ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

文翔館JS終えて(やっぱり音響が

2008-11-04 21:17:15 | ひとりごと
会場がかなりライブな場所での演奏。
天然の響きがついて、弦楽とかにはよろしい面もあるんだが
反面、低音が伸びすぎ、音像が不鮮明になるというマイナスもある。
だからそういった会場は、非常にPAは難しくなるんですよ。
高音域は特に問題はないんだけどね。

そういった音場の中においては、
スピーカーから大音量を出したり、フロントやモニターなど
複数のスピーカーを使ったりすると
絶対に低音の響きが残ってしまうため、
なるたけ出音に余計な響きが付かないように
スピーカーをお客さんの至近距離に複数置いて
小さい音で出してやる方法があるんだけど、
各々のスピーカーの位相をあわせたり
音源の遅延時間とかを細かく調整しなくてはいけないため
かなり大掛かりの仕掛けが必要になる。

こういったシステムまでに手をのばせる予算は、フツーのイベントでは
考えられない。
じゃ、どーやって低音の伸びすぎを防ぐか?

低音パート楽器は、なるたけ短めのスタッカート気味に演奏するという手もある。
どっちみち低音がノビてしまうので、はじめから短めに弾く。
でも、この方法は、演奏している本人にしてみれば
全く気分がのらないのである・・・

あとどんな方法があるか?

PA全体の音を下げる、という方法。
コレ意外に有効です。
または、PA音量を下げた分、逆にお客さん側が
演奏バンドやPAスピーカーなどの音源に近づいてもらう。
客席を寄せるわけですね。

そもそも小さな音であっても、人間の耳はちゃんとZOOMして聞こうとするものだし、いい演奏であれば、音量が無くても、ちゃんと満足できるものなんです。

どーしてもPA業者さんは、ハウらないで、いかにフロントの音量をあげたがるもんでしてねえ・・








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1 コメント

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お手伝い3 (k.kishi)
2008-11-05 23:16:04
会場が、かまぼこ(?)型なので裏方にいて感じたのですが、PAからの回り込んだ音の方が良く聞こえたのは記憶にあります。
お客さんに直接スピーカーを向けるよりナチュラルエコーが良い会場なのでノンPAが望ましいけど無理なのでスピーカーの高さや向きを変えるとホール全体のいいとこ取りができるんじゃないかな~。
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