少し前から出始めているVU7AG(738A Laccadive IS)昨日まで何処のバンドでも交信が出来て居なかったので今日は何れかの周波数帯では交信せねばと昨晩11時過ぎに早めに布団に入った。50MHzを除く私がQRVが出来る周波数帯は過去に交信済みなのだが矢張りぺディションで出てくれば御祭りに参加しない手は無い。
せっかくの機会なので何処かの周波数帯でせめて一回は交信しておかなければ・・・其のプレッシャーと例に寄って気分的にのめり込むと直ぐに目が覚めてしまい夜が眠れない。今朝は午前3時前には目覚め布団の枕元のノート・パソコンでクラスターで運用状況を確認したが運用はしていない様子、布団の中でインターネットを見ながら過ごし4時を回った処でゴソゴソと起き出した。14MHzは14.260MHzでSSBで運用中の様子、14MHzのアンテナをSPとLP方向に何回か回し聞いてみるのだが了解出来る程の強さで無い。7MHzは7.160MHz出ている様子だが此方も私の設備では出て居るらしい感じはしたが信号は完全にノイズに押されて埋まっている。そこで頼みの綱の3.5MHzのCWの信号を探したが3.506MHzで有ったと思うがピコピコの断続する信号で此方も聞こえる状態ではなかった。仕方が無いので時々状態をチックしながら7MHzのCWで数局交信したら周囲が明るく成って来た。
VU7AGとのパスは早朝よりは日が昇ったほうが有利に思われたが今日は日曜日で沢山の人が待ち構えて居るので出来る事なら競合の少ない早朝に何れかの周波数帯で一回交信を完了し気分的に安心したかったのだが?其の作戦は見事に失敗した。その後の午前中は無線機にかじり付き戦闘体制に入ったが彼らの運用は3.5MHzと7MHz帯共に午前中の早い時間で次々とQRTしてしまい信号強度も上がらず呼ぶチャンスも無い状態の中で終わった。
午後からに成るとチャンスは14MHzか21MHzしか無いと想定したが以外にも24MHz帯のCWに出て来た。此の意外な展開は私にとっては有利で多分交信は出来るとたかを括ったが其の信号は弱く信号はノイズの中で浮き沈みする状態で特に伝播がショートパスなのかロングパスなのか?判別が付かない状態で(多分ロングパスの様に思えた)非常に弱弱しかった。此の周波数帯は私のアンテナは5エレのモノバンド八木、パワーは別にしてアンテナは自局としては一番勝負出来る設備で呼んだが手応えは全く無い状態、明らかに相手が聞いている周波数で呼んでも呼び負け、通常の運用時の呼び合いに少し自信を持って居たがぺディションの呼び合いに成ると歯が立たぬ事を思い知らされた。
コールした時間は30分以上有ったと思うがスプリットでUP1~4KHz中心にそれ以上くらいの広がりで有ったが突然信号が4~5分間途絶えた。多分コーヒーブレイクかオペレーターの交代だろう?相手からのQRTする旨のアナウンスは無かったので必ず再び出てくる事を信じて待った。この様な時間的空間が発生すると呼び手側にはQRTしたと早合点して諦めや集中力が途切れて油断するので相手が再開し始める最初が勝負時と考え息を潜めて待つ事数分間、再開時に何KHzーUPで呼ぶのか?が勝負の分かれ目と感じた万一、対応を間違うと1~2分で呼び幅が広がってしまい難度が極端に上がってしまう。
呼ぶ側の周波数は最初は1KHzか2KHzUPが常識的な判断と思い どちらで呼ぶか最後まで悩んだがオペレーターが変わったなら常識的にスプリット運用の周波数関係は必ず極端に離れた周波数で無く確認してから出てくる筈、だとすれば1kHz-UPが確立が高いと判断し其の準備をして相手の出て来るのを只管待った。可也間が空いた状態でVU7AGがCQを打って出て来て受信に入った次の瞬間「届け」と言いながらコールを打つと一番最初にコール・バックがあり13:20JSTに24MHzのCWで交信が達成出来た。
時間が掛かったので交信成立は当然嬉しいが其れよりも相手の癖や心理状態や状況を読み取り予想が的中し成功した場合は喜びが倍増するし達成感を寄り強く感じるし呼び合いの中で偶然出来る交信とは違い価値ある交信と成った。その後、コンディションが上がり10分程度でSメーターが十分振れる信号強度に成り安定に入って居たので結果的に一番難しい時に挑戦した様子、流石にビギナーの私には其処まで読み切れなかった。まだまだ修行が足りない様である。しかし今回の交信は次に繋がる交信と成った。