パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

ドラッカー・コレクション珠玉の水墨画 at 千葉市美術館

2015年06月21日 | アート・文化
「マネジメント」の創造者。経営学の神様。
日本人経営者は、ドラッカーと聞くと、「ヘヘぇ~」と土下座をします。欧米より人気があったのではないか?と思います。それは、彼の思想が東洋哲学に近いからだと思います。

1693年、3度目の来日の時、富士山に登って、ご来光を拝めたと。どんだけ親日なんだよ。(笑)

それはそれとして、この展示会ですが、知の巨匠による審美眼が如何なるものなのか?を十分に堪能できます。一流ですね。室町時代の物が多いです。雪舟ね。
その他にも、伊藤若冲もあります。若冲は近年注目され始めた画家です。それまでは、日本人も無視していた。先見の明がありますね。

しかし、伊藤若冲のコレクションで有名なジョー・プライスの審美眼とは、大きく違いがあります。
それは、描かれた絵、そのものを鑑賞するのではなくて、用紙の空白の部分を含めた、用紙全体のレイアウトを楽しむと言う事。
ドラッカーは、日本の美の本質を理解していると思います。

「日常の狂気から冷静さを取り戻すために、水墨画を愛でた」と言っています。
私が考えるに、東洋哲学の導入により、新しい学問の分野を想像したと。そのきっかけが水墨画だったと。
形而上学的思考は、限界があると。それでは、他の学者から頭一つ飛び出さないと。何か外来からの新しい血が必要だと。そこで目を付けたのが、水墨画から入る東洋哲学(日本)だったと。

形而上学がダメなら、反対の弁証法的方法で問題解決ね!って事かな?
西洋に対する東洋を対局に据えて、互いの矛盾から、新しいモノを生み出すという。

ああ、美術の感想になってないな。(笑)

ところで、1階のホールでは、このようにコスプレした千葉ネェちゃん達が。ナニするんだろ?
  
コメント
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