誰も自分から認めたくは無いハズ・・
事実、プロの音響業者さんや、ライブハウスの関係者は
聴力が衰えていくカーブが普通のヒトより確実に早く右下がりになる。
最近、あるイベントライブでエレベ弾いたんだけど、リハ時にバンドのプレイヤーから、
「ベースの音色がモコモコってかなりコモってるから、もっとブライトにしてよー」
という反応にチト違和感が・・
リハで自分がエレベの音色を調整した時に、確かにギラギラのベースは受け付けないので、
やや角を丸くはしていたが、それでも自分的には音色をカタめにしたつもりだったが。
結局、意見もあったことから、不本意ながら本番はカナーリ硬めの音でやったけれども。
で、
録音していたのを後日プレイバックして聞いたんだけど、
自分の好みからすればちょっと音色がブライト過ぎかなあ・・・
なんかね、
何故か、「もっと音色をブライトにしてよー」というプレイヤーの傾向があるのね。
総じて言えば、みんな生音がでかい方々・・・
そういや、とあるプロのライブで、
えらく音が良いというか、もっと言えば高音がキラキラすぎるような、刺さるようなPAの音を
何回か聞いた経験もある。
結局は、高音が聞こえづらくなってきている方々は、高音が足りないと思っちゃうのかなあ。
実際高音がでているのにもかかわらず・・・
人間は濡れても乾かせるからいいけど、楽器や音響機材は、濡れるとタイヘンなんです。
木で作られている楽器は勿論のこと、音響機材、電子機材ももってのほか。
屋外演奏のリスクは、やはり甘くないのよね。
機材の外側をビニールで覆えばいいというものではなく、
内側にも湿気が進入してくるので、その場はしのげても
ガリがのちのち発生してきて、接点不良の原因になる。
たまに、お客さんが何万人も集まるような有名アーティストの屋外ライブとかで、
雨の降る中、ビショビショに濡れながらもアーティストとお客さんが
一体となって異様に盛り上がるライブとかが確かにある。
コレ、故障してもライブを続行できるようにスペアの機材がちゃんと用意できてる
ビッグアーティストのライブだからこそなんですよね。
例えば、メインのボーカリストが使っているワイヤレスマイクとトランスミッター
プロ用の機材だし、安くても10万から20万円。
おそらくスペアは2セット以上は準備してあるし、もちろん何が故障しても
音を出し続けられる準備は最初からしてるはず。
危機管理にかけるお金がアマチュアとはくらべものにならない。
ハンパないッス。