ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

これからはトークと歌のスキルも必要か

2007-07-30 20:02:01 | Weblog
ヴァイオリンとアコギのDuoのライブを見てきた。

今自分が取り組んでいる編成と同じユニットなので、
参考になるところがどこかないかと じっくり見てきた。

ギターはギブソンのチェットアトキンスモデルの
鉄弦ソリッドエレアコのラインアウトをzoomのペダルに入れていた。
ヴァイオリンはクリップタイプのミニコンデンサーマイク。

スタンダードチューンからオリジナル曲まで、結構幅広いモチネタ。

2人のサウンドだが、わりとブルーグラスっぽい奏法に聞こえたな。

フムフム、自分がやろうとしているスタイルとまったく同じでもなかったが、
十分楽しいライブだった。

で、少し気づいたこと。

2人の前にそれぞれマイクがあって、オリジナル曲の弾き歌いもあり、
お互いのコーラスもあり、お互いカラミのトークも十分楽しめた。

楽器プレイヤーとはいえ、よりよいステージングを考えれば
トークやウタは今や必須になってきている感がある。

曲名だけのMCで、演奏を続けていくより、
やはりトークも楽しめれば、ぐっとお客さんとの距離は縮まる。

親近感を持ってもらったところで、演奏でバシッとキメれば
よりインパクトのあるステージングとなるんだな。

ライブは演奏だけでなく、演奏を含めたその時間を共有するものだから、
特に我々のような無名の演奏者は、より充実したステージングに心がけねば
と思った次第

であった・・・・




バンドも人員削減の時代・・

2007-07-25 22:11:54 | Weblog
今に始まったことではないんだが、バンドの世界にも人員削減の波が押し寄せている。
今までは5人くらいでVo入りでパーティー演奏をたのまれていたのが、
最近多いのは、Drはいいから、Vo入りで3人くらいでお願いします・・・
というパターン。
しかも昔の歌謡曲とかでお客さんがよく知ってるノれる曲を希望とか・・。

イヤイヤ ビヤパーティーでDrナシとは、そりゃ無理でしょう・・・。

しかもノリがいいやつ・・
てが・・・

組み合わせで考えられるのは、Vo・Key・Bあたりでしょうか。
またはVo・G・Key というのもあるか。
願わくばVoが何か楽器持って演奏できればなおいいんだがネ。


少ない楽器編成で最大限の効果を生むとすれば、
現状では 楽器プレイヤーがコーラスも
担当することである。

楽器を一個増やすより、コーラスを入れたほうが、パーティー演奏などではウケルことが多い。

が、これがなかなか難しいんだよ。

しかし人員削減のご時世、生き残るためには
できないとは言っていられない。

演奏しながらコーラスするのも 練習あるのみ。

ベース弾きながらコーラス、
ギター弾きながらコーラス
キーボード弾きながらコーラス。

願わくば、2人分のお手当ても欲しいところだが・・

へへ。













サイレントベースはWBの代用になるか?

2007-07-23 20:54:18 | Weblog
サイレントベースが各メーカーから出ている。
ひと昔前からすれば、ピックアップの性能は格段によくなっている。

と、当然思うのだが、実際に音をだしてみると、
やはり、WBとは程遠いモノがまだまだ多いようだ。

あのWB特有の、ズン、ぼぅうん という温かみのある音は
まず出せない。
しかも音が伸びすぎる。
ま、アンペグのベイビーベースは別として。
自分もアリアのサイレントを長く使用していたが、かなりミュートにてこずった覚えがある。

簡単にいえば、ソリッドギターでクラシックギターの音を期待するようなもの。


また、音程がWBよりハッキリと出やすいので、ピッチの悪いヒトは
より目立ってしまう。

たしかにサイレントはハウリングもしないし、運搬に便利だし、手荒な扱いも可能?というメリットはあるが・・。

音楽的には かえってエレベのほうが結果がよかったりするわけで。

エレベにフラットワウンドを張ってミュートつけてやったほうが
よりソレらしい。

サイレントを購入するのなら、WB、EB、に無い特徴を自分なりにみつけて
納得してからのほうがいいかと。


 

いいベースラインとは?(あくまで私見)

2007-07-22 16:15:51 | Weblog
よく聞かれることだが、
どうやったらベースラインがかっこよくできるか?
ソレらしいベースラインがとれるか?
ということ。

8ビートやボサのラインだったらそんなに選択肢はないので
頭悩ませることもないはずだが、
ジャズでは、4ビート、2ビート、ワルツ、モード・・・
ま、いろいろありますな。

使う音は間違ってはいないんだけど、
なんかしっくりラインができない。
同じ曲を演奏しても、かっこよくランニングするひとと、
イマイチのひともいる。

どーすればいいラインが弾けるのか。

各コード分散和音のアルペジオをとにかく意識すること。

小節の先々を常に考えていくこと。

音をだしたあと、次の音を出すまでしっかりビートをイメージできるか

ですな。


以上をよく踏まえてラインを繰り出していけば
イケてるベースラインに なるかと・・・


あと、自分の演奏の音を録音してよく反省してみること。

できるだけ録音したほうがいいね。

客観的にあとで自分のラインを分析してみて。

うまいヒトはできる限り自分の演奏を録音してるよ。

もっと細かく説明してみたいが

次回にでも。


ギターの歴史が変わっていたかも・・・

2007-07-21 22:14:14 | Weblog
最近ラテンバンドのビアガーデン演奏の練習をしていて、これが結構大所帯。
Vo、As、Tp2、Pf、Keyb2、EB、Dr、Perc2、
これにギターが2人。
ギターは音色が重ならないように、生ギターとエレキ。
自分はエレガットなんだけど、あらためて生とエレキの音色の違いというか
異なる魅力に気づいている。

ま、生と言ってもマイク録りではなく、インラインのピエゾピックアップのライン出力のため、忠実な意味での生ギターではないんだがね。

でもやっぱり、2つのギターはそれぞれ奏法も変わるし、出音も違う。

音を出す構造がまず違う。

勿論生ギターはボディだけで音を作っているから、楽器全体での効率よい鳴りが優先される。
弦の振動をいかにボディで大きく増幅するか。
各弦のバランスをいかに内部構造により整えるか。

この点エレキは比較的マグネチックピックアップの特性というのがそのまま出る。
ボディ構造も音色には関係しているものの、劇的な影響を与えるものでもない。
 
やはり楽器の周波数特性の広さは 生ギターにはかなわないね。
弾き心地も生のほうがいい。

ボサノバをエレキでやったら、正直うまくのれない・・というか。
音の伸び方が違うし自分の充足感がすくない。

単音で全く同じフレーズを弾いても、なんか生のほうが説得力あるんだよなあ。
音そのものに色気やシブさ等の色々な情報をこめられる。

比較的ソロパフォーマンスが多いギタリストは生ギターを使う場合が多いし、
エレキだとしても 周波数特性レンジの広い音作りをすることが多いし。

ま、中域に大きな特性をもつエレキの音も音楽スタイルによっては勿論ハマるんだけどね。


もし、エレキのマグネチックピックアップより先に、周波数特性の広いピエゾピックアップが世の中に出ていたら・・・
ギターの歴史は大きく変わっていただろうな。

マグネチックピックアップは 誕生していなかったかもしれない。

だと、ホロウボディよりハウリングマージンがとれるソリッドのエレキギターは登場する必要がなかったかも。

とすれば、ロックギターをはじめポピュラーミュージックの歴史がガラッとかわっていたかも。


ピックアップの誕生。
そのとき歴史は動いた・・・。