昨日(30日)の24MHzのコンディションは18:00jstから20分程度で急激に上昇したので今日も少し前17:00前から聞いてみた。最初は信号が弱く数局しか聞えなかったが やはり18:00jst頃に急に聞こえ出しEUの局が56~59プラスで入るようになったが周期の早い可也深いQSBを伴っている。相手の信号はGPだと56~57程度、ビーム組は59で入感する程度、ビーム組はQSBの深い谷間でもほぼ問題なく送信内容を了解出来るが GPやワイヤーのアンテナの局はQSBの谷間では了解出来ない部分が有った。
24MHzで運用する場合、14MHzや21MHzの運用時の様に簡単に信号強度を送れない 56を送ってもQSBの為、次のトランスミッションを了解出来ないケースは侭ある。特に問題なのは相手の名前のコピー、ショートQSOが多いので せめて相手の名前くらいは正確に取りたいのだが其れさえ侭成らぬ状態もある。
海外の局の名前はロシアや北欧の局の様に同名が多い国は予測が可能なのだが、ヨーロッパの自由主義国家は其々まちまちで予測が難しい綴りが了解出来ても発音が解らないケースも多い。私は発音が解らない時は「スペルは解りましたが貴方の名前はどう発音するのですか?ゆっくりと御願いします。」と聞き直すのだが 其れでも発音が解らない時が有る何回も聞き直せないので適当に其れらしく誤魔化すのだが原因はローマ字読みする処に問題が有る様に思う。
私もそうだったがDXを始めた当初はQTHと名前のコピーが完全に了解出来てから呼びに回っていたが やはり誰しもここらが関門の様である。ここを乗り越えると、くそ度胸でCQを出してみる。CQの局を呼ぶより自分がCQを出し呼び出す方が実は楽である。何故なら通信の主導権は自分側に有るのだからシグナルレポートの交換で終わろうと名前とQTHの交換で終わろうと自分の実力の範囲で相手をコントロール出来るからだ。
其れから名前の事だが 最近はTomとかRoyとかアチラ方面の名前を使う方が増えてきたが私は40年以上前から使用していた 当時は殆んど居なかった様に思う。ただ日本でも名の有るDXerで一部使用していたが稀であった。私はDXの交信は以前からTonyを使用しているが別に格好付けて居る訳では無く、理由は海外の人が聞いて直ぐ解る名前で聞き間違いが殆んど無いから使用している。当時は日本では限られた名前が多く圧倒的にToshiが多かった様に思う。アマチュア人口の多いJAで少しでも覚えてもらう為に奇を狙った感は少しは有るが此れも一つの手段として有りかな?と思う。とにかく簡単明瞭が一番だ。従って私はQTHの紹介はAnanを使用している母音から始まる発音で字数も少なく繰り返しどの国の人も抵抗無く発音しているしコンディションの低下により聞返される事は有っても発音上の問題で聞き返される事は殆んど無い。
其の内,ラバースタンプのQSOを其れらしく出来る様に成ると突然、早口の英語で長々と話し掛けられたり質問に遭遇する。特に18MHzや24MHzを運用している時は要注意、私もこの様な経験は何度も有る。この時の対応は3通り有る。其の1、相手の送信内容にレベル的に対応出来ない場合、相手の送信が終わったら すかさず「ごめんなさい 今電話が掛かってきたので失礼ですがQRTします。」其の2、「今 XYLからブレークが有りました閉局します。」このケースは古今東西の嫁持ちのアマチュア局は経験の有る処、ご理解を戴けることは間違い無し 其の3、此の方法は最後の手段、過激だが目を瞑って黙って無線機の電源を落す・・・・・・
第三の方法は私はSSBでは経験無いがCWの交信で長々3分程、高速で打たれ何も解らず送信出来なかったが相手は無線機のトラブルと思ったのだろう暫く何か打っていたので逃れる為 止む得ず電源を落とした事がある。流石に電源を落すと信号は聞えなくなるが、赤面の至り、良心の呵責に苛まれる事は必至で有る。
冗談はさて置き異文化との交流は苦労も有るが得る事も多い。世界を相手にして自分の世界を広げるのだから其れ成りの努力は必要、偉そうな事は言えないがアマチュア無線を志した者なら一度は挑戦すべきと思う。