ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

演奏中の一瞬の至福がいいんだねえ

2007-11-28 21:10:50 | Weblog
演奏中に音楽の神様が降りてきて・・・

という表現をするときがあるけど

ライブでも練習でも そういったときがたまにある

それは、演奏イメージがお互いピッタリとシンクロしたとき

互いの音色が溶け合って、フワーッとした
えも言われぬ心境になる

そこには音量は全然関係ないんだよな

でも一人のソロ演奏だとなかなか体感がむづかしい

アンサンブルの妙だよね。

そういった一瞬があるのを知ってるから、
演奏はやめられまへん。















クリパの時期ですなあ

2007-11-22 18:27:28 | Weblog
曲をそろそろさらっておかねば・・
ホワイトクリスマス、ブルークリスマス、ハッピークリスマス
ザクリスマスソング、ラストクリスマス、クリスマスイブ、
シルバーベル、ママサンタ、ホーリーナイト・・

でも待てよ、これら定番スタンダードはいいとして、
さて、ここ最近の新しいスタンダードクリスマスソングってなにかあったかな・・

ヒットチャートに毎年この時期、クリスマスソングがあいついで顔をだしてくるんだが、
それが次の年また演奏でつかえるかというと、
そういった曲は非常にすくないと思うのね。

残念というかもったいないというか・・・

時代に消費されていく曲があまりにおおすぎるんだねえ・・。

折角流行の曲を練習しても、来年使えないんだよなあ。






ギブソンL-5って重いねえ・・

2007-11-20 21:36:28 | Weblog
知り合いのギター工房に行ったら、ギブソンのL5が修理品でおいてあった。
JAZZCATはギター弾きではあるが、こう見えてもギブソンのギターを所持したことが一度も無いんですな。
(全然 自慢にならんな・・)
一応フルアコは、コリア製エピのエンペラーⅡの改造品を使っていて、
まだコレで十分と思ってるしね・・。

さて、L5であるが、持ってみたら、結構 重ーい。
ずっしりとした重量感。肩がこるかも・・
ためしに生音でポロポロ弾いてみたら、
音量も小さく、とても箱鳴りのイメージに
ほど遠く、弾いていて楽しくなあい。
ガシガシ弾いても、バイブレーションが伝わってこない。

勿論、アンプを通して使うことが前提なので
フィードバック対策で、あえて生音は押さえ込んでいるということと思うが、
うーん なんかねえ・・・
自分としては、ハウリ易くてもいいから、ボディからバイブレーションが
伝わってくるほうが、いいんだよねえ。
ま、アンプ出しだと、印象がまた違ったのかもしれないけどね。

ちなみに自分のエピのエンペラーⅡ改造品だけど、
大きく手を加えましたん。
倍音の少ないハムバッキングからダンカンのP-90タイプの
シングルピックアップに乗せ換えて、モコモコ感を払拭。
更に表板のポリ塗装を剥いでもらって、ボディ鳴りを引き出しまして。
と、スタンダードのフルアコの音は、まるでチャキのピックギターになりました。
アンプを通してもはっきり違いがわかり、弦の反応がビビッドに出るように
なってます。
これで親指駆使してウエスとかのマネをやると、弾き心地もいいんですなー。
また、アンプ出しは当然ハウリやすくなった、と思いきや、そんなにかわりまへんな。

当分自分の好みが激変しないかぎり、このエンペラで十分遊べます。

うーん、まだまだL5は自分には遠い存在のようですにゃん。







で、


長年酷使された耳・・・

2007-11-13 20:04:08 | Weblog
日野さんと楽屋で話をさせていただいた際に、気になることがあった。
我々が質問することに、イマイチ反応が無いときがあった。
というか、質問しているときに こちらに耳を向けるしぐさも何度もあった。
日野さんいわく、「最近耳の聞こえが悪くなってきてねえ・・・」
おんとし65歳、これまで数限りないステージで ほとんど連日
長年演奏してきた彼の耳は
ボロボロになっていてもおかしくない。

演奏中の日野さんを見てるとそんなことも微塵も感じさせないのだが・・。

でもそうだよなあ・・
伝国の杜ホールでのライブのときも、Tpのマイク無しで
聞いているコッチの耳が痛くなるほど
音が大きかったもんなあ。
そんな楽器の音を 本人は
間近で聞いているんだからねえ。
(でも、ヘビーメタルやグランジのロックプレイヤーは
耳栓して爆音のライブをすることもあるとか・・)

いわば職業病ともいえるのかもしれないが、
ただでさえ老化はやってくるし、
できる限り 耳は大事にしていくに
越したことは無いよなあ・・・。

と チョットさびしく思った。








日野さんのことば

2007-11-12 20:15:14 | Weblog
日野さんほか、名だたる日本のトップJAZZマンからいろいろアドバイスを
受けた際に、質問したことがある。
「お客に受けそうな曲、なじみの深い曲といったラインナップが無かったのは
なにか意図があるのですか?一般のお客さんと演奏者側のコミュニケーションが
いまひとつとれていなかったように思えたんですが・・」
答えはこうだった。

お客に受けようと思ったら曲は古典をやればいい。ヒットしたレコードの曲を、その雰囲気で演奏すれば、客は喜ぶよ。
でもそれでは、モノマネなんだよ。ヒトそれぞれの個性がみんなあるハズだし、
昔の作曲家・演奏家とわれわれ個性が違うわけだから、モノマネだけでは自分を表現したことにはならない。
50年前に既にそういった作品を作り上げた彼らを超えることも、並ぶこともできない。
自分達はなにも古典を否定しているワケではないよ。
現に私の音楽的なお父さんはサッチモでありマイルスであり、彼らがいなかったら
私達はここにいないと思う。
若い頃は彼らの音楽・プレイをとにかく練習したからね。
ただ、今のグループでは、自分の音楽を作り上げるコトをめざしている。
お客に容易にうけいれられるとも思っていないが、信念をもってモノマネではない
自分達のオリジナルの音楽を作ることを貫いているんだ・・・

いやはや次元が違う言葉だった。
まさに音楽家であり、クリエイターである。

ただ・・われわれアマチュアは、
その古典も ろくすっぽ できないんだよなあ。
モノマネもチャンとできていないのよねえ・・