ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

ウタモノの曲の仕上げ方

2005-07-29 20:24:42 | Weblog
ジャズボーカルものを演奏する機会が非常に多い。ま、Voが入っている自分のグループでメインの活動をしているわけだから当たり前か。やはりウタモノが好きなのよね。ボーカルの良し悪しはバンドサウンドのなかで当然かなりのウェイトを占めることになる。なんたってメロディーと歌詞のチカラは大きいのだ。声質ももちろんだね。最近になって歌い方のスタイルというか、存在のありかた?を研究するようになった。
まず、バックのバンドの音をよく聞いているか?いくらうまくてもバックのサウンド・カラーを理解していない歌い方はまずいよね。Voとバンドでひとつの曲のカラーがうまく出せればいいんではないかな。また、ときにはバックを奮いたたせるのもフロントの役割。お互いが刺激しあってより曲に深みが増す。
また、ウタっていないときの表情、しぐさ。コレもかなり重要。楽器のソロのときにどういったしぐさをとるか?フロントは目立ちますよん、お客さんの目線はウタの人をマズ追いかけるからね。曲の中にドップリと入り込むことが必須ですな。
音程の確かさとか発音とかも勿論だし、Voってやっぱたいへんなのよね。でも憧れるよねー、自分ではウタはうまく歌えないから・・・。
そうそう、バックのプレイヤーも自分で歌えるひとだと、また一体感のあるサウンドになるよ。
口にはださないけど、プレイヤーだって曲を歌うべきだね。

スペインは演奏できたほうがいいんでしょーか?

2005-07-28 20:36:14 | Weblog
あのチックコリア作曲のスペイン。多分皆さん一度はトライしてみたことあるんじゃないでしょうか。ソロ部分のコード進行はおなじみスパニッシュな感じで、フリジアンなイメージでまとめればいいとして、キモはなんといってもあのリフですな。がんばってみんなで合わせて完璧にそろえばこの上なし。が、気をぬくとアララアララ・・間違えやすいんだな。結構リクエストがくるときもあるが、意識的にまじめに取り組んだことは今まで無かった。あのリフはマアできるんだけどね。でもちゃんとやれたほうがいいよね。一応最後まで。ギターなら問題なくできるんだが、ことWBだとポジションが結構キツい。全てのノートを弾こうとするとハイポジしかないのよ。ローポジだと一番低い音が出ない。それでも問題はあまりないんだけどね。
プレイヤーじゃなくてもケータイの着信をスペインに設定してるひともいるみたいだし、ま、皆で盛り上がったときにビシッと演奏できれば株もあがるってなもんで。

PE’sは知ってるよね

2005-07-27 21:11:12 | Weblog
ジャズといってもホント幅広いよねー。古くはブルース、ニューオーリンズ、ビッグバンド、そしてビバップ、モード。ラテンやゴスペル、などなど。そんな中でやたらパワーのあるPE’sという最近(でもないか)のバンド、しってるでしょ?オーソドックスなジャズファンは多分認めたくないようなサウンドである。お客さんはタテのりで踊ってノッて聞いているんだよな。まるでインディーズのロックバンドなんだが、これをどう思う?
キーボードはシンセみたいな機種にシールベタベタ貼ってあったりしてDrは決してレガートでは叩かないみたいな。tpとtsの2管、一応ウッドは使ってるけどね。
自分はこういうのもアリかな?と思う。もともとビバップなんかもその踊り方があったくらいだから。踊る音楽がジャズということではないが、ジャズの進化系でPE’sみたいなのも時にはいいと思うことがあるよ。
でもズーッと続くと多少は疲れるけどね・・・・ウン。

蔵王のマイルストーン知ってる?

2005-07-26 19:07:35 | Weblog
蔵王温泉にマイルストーンというレストランがあるの知ってる?場所は樹氷橋を越えてエコーホテルまで行かない左手前。ごく小さい森の中の山小屋風のレストラン。どうも名前が名前なので以前から気になってたんだ。でもなかなか開いている時間にいけなくって、ま、そのうちと思っていたが、最近たまたま通りかかったときがあって、ふらっと入ってみたんだが、ここが結構おもしろかった。
店主一人でお店をやってるんだが、ピッザがでかくチーズもボリュームあっておいしい。ポテトも作りたてでホカホカ。ウン、おいしいところだった。で、その店主だが、これがまた曲者で、なんとカントリーミュージックが大好きで、昔からいろいろと自分でウタっていたらしい。勿論スキーのインストラクターでもあるから冬はまた忙しいのだが、オフシーズンの夏場はこうしてレストランをしているみたい。
どうやらマイルストーンはジャズのカラーでなくてカントリーのマイルストーンだった。
マツモク製の30年ほど前に作られたドレッドノートのギターを抱えてお客さんに合わせて歌うのも好きみたい。しばしギター談義に花が咲いて、お互いの音楽史などを語り合いながら、フォークソングのセッションなんかもしてお店をあとにしたんだ。
また行ってみたいとこだね。

ウッドベースのピックアップの話・続き

2005-07-25 22:10:20 | Weblog
ウッドベースの駒のドコにピックアップをつければ自然な音を拾い上げることができるのか、自分なりに研究してみたのね。まずドコにつけても駒本体の固有の音(木のコンコンという音)は入ってくるようだ。これは避けられない。EQでうまく調整するしかない。これを前提として、ピックアップを斬る。
まず、BP-100のような弦の直下タイプ。弦自体の鳴りをもっとも拾うよね。レベルも稼げるから他の楽器にも負けない音圧が得られる。フィードバックにも強い。が、反面音の減衰の仕方が直線的で伸びすぎる場合が多い。せっかくのウッドらしい減衰の仕方が得られない。ハコのふくよかさが表現出きないのである。エレベ的な印象は免れないでしょう。勿論弓はキーキー。裏ワザとして右手のピチカートの場所をネックの上のほうにすると少しよくなるみたい。
リアリストのようなE弦の足下。ハコの音をもっとも拾う。だから弓もOK、ボンボンとある程度楽器から離れた場所で聞くウッドの音だな。クラシックやビッグバンドのベースには一番向くかも。反面、弦のウェットな倍音というか、ハーモニクスはあまり出ないので繊細さを狙うには不向きかな。
で、アンダーウッド。これは次回にご期待・・・・。