自分たちのような立ち位置のアマチュア奏者が4人も出てくるストーリーだったからか
割と好んで毎週見ていました。
アマといっても番組のクラシック畑と我々ポピュラー畑の違いはあれど、
ストリートでの演奏シーンも随所にでてきて、結構みんな楽しそうに演奏してましたよねー。
最終回の展開では、カルテットのアンチファンから手紙が届き、
「あなた達は演奏レベルが低い、選曲もよくない、魅力はどこにも感じない、また聞きたいと思わせるところが無い。スキルの向上もない、将来も感じられない。名のある一流の演奏家と比べ、あなたたちが存在する意味は感じられない、まさに
ケムリのような存在だ。そんなあなたたちが、何故奏者をいまだにやっているのか、自分には理解できない。
(そういう自分も奏者を目指していたが、なかなか評価されない境遇のため、数年前に奏者を辞めた)
何故、評価されない状況に漬かりながら、いまだに奏者をしているのかー?どこに意味があるのか、私にはわからない・・・
というくだりがあって、
思わず自分の立ち位置を再考させられました。
こういう立場の奏者は、世の中にはホントたくさんいるんだよね。
プロとしてソレだけで生活できる奏者の下には、ソコを目指す(憧れる)何倍もの奏者がいると思いますヨ。
それぞれ、自分なりの演奏の意味合いを感じながら、納得しながら、生活しているんだよね。
「カルテット」番組最終回としては、明確な終止感があまりなかったように感じたけど、
トニックというより、いわばサブドミナントのメジャーセブンでエンディング みたいな。
なかなかに楽しませていただいた番組でしたー。
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