私が高校生時代に開局、そして社会人に成っても継続して来たアマチュア無線の最終目標、全世界、全市、全郡、全行政区、全町村のマルチ・バンド、マルチ・モードでの交信が本日、2012年 4月7日 16:04JSTに最期まで残った沖縄県島尻郡与那原町JCG47002PをJO6XMM/6の安養子さんとの7MHzのSSBでの交信で達成した。開局当時はこの様な大それた目標は持っていなかったが23歳頃、本格的に海外との交信を始めた頃に一生の内に是非遣り遂げようと心に誓った。
電話級の国試に合格して最初のJA5CBBを開局して45年、現在のコール・サインのJH5AVMにしてから40年の月日が流れた。開局以来、本格的に無線をする為、最初に就職した大阪の会社を辞め、最期まで務めた会社も定年前の5年間は転勤族に成る為、早く退職、犠牲にした物も多かったが、この目標だけは何が何でも達成しなければと頑張って来た。
アマチュア無線に何故、是ほどのめり込むのか?私自身も良く解らないが何故か血が騒ぐのだ。多分死ぬまで解らないだろう原因は単純な物でなく色んな事が複雑に絡み合っていると思う。唯、言える事は兄の影響と、其の援助で其の当時、学生の身分で難しかった開局が出来た事が大きかったと思う 其れが無ければ此の世界に足を踏み入れては居なかっただろう。
其れともう一ついえる事は幸か不幸か其の後のアマチュア無線活動は必ずしも順調ではなく牛歩の歩みで有った事が幸いした様に思う。何時も恵まれた局を見て挫折を感じながら「何時かは何時は」と思いながら一歩一歩前進して来た事が最終的にバネに成った。そして其の事は最上級のライセンスに繋がり無線設備の拡張に繋がった。目標達成までの期間は決して早くは無いが 寧ろその事が私にはプラスに作用したと思っている。短期で一気に達成する人は意外と無線の世界から足を洗った人が多い 「こんな物か?」の安易な達成感から次の目標を失うのでは無いだろうか?
本日、達成した事は、他人に自慢出来る物では無く自分自信の目標に対する挑戦の結果である。 次の目標は全都道府県からのQRV、順調に行けば其れも今年中には達成できる見込み その次は海外の何処かの国からの運用・・・・・私のアマチュア無線での夢はまだまだ続く。