きれいなカタチで整っている形状やハーモニーは、それ自体安定しており美しいもんです。
コードで言えば、例えばC6やAm。
でも、ここに更に音を足していってMaj7やm7、m9、add9、m11 13とかにすると
大幅に色彩感がカラフルになるよね。
更に更に、
コードトーンに半音ずれた音を意図的にぶつけて、♭9や#9、mMaj7になると、
当然かなり濁ってくるが、コレがなかなかアダルティというか言い換えればカッコいいのよね。
なんでなんだろ?
特に、アコギなんかであえて半音どおしをぶつけて濁らせると、
何故かファドというかジプシーというか、男と女の悲哀というかが見事に表現される。
コレは同じコード楽器のピアノではナカナカ出しにくいサウンドなんです。
ピアノではもともと2本又は3本の弦が一緒に発音されることで
単音弾きでもコーラス効果が伴い、ふくよかな音になるんだが、
半音上下、例えばシとドを同時に弾くと、結局4本又は6本がぶつかり、濁りすぎてしまう。
アコギはゆえに 奥深い。