仙台文学館で行われたイベントで、詩のバックでソロウッドベースを弾いてきました。
打ち合わせ段階では、たぶん正解のないこの演奏について、
アレコレ表現を自分なりに模索して悩んでもいたのですが、
イザ、本番で詩の作者さんとステージに一緒に立って、その場の空気感に浸りながら、
いよいよ詩のリーディングが聞こえてきたとき、自然体で腕が弓を弾きはじめたんでした。
・・・
アレレ いったい自分は今ナニを弾いてるんだろ・・とちょっとビックリしつつ。
打ち合わせで考えてたフレーズと違うメロディを、何気に繰り出していたんですね。
リーディングも穏やかなところから迷いを表現しているとことかの場面での緩急があり、
それといっしょに自分の音も弓からピチカート、ハーモニクスや雑音、ピアノからフォルテまで、さまざまに変わっていって、
というか
あらかじめ考えていたフレーズとは違うフレーズが、どんどんひとりでにつながっていく不思議さを頭のどこかで感じながら、詩はクライマックスを迎え、
リーディングが終わり、その余韻を受けてのソロ演奏になりまして。
ソロの出だしのフレーズも、あらかじめ原稿にメモしていたモノと、異なったものが出てきてしまいまして。
あ~こりゃどーなるんだろ・・・全然違うのを弾いちゃってる・・・
こうなれば、右手と左手に任せるしかないなあぁー
ある意味自分の頭をあえて真っ白にした状態でソロベースを弾き続けて・・・
コラボは終了しました。
すいません
正直どのようにベースを弾いたかを正確に覚えてはおりませんのです。
普段滅多にしない不得意な弓弾きを多用もしながら、よく弾けたもんだなあーと不思議な気持ちです。
でもまさにコレ
JAZZだよなあ。