりませんでした。ボディアースとの関係でリアクタンスがゼロに近い部分(共振点)見つかりませんでした。見かけ上のSWRは最低で1.7程度です。最初リグの接続部で測定していたので、ケーブルの長さが影響して正確な数値が測定できていないのかも?と短いケーブルを作って測定してみましたが、結果は同じです。そこで市販のホイップを取り付けて測定すると、希望の周波数でSWR下がってリアクタンスもゼロに近いのです。もしかしたら釣り竿にカーボンが含まれているのかとも思いましたが、100%グラフファイバーと記載しているし。丁度同じ時期にホイップを設置している局から給電部のリアクタンスが邪魔しているので、バーチカルアンテナを設置するときの様に給電部でエレメントとアース側に並列にコンデンサを入れて打ち消すと良いよと聞いたので、次はそれをやってみようと思っていました。
でも、21MHzはまだコンディションがイマイチなので14MHzがやりたかったので、この状態でセンターローディングコイルを入れて14MHzに合わせてみることに、センターローディングコイルの挿入位置は何も考えずに釣り竿の1段目のトップ近くに、これだと強度もあるし縮めても邪魔にならないし、実験なので直径6cm程度のペットボトルに安直に5.2m-3.6m=1.6m程のテフロン線を巻きました。実際には解析ソフト等で必要なインダクタンスを計算してコイルを作って挿入するのでしょうが、取りあえず挿入して測定すれば、巻き数を増やすか減らす目安は判りますので、これも大雑把。
これで取り付けたら、偶然にも14.200辺りでリアクタンスがゼロ近くでインピーダンスも52Ωになっている。使える幅も広くて14MHz帯はオフバンドしても(笑)ストレスなしに使えるくらい。こここでコイルの形状が変わらないようにシリコンで固定しました。
次は市販のホイップとの比較です。正確に知るには同時にか瞬時に切り替えて比較しないと、何となくしか違いは分かりませんが、そこまで準備できていなかったので、VKのラグチューを聞きながらアンテナを取り換えて比較してみました。全体的に自作のホイップが信号が強くなる印象でした。ただ動画での比較を見てもらうと、この程度の違いなのか?という感想も、この程度の違いが重要なのかもしれません。八木とダイポールの比較でもないし
このアンテナを使って夜と夕方に見晴らしのいい公園で受信するとVKや近場のヨーロッパが結構聞こえています。暫く使ってみる予定です。
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全長3.6m 21MHz 1/4フルサイズモービルホイップ
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HF20FXを測定中
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測定用に加工した30cm程度のモービル基台用ケーブル
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21MHzフルサイズホイップにローディングコイルを挿入
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14.222MHz SWR 1.05 測定スパーンは下側13.00MHz上側15.00MHz
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比較用動画はあとで追加します。
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