黄昏叔父さんの独り言

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 四国八十八箇所霊場 第12番札所「焼山寺」

2019年02月23日 19時19分01秒 | 四国88箇所霊場

        


 焼山寺山は(標高938mH)の8合目付近にあり、四国霊場で2番目に高い山岳札所。剣山や白髪山などの四国山脈の山々が広がる眺望は素晴らしい。四国霊場には「遍路ころがし」といわれた札所が幾つかあるが、焼山寺も其の一つで、昔から険しい坂道の難所を辿る「修行の霊場」で在った様だ。現在は山上まで狭いが舗装された車道が通って居る。此の寺の縁起に寄ると飛鳥時代に役行者が山を開いて、蔵王権現を祀ったのが寺の始まりとされて居る。処が此の山には神通力を持った大蛇が棲んでおり、しばしば火を吐いて農産物や村人達を襲っていた。弘仁6年頃、弘法大師が此の地を巡られた時、一本杉で休んで居た処、阿弥陀様が現れた夢を見た。目を覚ますと目の前が火の海に成っている。其処で麓の垢取川で身を清めて山に登ると、大蛇は全山を火の海にして妨害した。大師は真言を唱えながら進んだら、大蛇は山頂近くの岩窟で姿を現した。大師は一心に祈願し、虚空菩薩の御加護のもと其の大蛇を岩窟に封じ込めた。そして自ら彫られた三面大黒天を安置し被害を受けて居た民家の大衆安楽と五穀豊穣を祈った。また山は焼山と成ってしまったので「焼山」の寺名と成ったと云う。其の後の鎌倉時代の後期には後醍醐天皇(在位138~39)の勅願書と成って居る。境内には樹齢数百年の杉の巨木(県の天然記念物)が並び巡礼者を迎えて居る。


 此の寺には2年位前に訪れた事があり急勾配の細い山道の途中で何回か送迎用のマイクロ・バスとの対向時に手間が掛かったので此の焼山寺に向かった日は朝の06時に起きて山頂の駐車場には07時過ぎ頃には到着した関係で途中での対向車は1台も居なかったが山頂の駐車場には県外の乗用車が既に1台停まっていた。如何やら皆さん考える事は同じ様だ。到着は向こうの方が早かったが休憩して居るのか周囲には人影は無かった。


 其れから良くは解からないが道幅の関係で大型観光バスは登れ無いのか?下の平地にマイクロバスが何台か居て其処で乗り換えている感じがする。従ってタイミングが悪いと此のマイクロバスと顔を付き合わせる事に成り多勢に無勢では此方がバックせねば成らないので結構面倒くさい事に成り、歩きで行くのも大変だが車を利用した遍路でも結構大変な場所である。此処は可也高い山なので道路の凍結や積雪がある事を心配して臨んだが此の日は其の心配は全く無かった。


 此処では家内と供に本堂で納経を済ませ納経所で掛軸と納経帳に納経した印を貰う心算で行ったら未だ準備中で納経所が開いて居らず暫く待って準備出来次第の一番乗りと成って四国霊場の12番目で初めて其の日の一番最初の納経と成った。


        















































































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