恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

突発性難聴 入院4日目

2022年01月15日 | 突発性難聴療養生活
昨日からの続き

夜の寝つきの悪さを改善するために、
昨晩は睡眠導入剤を処方してもらったのですが、
これもそこまでの強い効き目があるようにも思えず、
熟睡できないまま朝を迎えます。
ステロイドの副作用で不眠になるようですが、
入院中ならいざ知らず、仕事が始まってからもこれだとキツイなぁと。

昨日の診察で、退院することが決まってから、
気持ちとしてはいくらか楽になったのですが、
次に来る不安としては、失われた聴力は回復するのか、ということ。
最悪、片耳だけでも生活できないこともないのですが、
やはり色々な不安はあるわけです。
時間があるので、ネットであれこれ情報を調べると、
早期治療によって完治する可能性は高まるようですが、
めまいを併発した場合にはその限りではないと。
未だにキチンとした治療法が確立していないので、
治るのかどうかということがとても気になる。

西洋医学だけではなく、東洋医学の鍼灸など、
いろんなサイトを見て今後のことを考えていました。
同じような苦しみを抱えている人は少なからずいて、
そういった人たちの聴力が回復した、
なんていう体験談を見るとついつい目が止まってしまいます。
とはいえ、治療費も馬鹿にならず、かなり高額。
もちろん、自分の身体には変えられないので、
そこまで投資する価値もあるのかもしれませんがね。

ふらつきも徐々には改善されつつありますが、
それでも通常とはやはりかけ離れています。
聴力検査をしたら、いくらか改善傾向とのことでしたが、
微弱に音をキャッチできる程度。

本当に回復するのか。
まだまだ、悩みと不安は尽きません。

続きます。
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突発性難聴 入院3日目

2022年01月14日 | 突発性難聴療養生活
昨日からの続きです。

入院生活も3日目になりました。
昨日は実質個室だった大部屋も、昨夜から4人部屋に。
もっとも間仕切りがあるのでそこまで気にならないレベルでもありますが、
寝る時なんかは小さな物音でも気になるもんで、やや寝不足気味。

体調も昨日とは大きく変わらず、ゆっくり歩くには差し支えなく、
ふらつきもだいぶ抑えられてきてるかな、という印象です。
朝の診察でもふらつき、めまいがだいぶ抑えられてきている、
ということを確認していただき、個人的な希望としては、
なるべく早く自宅療養に切り替えられないか、という要望を申し出ました。
あれこれネットで調べていると、ステロイドの点滴も、
経口での摂取もそこまで大きな差はないとあり、
可能であれば自宅で療養したいな、と。
先生としても、当初はふらつきがひどいこともあって入院になったので、
これぐらいまで改善していればそれもありかもね、
という判断になりました。

当初は10日程度の入院を覚悟していましたが、
早ければ明後日には退院できるかも、という希望が生まれました。
何より自宅にいる家族のことを思うと、これは嬉しい。
家にいたらいたで、妻には迷惑かけるとは思いますがね。

しかしながら、聴力は一向に改善の兆しがなく、
右耳はほぼ聞こえない状態が続きます。
これも色んなことをネットで調べますが、
完治する可能性は3割ぐらいとのこと。
1週間以内の早期治療を始めていれば可能性も高まる、
という記述も多々見かけるのですが、これは不安。
一生このままだったらと思うと、なかなかに考えさせられてしまいます。
治療してから1週間ぐらいで効果が出てくるということなので、
気長には待ちたいと思いますが、はてさて。

この日、面会はできないものの、
妻が着替えやら差し入れを持ってきてくれたことと、
4日ぶりにシャワーに入れたことはとても幸せなことでした。
毎度のことではありますが、当たり前のことのありがたさを感じます。

明日は聴力検査を1日前倒しして行うことになりました。
その結果を受けて、退院の日も決まるはず。
心配事は色々ありますが、焦らず一つずつ。

続きます。
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突発性難聴 入院2日目

2022年01月13日 | 突発性難聴療養生活
前回からの続きです。

人生で初めての入院。
間仕切りがある大部屋ですが、
この日は他に利用者もなく、事実上の個室。
快適に寝られるかといえばそんなこともなく、
なれないベッドと、21時の消灯ではなかなか寝つけません。
今後のことなんかも考えると余計に。
夜明けまで熟睡できず、朝を迎えます。

朝のトイレまでは車椅子で連れて行ってもらったのですが、
昨日の点滴が効いたのか、目眩はかなり消え、
ゆっくりなら自分で歩くこともできるようになりました。
しかしながら、右耳は相変わらずほぼ聞こえないまま。
朝の診察では、右の平衡感覚を司る部分がダメになった分、
左が頑張るようになるから、それまで数日かかる。
それまでなるべくゆっくり歩いて訓練してください、と。
なるほどなるほど。

病棟の中をゆっくりと歩いたりはできるものの、
それでもふらつきは完全に消えず、ゆっくりゆっくり。
シャワーにも入れていないので、入りたいものの、
今の状態ではなかなか厳しく、この日はパス。
とはいえ、車椅子でなく自分の足で歩けるというのは進歩。
希望を持っていかないと。

ずっと歩きまわることもできず、
基本的にはベッドの上で安静。
やることといえばテレビを見ることと、
スマホを使うことぐらい。
ブログに記録しておこうと思ったのもこのタイミングです。
ベッドに横たわりテレビをのんびり見るなんて、
ここのところ滅多にないですからね。
テレ東の昼のロードショーなんかを見てのんびり過ごします。
夕方には院内のコンビニ売店まで足を延ばせるぐらいまでにはなりました。
この調子でどんどん回復すればいいのですが、
それにしても入院がこのあとも10日近く続くのかと思うと、
気が遠くなる思いです。

続きます。
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突発性難聴 入院1日目

2022年01月13日 | 突発性難聴療養生活
昨日の続き。

朝起きてもめまいは止まらず、
言われた通り予約して、妻の運転で耳鼻科へ。
ここであれこれと検査をした結果、
目はぐるぐる回転してるし、
右耳はほぼ聞こえてないという状況。
可能性として、突発性難聴か内リンパ腫の疑いとのことで、
さらに大きな病院での検査を勧められます。
突発性難聴の場合、可能な限り早期の治療が必要とのことで、
こちらの耳鼻科で既に入院の調整までしていただきました。

時間を指定されて、近隣の大きな病院へ。
それまでは自力で歩いていたのですが、
広い病院をあちこち歩くのがかなりキツく、
この時点でお願いして車椅子での移動になりました。
押したことはあっても、自分が座ることはなかった車椅子。
まさかこんな形でデビューすることになるとは。
で、看護師さんに連れられて種々の検査。
採血、心電図、聴力、そしてPCR検査も。
あちこち引き回される間も、とにかくつらく、
これが一生続くことになると考えると恐ろしくなります。
3時間超、あちらこちらでの検査を終えて、やっと病室へ。
大部屋ながら簡易的な仕切りのある部屋を選択しました。
オプション料金は発生しますが、そこはケチらず。

入院もそんなに長くはならないだろうと思っていたのですが、
先生から伝えられたのは入院の目安は10日ほど、とのこと。
てっきり2、3日だと思っていたので、これがショック。
生後8ヶ月の子供と妻の2人を家に残してそんなに。
明日からの仕事も大きな穴を開けてしまう。
こんなことが頭を駆け巡ります。
なにより今まで欠かさず会ってきた妻子に会えない。
これが何よりキツい。
そんな精神的なダメージをうけつつ、
人生初めての入院食をいただきます。
嘔吐があり、ほとんど胃が空っぽだったので、
この日はお粥の夕飯。もうこれも気が滅入ります。
決して不味くはないのですが、やはり、ねぇ。
トイレに行くにもいちいちナースコールで看護師さんを呼ぶ。
足下に落ちたものも取れない。
こんな時、本当に健康のありがたさがわかります。

21時には消灯となるのですが、無論すぐに寝られるわけもなく、
あれこれ考え事をしたりして、22時半ごろ目を閉じました。
でも、なれないベッドや環境ではなかなか寝付けないですよね。
果たして明日からの入院生活、どうなるやら。

続きます。
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突発性難聴になる

2022年01月12日 | 突発性難聴療養生活
普段は寄席や落語会のレビューばかりをしていますが、
ちょっと別ジャンル。
タイトルの通り、急に突発性難聴なる病気を患い、
あれやあれよという間に入院になってしまいました。
自分の備忘録も兼ねて、記録をしてみようかと思い、
筆を取りました。しばし、雑文にお付き合いを。

正月ムードも抜け、いよいよ仕事を明日に控えたある日、
なんとなく右耳に違和感があるなーと感じたのが朝10時半ごろ。
予定していた献血に出かけ、
戻ってきた昼頃にはますます違和感が増幅。
買ってきた昼ごはんを妻と一緒に食べ、妻が買い物に出かける間、
子供の面倒を見て過ごしていたのですが、
このころから調子がおかしくなる。
ソファーから立ちあがろうとするともうフラフラが止まらず、
胸に込み上げる不快感。どうにもならずにベッドへ倒れ込むと、
さっき食べた昼飯を全て吐いてしまう有様。
この時点でもう明らかに普通じゃないと感じ、
とにかくベッドに横になるも、
寝ていても頭が回る感覚が止まらず、もう怖いレベル。

いきなり119もどうかと思い、♯7119に相談してみると、
もうすぐに救急対応したほうがいいということで、
救急車を呼ぶことになりました。人生2度目の救急搬送。
ちなみに1度目はバイク事故の時です。
このブログにも記載がありますが。
救急隊が到着するも、もう自分の足で立たず、
無理に起きあがろうとして再びの嘔吐。
どうにもならないので3階のベットルームから担架で運ばれることに。
なんともえらい大ごとになってしまったなーと思いつつ、
とにかく頭が回る感覚と、嘔吐との戦いでもう必死。
10数分のやり取りの結果、
近所の病院へ担ぎ込まれることになりました。
余談ですが、コロナ禍の激しい時には、
これでなかなか搬送先が決まらず、大変だったんですよね。
今また感染が再拡大していますが、
あそこでの長時間の待機はキツイ。

病院の救急口から入って、早速診察開始。
ところが、祝日ということもあって、
お医者さんたちもバタバタ。
スムースにいかないのはやむなし、
とはいえ症状はかなりきつい。
待たされている時間だけでも4回ぐらい吐きました。
あれやこれやと処置を受けても好転せず、次にMRI。
人間ドックで一度やって以来で、
まさかこんな形で2度目をやるとは。
当日は脳外科の先生がいないらしく、
別のところにいる先生とやりとりし、
結果的には脳にダメージはなく、
おそらく耳鼻科系の病気だろうとの判断でした。
しかしながら、この病院には耳鼻科がないため、
翌日改めて耳鼻科を受診するように、とのことでした。
辛くてどうにもならない私は、
ここで入院できませんか?と懇願するも、
当然ながら叶うはずもなく、
紹介状を書いてもらってタクシーで帰宅することに。

搬送されてから帰るまでおよそ5時間。
帰ってきたあとはそのまま倒れるように休んでしまいました。

次回に続きます。
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